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450話

この作品が終わったらまた新しいやつ投稿しようかなぁとか思ってます。

いくつか書いてるのでどれにするかってところですけど。

「いや獣モードの声はあれやん。ただの大きい声やん」

「・・・いやそれも知らない」

「あれ?」


大きい奴は見たことあるけど普通に喋ってたしな。

後俺が脚とか体に埋もれることに集中してたから気にしてないってのもある。


「ってあ。もしかしてあの状態でも基本的に変わらないのか」

「声がってこと?」

「そうそう。声帯が変わってるかどうかってこと」


ふーちゃんとバトちゃんは姿を変える時に声帯部分も変わっているのだろう。

細かい部分を知らなくても、なんとなく人間と同じ・・・恭輔と同じようにお喋りしたいって思えばそういう風に変化するんだろう。


フミのは・・・多分普通に喋ることが多すぎて忘れるくらいだから、声帯が変化しなくなったんじゃないかな。

だから鳴けないし、それを忘れてるって言う。


「・・・ありえそうやな」

「ポヨネなら知ってるかな」

「あー・・・知らんと思うわ」

「まさか」

「うちヨミに会った時には既に普通に言葉喋っとったしなぁ」

「そら駄目だわ」

「呼ばれましたか?」

「ううん。大丈夫だぞ」

「はーい」


さっとポヨネが来てさっと戻っていった。

・・・てか、ポヨネ達は何してるんだ?


「俺帰ってきたのに来ないってことは皆で普通に遊んでるのか?」

「まぁせやろ。気がついてないってことはないと思うねんけど」

「う?」

「そうだな見に行くか」

「き~♪」

「クゥ♪」

「る~♪」


てか君ら元に戻らないのね。


気配的に庭と地下に分かれているな。

じゃあ地下から行くか。


地下にはすらっぴと・・・しーちゃんにカルちゃんにポヨネがいる。

え、しーちゃんここなの?珍しいな・・・


と思って地下に行ったらどういうことかわかった。


「・・・もふもふがもこもこに?」

「ぴぴー!」

「ぐぅお」

「・・・めぇ」


しーちゃんがめっちゃ泡に包まれている。なんだこれ。

何がどうしてそうなった。


なんでもどうせ大きいお風呂なのだからとこの際しーちゃんにも湯を使って貰おうとすらっぴの提案。

それに最近忘れがちだったけどお世話大好きカンガルーカルちゃんと保護者担当ポヨネが参戦。

本当はユニちゃんも入れたかったけど、めっちゃ湖がいい!と拒否されたらしいのでしーちゃんだけらしい。


んで、先に体を流そうと洗ってたらこんなことになってたそうだ。


「あれか、湯が沸いたの今なのか」

「そうなんですよねぇ」

「ぴぴ!」

「ぐぅお!」

「・・・めぇ」


しーちゃん疲れってけど大丈夫かそれ。

仕方ない流すのは手伝うか。


ちょうど今文字通り人の手が増えているのでみんなでシャワーから軽く水を出して泡を流す。

元々毛でモフモフなのが、完全にしなびてるから普段より小さく見える。


「あ、ポヨネ。しーちゃんにそのままのお湯は熱い・・・え、熱いのか?」


普通に羊じゃねえわそういえば。

毎回毎回忘れるけどモンスターだわこの子。

・・・こんなにももふい羊なのに。


「めぇ」

「おおう・・・体重いと」

「めぇ~」


弱ってるよ。

まぁ仕方の無いことではある。そら重いわ。

でも俺は知っているのだ。実はしーちゃんが暖かいお湯が好きだと言うことを。

体を洗う時、冷たい水でやるより温かいお湯でやる方がご機嫌なことを。


だからこそ、体が重くても我慢しているのだろう。

お湯に浸かる経験・・・温かいの好きだからこそ入りたいと思っているのだ。


全身を隈なく流し終わった。

しーちゃん毛の分が無くても体大きいからやっぱり時間かかるな。

今日は5人係だったのにあんまり短くならなかったし。

あれだな、多分バトちゃんとふーちゃんが遊んでたからだな。


「う!」

「言うてニホリも遊んどったやろ」

「・・・う?」

「ほれ、しーちゃんもう入っていいぞー」

「めぇ」


ようやくか・・・と、ゆっくりと立ち上がりお風呂に向かうしーちゃん。

滑らないように、足元には結界が張られている。

贅沢な使い方だけど、危ないから念の為ね。


「ってフミ毛まみれだな」

「恭輔もやんか」

「うー」

「きー」

「クゥ?」


本体が毛に包まれてるふーちゃんは気にならないみたいだが、それ以外の子はやっぱり気になるみたいだな。


「俺達もこのまま入るか」

「せやね」

「クゥ!」

「はいはい服を投げ捨てるな」


洗うんだから。















「って完全に庭組の事忘れてたわ」

「めっちゃくつろいでもうた」


お風呂上りに牛乳飲んでたら気がつくって言う。


時刻は既に夕方。

既に冬だから、日が落ちて周囲も暗くなっている。

都会じゃないから、街灯もなく、完全な暗闇になっている。


ある光は空に輝く星の光だけだ。

まぁ流石にまだ夕方だから見えないけど。


そんな時間だから、庭で遊んでた子が戻ってきたのだ。

汚れてたからそのままお風呂行けって言ったけど。

俺達が洗おうかと思ったけど、すらっぴが何かやる気マックスだったから、もう一回お風呂入りたがったバトちゃんとニホリに任せてきた。

ふーちゃん?俺の膝の上で狐に戻ってますけど。


「何してたのふーりんちゃん」

「にゃ!」

「秘密かぁ」


秘密だそうです。


だが楽しんではいたみたいだ。

特訓はなし!って強く言ったから、流石にコロちゃんとかもしてないだろう。

まぁ汚れ方から大体何してたかはわかる。

多分ポヨネに結界でプールでも作ってもらったのだろう。

それで跳ねた水が庭の土にかかってそれで汚れたと。

足とか実際に茶色に汚れてたからな。


「・・・でもお前汚れないのずるいな」

「にゃぁ」


そんなこと言われてもって感じだよなすまん。


「クゥ」

「はいはい」

「ふーちゃんはわがままお姫様やね」

「・・・そう?」

「あ、そのままでも喋れるのね」

「・・・クゥ」


面倒なのか、俺が普通に鳴いてた方が可愛がってくれると思っているのか、一度だけ鳴いて俺の体に頭を擦り付ける。

それを見たフミが嫉妬してファーっと叫びながら俺に跳んできて同じように体を擦り付けてくる。


「・・・やっぱりライバルはふーちゃんなの?」

「なんかこう・・・人間になれるんなら話しは別ちゅうか・・・」

「・・・人型嫌い」

「そうなの?」

「楽しいのはいいけど、この方がくっ付ける」

「ならええわ」

「狐モードならいいのか・・・」

「お嫁にはなれんからセーフや!」

「あらそう」


俺的には、人になれても嫁はフミなんだけどなぁ・・・これは女の子特有の感情なのかねぇ。


「・・・ていうか、この状態はまさかハーレムなのか?」

「恭輔」

「何でもないです」


まぁ獣ハーレムであるのは前からか。

あ~いい手触りだこと。

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