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486話

一本おまけが出来上がりそうなんですけどこのタイミングでいれて良い物なのか

「まぁ理由はいいわ。肝心なのはやることだよ」

『そうなんですよねー』

「一体全体何をすればいいのかー」

「伸ばすな」


やる気あるのかこいつらは。


『そらもうね!!』

「伊達に未来から来てませんよ!!』

「逆逆」

「うー」


こいつら2人いるとツッコミが多くなって話が進まねぇ!!


「ええい!とりあえず何かしら意見出してけ!」

「『はーい』」

「・・・う」

「不安だ」


激しく不安だ。














そして1時間が経った。


『飽きました』

「怒るよ?」


殴りたいこの笑顔。

しかもわざわざ人型になって俺に殴られたいんだなうん?


流石に俺のマジ加減を感じ取ったのだろう。

ヨミがヨミの後ろに隠れて、さらにそのヨミがニホリの後ろに隠れた。


「・・・う?」

『あ、やっべ』

「隠れる先間違えまた!?」


そらニホリも怒るわな。


・・・はぁ。


「とりあえずさ。お前は最終的に俺の援護が出来ればいいんだよな?」

『一応』

「その過程で相手に嫌がらせしたいです」

「改めて聞くとお前ら何言ってんだってなるな」


なんでそんなことにマジになるのかって感じだ。

だがまぁ俺の為にもなるんだから、一応本気で考えようと思う。


「俺の為に・・・俺の強化とかじゃダメなんだな?」

「出来れば花に何かしたいです」

「うーん・・・難しくね?」

『そうなんですよねぇ』


そこがすごく難しいから悩んでるんだけど。


未来の俺が、暴走しないと倒せないくらいには強い相手。

そして、現在進行形であの女神が自分の領域で手こずっている相手だ。

そんな奴相手にして、ヨミたちが出来ることっていうのはものすごく少ない。

それも、直接となると・・・ないんじゃないかと思われる。


俺に対して何かするのなら簡単だ。

それは別に大したことじゃないからな。だからこそ、俺に何かって言ったんだけど。

まぁそれは本人に嫌って言われたからまぁ無しで。

それはそれでめんどくさいな。


「直接じゃなくて、間接的にやれる・・・」

「・・・私たち、思いっきり直接干渉なんですよね」

『スキル的にしょうがないですけどね』


そうなのだ。

ヨミたちのスキルの一番大きなものは結界だ。

だけど、これは直接干渉に当たるのだ。正確には、結界で囲った対象、または空間に干渉を行う形になる。


仮にあの花を囲んだとして、花に対して直接影響を与えることは出来ない。

出来るとしたら、空間に干渉することだが・・・これはなぁ。


「空間干渉で出来ることってなんだ」

「空気を無くせます」

『重力を増やせます』

「まぁそういう系統だよな」


それだと結局ダメなのだ。並大抵な干渉では効果が出ない。

全くないとは言わないが・・・

あの花に対して影響を与えるほどに干渉するのは・・・ちょっと厳しいだろう。

それが出来るなら、そもそも未来の俺はああなってないだろう。


『むー・・・わかってましたけど、力量不足が激しいですね』

「相手がお前が相手にした時より強いってのもあるがな」

『そうですけど・・・むー・・・』


何やら納得がいかないご様子。


「まぁ方向的には相手の弱体化で考えた方が可能性あるだろ」

『まぁそれはそうですね』

「でも並大抵な力じゃ効かないですよ?」

「・・・一回、相手がどうやって強くなってるか考えるか」

『あ、それいいですね』


あの花は、地球から魔力を吸うことで成長する。

この魔力を吸い続けると、倒せる状態・・・何かしらが起きると。

つまりは、この魔力を吸うって行為が大事なのだ。


この魔力は、地球に根を張って吸っている。

そこから魔力的な繋がりが発生して、今現在女神たちのいる領域まで影響が出ている。

このままだと、地球そのものになりかねない・・・ああ、久しぶりに来たなこれ。

こめかみがぴくぴくする感じ。慣れてきたから違和感はないけど、これはこれで困る。


「・・・これだけ見ると、魔力の吸収を止めればいいんだよな?」

「そうですね・・・でも、どうするんですか?」


魔力を吸う根を斬っても、既に魔力のラインがある以上吸収は止められない。

これを止める方法は・・・なんだろうな。


「繋がりを切れればいいって・・・やり方知らんな」

「そうですねぇ・・・」

「・・・完全に切り離すなら」

『・・・ん?切り離す?』

「ん?どうした?」

『今、切り離すって言いました?』

「言ったけど・・・それがどうかしたのか?」

『・・・ねぇ、わかりました?』

「・・・あぁ。そういうことですか。確かにそれが良いですね。てか、基本ですねこれ」

『えぇえぇ全く・・・なんで忘れてたんですかねこれ』

「は?何々?」


俺に分かるように説明してほしいなって。


「何する気なんだ?」

「『内緒です』」


なんでだよ。





















何やら雑に煙に撒かれたよおい。


「うー?」

「さぁな。ああなったら教えてくれないしな」


なんだ、俺の周りの子は皆頑固だな。


ヨミたちは何やら含み笑いをしながら帰っていった。

何やら準備がどうのこうのって言ってたが・・・時間のかかることをする気なのか?


地味にクッキーは持ってかれた。何ならお盆も持ってかれた。


「何する気なのかねー」

「うーうー」


・・・え、ヨミに俺がみんなのスキル使えるようになったの言ってないな。


「ニホリ伝えた?」

「うーうー」(フルフル

「マジか・・・フミあたりが言ったかな?」


まぁ別に伝えなくてもいいんだけどさ。

あーでも、あいつらもワンチャン皆のスキル・・・いや、あいつは元から使えたなそういえば。


「そういや、俺があのスキル使ったらどうなるんだ?」

「う?」

「いや消費が増えるのかなって」


使う意味ないなそれ。

ポヨネも持ってるやつだしな。あんまり意味ないか。

あ、ポヨネに聞けば分かるのかなあいつのらやろうとしていること。


「ちょっと聞いてみるか」

「うー!」

「・・・ところで珍しく今日は家事してないけどいいの?」

「う」


終わった?・・・まだお昼前だけど・・・?


ニホリさん家事能力上がってんな~・・・

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