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その後の日
カーテンの隙間からの日差しで目を覚ました。
「んんん……んあぁ、5時か」
仕度をしてドアノブを回す。
「行ってきます」
昨日は突然のマガイモノ出現。
私は画面上でしか見ていなかった本当の戦場。
その場にいた隊員の感情。
少しだけ怖かった。
あの時以来の恐怖だった。
でも、今の私はあの頃とは違う。
思い込みながら歩き続け討滅課の駐屯所にたどり着く
「凛ちゃん、おはよ!」
「おはようございます大戸隊長」
「今日も元気だね、凛ちゃんは」
「そういえば05部隊って普段はなにをしているんですか?」
「凛ちゃん、そこ聞いちゃうかー」
もったいぶっる大戸隊長に、ため息をつき蘭さんが答えてくれた。
「大体が雑務だと思ってくれたらいいよ」
蘭さんの一言に私は衝撃受けた。
「えーっと、具体的にはどのようなことですか?」
「それは次回で良いかな?今回は昨日の報告書を書かなきゃいけなくてさ。その代わり今日は長谷川姉妹に、05部隊の事を教えてもらって。話は通してあるから」
「わかりました。失礼します」