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467話

またこんな感じ。

早い所無限にもふる描写とか書きたい

ヨミはうわーんって泣きながら消えてきました。

普通に帰るのが嫌なくらい知られたくなかったか・・・


「てか婚活て何」

「うち死んでから何があったんや・・・」


まぁ・・・世界から人が生きてる存在が自分達以外いなくなればそうなる・・・のか?

未来の俺も未来ではヨミとはあまり関わってなかったみたいだし。

姉と慕っていた人を殺してしまったのだから、無理もないか。


だけど婚活・・・何があったらそうなるんだ・・・
























「うーうー!」

「ぎゅうぎゅうや」

「むぎゅ」


夜になって、いざ寝るって時にみんなが集まる。

これは俺の見ている夢の共有が出来るのかどうかってことを試すのに必要で、決して俺の趣味ではない。

断じて違う。


それを試すのにあたって、俺の近くに出来るだけいた方がいいんじゃないかっていうことになったのだ。

当然だが、俺の部屋ではない。

こんなこともあろうかと、しーちゃんとユニちゃんの部屋のリフォームは終わっている。

何ならキッチン付ければここに住めるレベルにまでしてある。

だからその小屋・・・半分家だけど。家で集まっているのだ。


大きいユニちゃんとしーちゃんが隣に寝転び、その上にみんなが乗る感じ。

普段は人型のフミも、今日は狸モードで俺の上にいる。

てか大体俺の上に乗っている。

ピッちゃんがおもーいって言って離脱してふーりんちゃんにくるまれつつ、カルちゃんに抱っこされているが。


「重くないんすか」

「クゥ」

「き」

「ぴ」

「ちゅ」


大丈夫だそうです。

まぁ冬だし、皆集まってあったかいのはいいかもな。

・・・もぞもぞしないで欲しいけど。


「恭輔の頭はうちー」

「うー」

「クゥ」

「ぴー」

「きー」

「ちゅー」

「仲良くね」

「めぇ?」

「んー・・・多分ピッちゃんの方に伸ばしてあげればいいかも」

「るる?」

「にゃ」

「カルちゃん寒いでしょ」

「ぐぅ」

「めぇ」


もこもこと毛が伸び、カルちゃん事ピッちゃんを毛に埋める。

あっという間に消えたな。


「ほれ、位置決まったら寝るぞ」

「ほいほーい」

「・・・テンション高くね?」

「いやここまでぎゅってなって寝るの初めてやし」

「うー!」


それもそうか。同じ部屋にはいるけど、こんなに密着して寝るのは初めてか。

大体俺はフミかコロちゃん・・・最近はずっとフミと一緒に寝てるからな。

コロちゃんは最近はみんなと一緒に寝ているか、ハクコちゃんと何かやってるからなぁ。


「チュン・・・」

「キュ」

「おう。ほれほれ。フィニちゃん眠いってさ」


早く寝ますよー


ああ、視界のチャンネルを切り替えだけしないと。

意識的に見ていると言うか、認識できるってことを自分でわかっているのとそうじゃないのは違うだろうしな。

この状態で寝ないとな。危ない危ない・・・



















暗い・・・暗い世界。

この感じは・・・夢の中に入ってこれたか。


『■■ちゃーん』

「ッ・・・この時か」


少年が、小さい兎を抱えて撫でている。


これは、俺の幼少期・・・それもかなり小さい時だな。

始めてうちに動物が来た日でもある。俺にとって、とても大事な日だ・・・なのに。


「やっぱり名前は聞こえないのか」


夢の中でも聞こえない・・・まぁ想像通りではある。

現実で何も残っていなかったのだ。夢の中で認識できるとは思っていなかったさ。

それに、問題は今日はそこじゃない。


・・・今見ている感覚から、チャンネルは何も見ていない時と感覚が一緒だ。

なら、スイッチを切り替えて、『テイム』のラインを見るチャンネルに変えれば。


「ん。見えた」


暗い世界に、白い線が伸びていく。

これを辿れば、皆のところに辿り着けるだろう。

だが、ここは俺の夢のはず。距離なんてあってないような物だろう。

それに、俺が意識すればこんなことも出来る。


「ワフ?」

「う?」

「あれ?」

「よし、引っ張れたな」


ラインを俺に手繰り寄せるようにして、コロちゃんフミニホリをここに呼び寄せた。

何だろうか。出来るか分からなかったはずなのに出来た。

これは・・・また流れてきてたか?

いや、とりあえず先に他の皆も呼ぶか。


すぐに皆俺のそばに来れた。

特に変わった様子はない。つまり、夢の共有は成功だってことだ。


「見たのって、俺とあの子であってる?」

「あっとると思うねんけど・・・あれウサギやったん?」

「うー」

「は?」

「何かを抱えてたのは見えたんですけど・・・」

「ワン」


姿が認識できない?


どうもあの子の姿が黒く塗りつぶされ、よくわからない生物を俺が抱えていたように見えたらしい。

名前も聞こえなかったそうだ。俺は姿は見えたが・・・なんでそうなってるんだ?


「写真は見えたよな」

「見えたで」

「見えましたね」

「う」

「皆も同じか?」


他の子も同じだったそうだ。

うーん・・・俺だけしか直接見たことがあるから、その差か?


「あ!夢進んどるで!」

「え?ああ・・・」


夢はこちらに構わず進んでいく。

あの事俺が一緒に寝ていたり、庭で遊んでたり。

そこに他の動物がうちに来て、さらに賑やかになったりした。


犬もいて、猫もいて、蛇もいたなそういや。

ああ、前も狐はいたな・・・


「クゥ!」

「お前の先輩だぞー。■■■ちゃんって言ってな」

「・・・クゥ?」

「うん?」

「・・・恭輔、もう一回言って」

「はい?■■■ちゃん・・・あ?」


今何て言った俺。

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― 新着の感想 ―
[一言] おや?狐にも名前が出てこない存在が・・・?これは神格を得たふーちゃんが過去の恭介に会いに来ていたとかいう話でないのなら正体は一体・・・?
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