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295話

友人と通話で話すぎて喉が枯れるという。

感想でご指摘言われまして、なんか同じ投稿する際に二重にやっていたみたいです。

おんなじ話が続いてしまっていました。

ここのところ、研究所での用事が続いて50層に挑めていなかった。

俺のことだったり、研究所で必要な資料がーとかだったら喜んで無視してやったものの、三崎さんの事とか天都さんのこととか。

もっというとみーちゃんとクロンちゃんの事だと行かざる負えないって言うか。

そんなことしてたらもう5月ですよ。新人冒険者の試験が終わる時期ですよ。



「天都さん含めて12人?もうちょい取るかと思ったわ」


「一回に教導できる数にも限りがあるからな。しかも初回だ。上手い事出来るかどうかわからんからな」


「そこらへんの不明さと、世間の期待とかいろんな物を考えた結果12人」


「そういうことだ。教えるだけならもっと減らしてもいいくらいだ」



そうすると結局俺の負担が減るのが遅くなるので是非とも頑張っていただいて。

下の階層に来る研究員の護衛とかは仕方ないけど、今上の階でも俺とか藤岡さんとか呼ばれてるし。

そこらへんのが無くなるだけでかなり楽になるんだ。

すぐには無理だけど、時間が経てばそれができるのなら、ぜひとも頑張っていただいて。



「やるのは藤岡さん達なんだがな・・・」


「がんば」



かんけいないもーん。



「まぁそう言うと思ったが、一つ仕事を頼みたい」


「・・・えぇ」


「本気で嫌そうな顔するな」



いや、マジでいい加減に50層行きたいんですよ。

もちろん。あいつの指定してきた階層だからより入念な準備は必要だ。レベルも上げたいし、装備だって出来るだけいい物にしておきたい。

なのにこうもダンジョンに行けない用事が続くと、それが出来ないからもっと攻略が遅くなる。

俺の仕事の一つが誰よりも早く攻略していくことだとお忘れかお父様。



「今の時点でお前に追いつけそうな冒険者なんていないわ」


「お、慢心」


「俺がしてるのか・・・ってそうじゃない」


「ちっ」


「舌打ちしたぞこの息子」



逸らすのはダメだったか。仕方ない話が聞いてみようか。



「まず、これを見てくれ」


「・・・普通の剣じゃん」



しかもダンジョンの低層で手に入るくらいのやつかな。シンプルだし、軽いし、後全く俺の事切れないし。

今更こんなものどうしたんだ?数は手に入れてないけど、何個か研究所に渡してるはずだけど。



「これを大量に必要とか?」


「違う違う。そもそもこれはダンジョンで手に入った物じゃない」


「うん?」


「ようやく許可がとれてな、お前から貰った『鍛冶』のスキルスクロールを覚えてるか?」


「・・・ああ、誰か使ってたのねあれ」


「あれを使った武器の製造がようやく許可が下りてな」


「あ、じゃあこれ作ったやつ?」


「そういうことだ。スキルの使用者は現役の鍛冶師の方だ。鍛冶師としては中堅と言っていたが」


「へぇー」



鍛冶師・・・てか、日本の場合はほぼ日本刀専門の人だろう。包丁とかも作ることはあるんだっけ?

