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503話

久しぶりにゾイドサーガやりたくなりまし唐突に。

新作出ないかなぁ

「え?何??・・・恭輔から動物プレゼントされたの私???」

「うん」

「ニャ?」

「・・・なんで?」

「幸運が来る猫なのよそいつ」

「うん」

「その幸運で彼氏を捕まえろと言うことです」

「ほう・・・」

「ちなみに母さんに聞いたら今すぐに上げなさいとか言われたので親公認です」

「なんで!?!?」

「ニャ!?」


いいじゃん言うこと聞いてくれるから普通の猫飼うのより楽だぞ。
















「ふぅ」

「お帰り~。どやった?」

「ん?母さんからのメール見せて一発解決した」


恐るべし母さんの力。

まぁそれだけ一人の娘の事を心配しているってことなのでね。


「んで?お前らいつまでいんの?」

「???」

「・・・あ、私たち?」

「そうに決まってんだろ」


これから・・・というか後数日で花と戦うことになるんだけど。

負けたから顔を出すっていうのはわかった。

だが、それまではこいつらどこにいるんだってことだ。


「・・・あ」

「やっぱり忘れてたのか・・・」


女神たちが守っていた場所は、自分達が住んでいた場所だろうという想像はしていた。

だが、その場所を奪われたのだ。だったら、住む場所もないよな?


「ないです・・・」

「・・・」(グマグマ

「いつまで食ってんだお前も」

「・・・ゴクン・・・美味しい」

「知ってるよ」


だってニホリが作り置きしてたスープだし。そら旨いわ。

ってそうじゃない。自分の住む場所の話だろう。


「・・・問題ない」

「う?」

「ん?ないん?」

「ない」

「・・・と、言っておりますけど?」

「・・・なんでないの?」

「お前が言うのか」


なんで女神側の方が困ってんだよ。

・・・ああ、これ俺が聞く流れか。


「なんで大丈夫なんだ?」

「・・・ダンジョンの中に住む」

「・・・ああ、確かに大丈夫かも」


割と普通の案だったな。

こいつらにとって、ダンジョンの中は危険な場所ではない。

それどころか、他の変な場所より落ち着くんじゃないか?


気になるのは、今のダンジョン事情なんだが・・・


「大丈夫なのか?」

「問題ない」

「・・・あ!そうね。大丈夫だわ!」

「ほう?」


今のダンジョンは、徐々にあの花の影響が出始めている。

魔力がなくなってきているから、中の環境が少しずつ変化しているのだ。最悪、ダンジョンが消失しかねない・・・と思っていた。

ところが、とりあえず女神たちがこれ以上被害が出ないようにはしたらしい。

だからまずはこれ以上の変化は起きないそうだ。

つまり、安定した環境が整っていると言うことでもある。


「私たちの魔力なら、自分達の住むダンジョンだけなら操作できるのだわ」

「あ、力は残ってるのか」

「出し切る前に負けたのだわ・・・」


悲しい現実だった。


とにかく、住む場所に関しては問題ないようだ。

食料も・・・ダンジョンの中なら問題なし。俺だって育ててるし、そもそも人型が持ってくる物は全部ダンジョン産だ。


「まぁお料理出来ないのだけれど・・・」

「よく生きてこれたな今まで」

「食べなくてもいいし・・・チラ」

「チラチラ」

「・・・ニホリさん?」

「うー!」

「いいってよ」

「やったー!!」

「・・・」(グッ


無言でガッツポーズするくらい嬉しいか。

はぁ・・・まぁ別に悪いことではないか。

女神たちがいれば、残りの時間で詰め込みも出来る。俺に足りない物・・・それを少しでも補わなければ。


「近くに居れば、聞きたいこともすぐに聞けるしな」

「ええ。これからはずっとサポートに回るのだわ」

「がんばる」

「頼むぞ」


ありがたいサポートメンバーだ。


「うん?当日は戦わんの?」

「・・・というか、戦えないのだわ」

「はい?」

「・・・うー?」


フミが不思議そうに首を傾げる。ニホリもなんでー?と聞いているから分からないのだろう。


俺は・・・大体想像がつく。


「お前らが取り込まれた取り換えしがつかないからだろう?」

「その通りなのだわ」

「・・・あー」

「うー」


フミとニホリも分かったようだ。


女神たちは、確かに花との綱引きで負けた。

地球の魔力をコントロールする部屋の様な場所を奪われたって感じだ。


だが、それでも女神たちはまだ力を持っている。

それの中で一番大きい物は・・・地球の制御権だ。

これを取られると、際限なく地球から魔力を吸うことが出来てしまう。

今はまだ、根を張っているから吸えているのだ。その制限がなくなると・・・ちょっとマズイ。


「根を切れれば、まぁ止められる行為が止まらなくなるのはな」

「そらあかんわ」

「完全に止められなくなるのは本当に良くないのだわ」


最悪倒しきれなくなる可能性すら出てくる。

根を張って、そこから魔力を吸うって行為であるうちは吸収する量にも制限もある。

根の許容量を超えるレベルでの吸収は出来ないから、それを越えれば倒せる。

だけど、根無しで吸収が出来るようになると・・・際限がなくなる。


物理的な制限が取っ払われるのだ。マジで勘弁してほしい。


「だから、私は絶対に戦えないのだわ」

「マジで最後の手段になるな」

「そうなったら恭輔ちゃん達も負けてるだろうから。間違いなく終わりなのだわ!!」

「はぇ~・・・人型ちゃんは戦えるん?」

「ん」

「お、行けるんか」

「まぁいろんな権限を私に戻すのが前提だけどね?」

「・・・ちなみに恭輔にそれ与えたらどうなるん?」

「うーん・・・結局暴走の危険があるし、お勧めは出来ないわ」

「あーそれがあったわなぁ」


それは俺も考えた。

だが、結局俺の問題が解決できない以上、それが出来ないのだ。

花と俺の違いは、力を受け止める為の器のサイズの違いだ。

俺も大きい方らしいが、花に比べたら小さい。

未来の俺は花より大きいみたいだけど・・・それは暴走した結果だからな。


「今の俺だと。意味がないんだよな」

「む~・・・そううまい話はないんやな」

「まぁ仕方ないさ」


俺が出来るのはあ、俺達の戦力の底上げ。

肝心な部分は、未来の俺に託すしかない。

ここは、前からままならないなとは思ってはいるが・・・どうしようもない。


「女神的には何か考えがあるか?」

「無理ね。時間が足りないわ・・・後2年あれば違うのだけれど」

「だよな・・・ハァ」


やっぱり時間が足りない。


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