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109話

昨日アクセス数見てびっくりしました。鳴き声一覧投稿しただけなんですが・・・

まぁ読んでくださる方がいらっしゃることは大変ありがたいことです!とてもやる気が出るのでこれからもよろしくお願いします!

そして夜一話です

「え、実質無限?」


「もっと育てばそうなるで」


「へぇ~」


「ワフー」


「それにしてもあの速度は何?」


「切るときの抵抗がなくなったせいで減速しないせいや」


「ワン」


「それであの惨状か・・・」



コロちゃんのポテンシャルはとどまるところを知らない。
























それはともかく、ねっさんと遊ぶのだ。

家に帰ってみんなに伝えて、俺の部屋・・・?部屋でいいの?



「ちゅ!」


「え、遊ぶんじゃないん?」


「ちゅ!ちゅ!」(ペシペシ


「座るの?」


「ちゅう!」


「寝るの?」



しっぽでベットをぺしぺしして、ここに来いとアピール。

構ってって話だったから遊ぶものかと思ったが、なんで寝ることになっている?うちの子たちみんな寝るの好きすぎない?

・・・いや、動物って大体余裕があれば寝てるか・・・。野生じゃないし、飼われてる動物は大体こんなものか。



「それで?」


「ちゅちゅ!」


「仰向けで寝て~?」


「ちゅー!」


「お前が来る!!」



フライングねっさん。おなかの上にジャンプで飛び込んできた。

そしてそのままダンジョン内でしてたような感じで俺に体をこすりつける。擬音で表すと、すりすりとうりうりって感じ。

だから俺も抱っこ体勢に移動。ちょっとこっちを見て、おさまりのいい体勢になってから・・・



「・・・zzz」


「寝た・・・」



これって構ってるうちに入るのだろうか?まぁこれでねっさんが満足ならいいんだけど。

いたって満足そうに寝ているのでまぁいいか。



「うー」


「おう、どうした?」


「うーうー」


「ん?ふーちゃんが腹減ったって?」


「う!」


「あれ、おやつ・・・てか昼もまだな時間なのか」



現在時刻11時。ギリギリお昼と言えないくもない時間ではあるが、ちょっと早いな。



「我慢しなさいって伝えといて」


「う!」(ビシッ



ビシッと敬礼を決めて退出するニホリ。ちらっとねっさんが寝てるのを見て声は抑えめだった。

うちに来た当初はもっと妹感というか、子供っぽい感じがあったけど。ちゃんと成長しているようだ。気を使えるいい子になっているようだ。

下の子も随分増えたからなぁ・・・



「ぴ!・・・ピィ」


「お、気がついた」


「ぴぴ?」


「ん。これがいいんだと」


「ぴ~」



すらっぴはねっさんの様子を見に来たようだ。俺に最初にねっさんの様子を伝えてきたのはすらっぴだしな。

なんでああなってたかも教えたから気になったようだ。それに何か・・・気落ちしてる?



「どうした?」


「・・・ぴ~」


「ああ、そこか。まぁ俺が気がつかなかったっていうのもあるから」


「ぴぴ?」


「怒ってないよ。拗ねてたみたいだから」



自分たちが俺を独占しすぎていたって思っているようだ。

それに関しては違う。確かに、みんなと遊ぶ時間は多かったが、それ以外の事をしている時間も多かったのだ。

ダンジョン関連でやらなきゃいけないことも多くあったのは事実だけど。ほら、装備のレポートとか。

まぁそんなわけで、ちょっとみんなとの時間が減っていたのも原因の一つなのだろう。

その限られた時間をみんなに回してたから、ねっさんに我慢させてしまったわけなんだが。



「もうちょい上手い事やらなきゃな」


「ぴ~」


「みんなも俺がなにかやってても来ていいからな?」



ダメな時はあらかじめ言うし。



「・・・ぴ!」


「おう。頼むぞ」



すらっぴもリビングに戻っていった。

ふぅ。これでもうちょいねっさんを見てられ



「きき?」


「来客多くないか!?」


「き~?」



普段ここまで来ないでしょうよ。





















「ちゅー」(ノビノビ


「よく寝てたな」



若干お昼の時間を過ぎている。

まぁニホリが気を利かせて俺の部屋まで持ってきてくれたんだけど。ねっさんの分もあるぞ。



「ちゅちゅ?」


「ニホリだよ。一緒に食べて~って」


「ちゅ~」


「後でお礼を言わなきゃな」


「ちゅ!」


「じゃあ食べるか」



俺の献立は・・・ハンバーガー?



