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プロローグ
「ストレスとは生活のスパイスである」
どこかの学者が言った名言だ。この名言通りにいくと僕の人生はスパイスが全くと言って良いほどない。
なんの困難がなくここまで来たのではなく、人との交流が薄すぎてストレスとなる出来事に遭遇できない。ストレスを感じたいわけではないけど、このまま大人になってしまってもいけないと思う。まあ、友達がいないから仕方ないしそこまで欲しくない。決して友達と楽しそうにしている人たちが羨ましいわけじゃない。ああ、決して……決してな……。
「おーい、颯真ー! はやくいかないと学年集会遅れちゃうよ?」
玲が僕の顔を覗く。「ああ、今行く」といい体育館へ二人で向かった。




