表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
233/567

222話

昼一話夜一話です。

昨日か一昨日の段階でユニークアクセスが20万超えてたみたいです!

皆さまいつもありがとうございます!!!

「ごめんなさいー・・・」(モグモグ


「そうか、うまいか」


「おいしいです」


「反省しろよ駄犬」


「ワン・・・」


「ワン?」


「ひえ」



冗談でもそんな鳴き声コロちゃんの前でするとは、噛まれるぞ。

いや、でも雪ちゃんの体にいいってヨミさんがわかってんなら大丈夫・・・なのか?



「何あげたの?」


「・・・主に木の実?」


「おう、なんで疑問形だい」


「いや、モンスターから取れたものって木の実って扱いでいいのかなかって・・・」


「・・・いや、オークから取れた肉も豚肉って言ってるから木の実で」



そうじゃなきゃややこしいことになるしな・・・。

てかダンジョンで取れる体に良い木の実って何。



「そもそもどこのダンジョンに潜ったの?ちゃんと雪ちゃんには伝えたの?雪ちゃんの親にも」


「ワーワー!。一気に聞かないでくださいよー」(モグモグ


「・・・没収しようかそれ?」


「ごめんなさいちゃんと答えます!!!」



どんだけ気に入ったんだニホリのロールケーキ。

いや、ニホリが満足げに頷いてるからいいんだけどさ。取り上げると怒られそうです。



ヨミさんのモグモグタイムをいったん止めて説明を聞いたところ、ボロボロ出る衝撃の事実。


まず、どこのダンジョンに潜っていたかについて。

うちのだった。



「ええ・・・」


「あら?気がついてなかったんか?」


「え、知ってたの?」


「いや、普通にヨミが出入りしとったから、恭輔に何か頼まれたんかなぁって」



なんかフミと微妙にすれ違っていた。


ユニちゃんの付き添いの分身と、もう一体分身が来ていたようで。

こっそり下に向かっていたそうです。


次、雪ちゃんには食べさせていることを伝えたのか。

これはちゃんと伝えていたようで、雪ちゃんも、ヨミさんが私のために!って喜んでたそうだ。

まぁ雪ちゃんなら喜びそうだわな・・・



「あ、恭輔さんの名前勝手に使いました」


「マジで何してんのこのアホ犬」


「キャンキャン」


「ワン?」


「ごめんなさい!!」


「何してんださっきから」



ヨミさんに肩ポンするコロちゃん。可愛いけどヨミさんの顔は真っ青である。

愛犬枠を狙うヨミさんはコロちゃんの大敵なので先に潰しておくという魂胆だろう。

でもヨミさんじゃ勝てないから相手せんでもいいぞコロちゃん。


ちなみに俺の名前はダンジョン潜って大丈夫かどうかの話で使ったそうだ。

雪ちゃんの為ならと快諾した・・・そんな話になっているらしい。

これ、俺も話合わせないとダメな奴だな・・・聞いておいてよかったわ。


最後、雪ちゃんの親。父親に話したかどうかは・・・



「話したの!?」


「え、それはもちろん」


「え、なんでそこはきちんと?」


「まぁ・・・一人娘で大事になさっていたので・・・念のために」


「え、俺は?」


「・・・お義兄様♡」


「あん?」


「ワン?」


「本当にごめんなさいぃぃぃぃ!!!!」



フミもドスの聞いた声になってますけど・・・



「ひぃぃ」


「なんでわかってるのに言うんだ・・・」


「いや、言わないとッて思って・・・」


「何故だ・・・」



何故だ・・・



「まぁいい・・・いや、よくないんだけど。大人には言ってあるんだな」


「あ、はい。直接伝えてないのは恭輔さんだけで」


「お前今度おやつ抜きにするわ」


「そんな!?」



うちに遊びに来た時におやつ抜きが決定しました。俺が食べます。

そんな縋り付けれてもダメです。寄りかかってもダメです。



「じゃ、じゃあこれは!」



しっぽを俺の前に差し出してフリフリ・・・



「ダメです」


「なんで!?」


(ガブ)


「ミギャー!?」


「あ、ついに噛まれた」



コロちゃんの琴線に触れてしまったか・・・



「ていうかそこまで来てなんで俺に伝えないんだか」


「大方、いつでも言えるからって忘れたんやろなぁ」


「ヨミさんって何?割とボケ?」


「・・・うちといた時はあんなんじゃなかったはずなんやけどなぁ」



雪ちゃんのとこってあれか、人をダメにするのか。

あ、モンスターだ。



「割と雪ちゃん自体が人をダメにするタイプだったか?」


「そうなん?」


「雪ちゃん。家族の為なら何でもしそうじゃない?」


「・・・しそうや」


「悪い男に捕まる・・・ことはなさそうだけど」



父親がカバーするだろうから大丈夫でしょ。

その人も大概馬鹿親・・・間違えた。親バカだからな。





















「お尻痛い・・・」


「いつまでやってんだよ」


「ワン!」


「そうか、なら仕方ないな」



負けられない戦いだったそうだ。じゃあ仕方ないね。

勝ててよかったね。



「コロちゃんさん・・・容赦ない・・・」


「はぁ、まぁいいか。親父も知ってるんだろうし」


「え・・・」


「ええ・・・」



知らないかもしれないとかあるー?



「あ、親父は先に聞いてると思われたか」



そうすると、雪ちゃんの父親からはこないわな。

親父の方がダンジョン関連じゃ権限は上だし。むしろダンジョン関連で親父が知らないってやばいし。



「とりあえず今度一緒に報告な?」


「はいぃ」(ショボーン



しっぽが垂れてるからわかりやすいな。

はぁ、でもなんで新しい階層行かないのにこんなこと考えなきゃいけないんだ。

今日は野菜採って帰るか・・・



「ヨミさん持って」


「え」


「いいじゃん。俺のロールケーキ食べたんだから」


「あれは答えた報酬じゃ・・・」


「俺のちゃんと報告上げてないから罰で」


「ウワァァァ」(orz



膝から崩れ落ちた。おもろい。


さて、嫌がらせも兼ねて大量に持って帰るか。

かさばって動きずらいように。ワープ部屋まで遠いしな。

・・・各階層にワープで行ければいいのに。なんで5層ごとなんだ。



「みんなー。ヨミさんが持ってくれるから全部採っていいぞー」


「ちょ」


「ぴー!」


「るー!」


「クゥー!」


「うー!」


「あれ、お前らいいの?」


「き?」


「ワン」


「めぇ」


「」(ギュ


「・・・?」


「にゃ」


「あらそう?」



僕らはここで日向ぼっこ~だそうで。

まぁ収穫はしずらいだろうからその方がいいかも。

・・・ふーちゃんどうやって収穫するの!?



「ふーちゃん!?」


「??なぁに?」


「またそれか!」



ふーちゃん(幼女)



「ふーちゃん」


「なにーきょうすけー」


「撫でたいから狐」


「わかったー」(ポン



ふーちゃんが一本だけニンジンを抜いて狐モードに。口にくわえてこちらに走ってくる。


いや、幼女モードだとフミがーとかそういうのじゃなくて。

なんかこう・・・ふーちゃんが狐じゃないって違和感すごくって・・・



「ふーちゃんふーちゃん」


「クゥ?」


「人間に化けるの禁止ね?」


「クゥ?」


「なんとなく。いい?」


「クゥ!」



これでいいか。



・・・うん、やっぱりふーちゃんはこの方がいいなぁ。撫でてて気持ちいい~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