「・・・ちゅ?」


「いや、このままかぶりつくんだけど・・・お前には大きいな」



ねっさんも俺と同じものなんだが・・・あらかじめネズミが食べたらダメそうなものは除いているようだ。

多分、これはフミの方の知識だろう。何気にそういう知識はあるっぽいし。

いや、じいちゃんの山でも他の狸とか猪とかの面倒見てたし、その時に知ったのか。


とりあえず今は、ねっさん分のハンバーガーをどうにかせねば。



「とりあえず、俺が切るか」


「ちゅ!」



一緒に置いていかれたペーパーナイフとフォークで切っていく。

とりあえず、口に入るサイズにすればいいだろう。いくらねっさんが小型犬くらいのサイズがあるとはいえ、人間サイズはでかいからな。

いや、人間サイズで見ても大きいけどさ。佐世保バーガーの倍くらい高くない?



「これ俺も一口はむりでは」


「ちゅぐ」(モグモグ


「食べながら話さないの」


「・・・(ゴックン)。ちゅ!」


「それでよし」



何回も言うけど、食べながら話すのは行儀悪いからな。あと口から食べ物もれるから汚いしもったいない。


そうやって切り分けつつ、俺の分も食べているとねっさんが謎の行動を取り始めた。

食べるのをやめて、こっちを意味深な視線で見てきた。



「・・・」(ジー


「・・・」(モグモグ


「・・・」(ジー


「・・・あーん」


「ちゅー♪」



なんかハンバーガーと俺を視線が行ったり来たりしてたんでこれかと思ったら大正解だったようだ。

フォークで運ぶのは危ないから、ちょっとこれはこれで行儀悪いけど手で食べさせてあげる。

一緒に持ってきてもらってたお手拭きもあるしちょうどいい・・・



「このためか!?」


「・・・?」(モグモグ


「いや、なんでも・・・」



いや、よく考えると。普段俺ハンバーガー食べるのに大きくてもフォークなんて使わんし。

ねっさん分とかだったらあらかじめ切られてるだろう。普段やってるのニホリだし。

それに、このお手拭き。まず食事中はティッシュで軽く拭くくらいしかしないし。この状況を読まれていた!?



「なんでバレとるんでしょうね」


「ちゅちゅ」


「ん?」


「ちゅっちゅ!」


「ねっさんが切るの?」


「ちゅう!」



頑張るそうだ。でも手足が届かないような・・・

そう思ったら、俺の机の下にある棚に何かを取りに行った。しばらくガサゴソしてから何かを取り出す。

あれは・・・ナイフとフォークだな。プラスチックのやつ。ねっさんたちの予備用で俺の部屋に置いてある奴だ。


すると、『分身』皿を抑える子、ナイフでバーガーを固定する子、ナイフで切る子が二匹の計4匹で切り始めた。



「よく覚えたな」


「ちゅっちゅっちゅ」


「うん?よく見るとそのフォーク違う?」


「ちゅ!」



随分持ち手が長い。みんな用はもっと小さいんだけど。

これ、もしかしてねっさんが増えて持つようになってる?それ専用?



「いつの間に買ったんだか」


「「「「ちゅちゅ~♪」」」」



切り終わったようで、分身が消えていく。消えたら俺の方に頭を差し出してきたので撫でてほしいと見た。



「ありがとうな」(ナデナデ


「ちゅ~」



さて、切ってくれたし食べるか。まぁちょっと崩れっちゃたのはご愛敬だろう。



「ちゅうちゅう~♪///」


「可愛いなぁ・・・」



照れてるねっさんを見ながら食べるご飯もまた格別・・・いっぱい食べれそう。そして体重も増えそう。

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