まぁその人にスキルを使わせて、作ってもらったのがこれだと。

でもぶっちゃけると今の段階ではこれただの剣だよな。



「スキルを使った途端、これの作り方が頭に浮かんできたそうだ」


「それを頼りに作ったと」


「完璧ではなかったらしいがな」



普段武器と言えば日本刀しか作っていない。そんな人がいきなり別の武器を作った場合上手い事できるか。

まぁ無理だわな。



「じゃあこれはもっと良くなる可能性があると」


「さらに言うなら、作れば作るほど良い物が作れるようになるかもしれない」


「まぁスキルの効果でレシピがわかるならそうだろうな」



魔石を使った魔剣とかそういうのだったらいいな。



「でも、そんな大量に鉄って手に入るのか?」


「何言ってるんだ」


「おん?」


「お前がつい最近手に入れた物があるだろう」


「・・・え、鉄片周回っすか」


「出来たらでいい。頼みたい仕事は二つだ」


「あ、まだ本題ですらなかった」


「一つは、この剣の性能実験。これは実際に戦うだけでいい」



それ結局そこまで下に行けないんだけど。剣の性能はちゃんとはわからんけど、手持ちの武器と比べて明らかに弱い。

こうだと、多分下の階層のモンスター相手だと全く効果がないと思う。ようするに、性能を見るなら弱いモンスターとってことになる。



「もう一つは、中級ダンジョンのことだ」


「はぁ?」


「まだあそこ、1層までしか行ってないだろう?」


「・・・そういえば結局階段まで見つけたのに行ってないな」



結局最初からあるダンジョン優先になっちゃうしな。どうしても後回しになる。

あとモンスターも流石に弱いし、レベル上げのために行くってのもない。



「だからこそ、一回下に行ってほしいんだ」


「その心は?」


「全く未知の階層。おそらくだが、また大量に何かが手に入る可能性が高い」


「まぁそりゃな」


「そして理由の最大点として、下の階層で鉱石が大量に手に入る可能性を俺たちが考えている」


「お?・・・??」



それはまぁ・・・ありえなくはないんだろうけど。なんでそこまできっぱりと?



「実のところな、藤岡さんたちに頼んで4層までは行ってもらっているんだ」


「はい?」


「そこまでで手に入った物からの推測だ」



マジか。



「俺より先にダンジョンの階層進む人って初めてじゃない?」


「ああ、偉く苦戦したみたいだ。お前が見てまとめたものがないだけでやばいらしい」


「ああーまぁ情報が最初にあるのとないのじゃ全然違うわな」



俺はニホリ達からその情報を聞かないようにしてるんだけどね。



「さっき言ったのは、それまでに得たデータからの推測だ」


「なるほど」


「あのダンジョンは、おそらく大量に資材が手に入る階層であると考えられる」


「意図的にそうなっていると」



あり得る話だな。あの人型は、あのダンジョンを失敗と言っていた。

恐らく最初にあるダンジョン以上に人が来ないからだろう。

だが、その中身に関してはかなり考えているはずだ。だからこその資材の大量獲得。

最初のダンジョンでは、大量に資材を手に入れるのは難しい。モンスターが尽きることはないが、殲滅すると再び姿を現すのに時間がかかる。

中級に関してはボスを倒さない限りそれがないらしい。



「手に入ったのって、最初の方ではない物ばっかり?」


「ああ。あるいは少量しか手に入らない物だったりな」


「なるほどね~。だから下に行けば鉱石があるかもと」


「そうだ。今までお前が手に入れたあれ以外は、そもそも金属が手に入ることすらなかったからな」


「しかも、あそこは人型が手を加えてああなっている」


「可能性が高いとは思わんか?」


「理解したわ。確かにやる価値はありそう」



そう言うことならば、50層はもう少し後回しにするべきだろう。人型に催促されたのならその限りではないが、まぁそれはないだろうな。

急ぎならば、そもそも最初の段階で言ってくるはずだ。



「じゃあ、どこまで行けばいい?」


「とりあえず、10層まで頼めるか。その先は少し様子を見たい」


「了解了解」

























「そんなわけで、中級に行くことになりましたー」


「おおー」


「うーうー」


「わー・・・いいんですか?」


「いいんじゃね?」



家に帰り、フミ、ニホリ、ポヨネに報告。

反応は割とどうでもよさげ。ポヨネだけ50層に行かなくていいのかって心配をしているが。



「まぁ本当は大丈夫か聞いときたいところなんだけどな」


「元々来い言うてたんわあっちやからなぁ」


「許可じゃないけど、ダメならダメで早く50層超えればいいしな」


「聞ければいいんですけどね~」


「・・・う?」


「え?聞けるの?」


「う。うーうー」


「何してんのあの人型」



ニホリのお菓子食べに時々くるって何?

しかも俺のいない時を見計らっているって何。



「うー」


「ああー。やっぱりあん時嫌われたんやな」


「えぇ・・・」



あのダンジョンを酷評した時に?



「あれに嫌われるって、何言ったんですか恭輔さん」


「いやぁ。特にこれといったことは・・・」


「本当ですかぁ?」


「いや、結構がっつり言っとたけど」


「マジか」



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