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日向ちゃんは甘えたい!  作者: 神崎律
2/2

1︰イツモノ

〈兵藤陸〉



???「りっくーん、早く起きないと泣くことになるよー?!私が!」




陸「んん、あぁ、ん?起きる~ってお前かよっ!」


目が覚めたら目の前に幼馴染がいた。

理由とか方法とかは突っ込まない方がいいのだろうか。


「もぉ、やっと起きた!朝ごはんできるてるから下で待ってるね!」








〈兵藤家・リビング〉



絵里「おそい、学校遅れちゃうよ!」



陸「あぁ、悪い、いただきます。」



そういって彼女の作ってくれた朝飯を食べながらやっぱり彼女に問いかけた。



陸「で、なんで家にいんの?」



絵里「んーと、幼馴染兼彼女だから?」



陸「なんでそこ疑問形なんだ、てか幼馴染でも彼女でも毎朝はこないだろ」




そう、彼女、日向絵里は中学の時から毎日ウチに来て朝飯やらお弁当を作ってくれているのだ。





ちなみにうちは俺、妹、母、父の四人家族なのだが親父の海外転勤のため、3人は海外に行き、今の家は実質俺の一人暮らしである。





絵里「え~だって、 りっくんは料理とかめんどくさがるから!」





陸「まぁ、たしかに、すごく助かってます…」





絵里「このままお嫁さんにしてくれてもいいんだよぉ?ふふっ」




そう言って彼女は微笑み、ドヤ顔でこっちを見ている




陸「あぁ、じゃあお願いしようかな?」


などと軽い冗談を言ってみる。すると…



絵里「え、ホントに?」




彼女はさっきの勢いをなくし、頬を赤らめながらこちらを覗き込みはじめた。




陸「あぁ、ホントだよ。」


絵里「えーと、それはぁそのぉ…」


陸「しないの?結婚」


絵里「あ、いや、その今のは冗談だから!まだそーゆーのは早いから!あ、学校先行ってるよ!」




そう言って絵里は物凄い速さで家を出ていった。


陸「全く、あれから1ヶ月だぞ。これから大丈夫か?」




俺と絵里は1ヶ月前から付き合っている。

それ以降絵里は必要以上に攻めてきたりするものの、俺がデレるとすぐにヘタレてしまうポンコツ系彼女だ…。




陸「あ、俺もそろそろ行かないとな。」



〈日向絵里〉



気づいたら凄い勢いで走り去ってしまいました。



絵里「もぉ~結婚なんて、りっくんたら……でも嬉しいなぁ大好きだよ!」






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