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最弱部隊の戦い方  作者: 黒い狼
4/18

一歩目の歩み

4話投稿です。

一日遅くなりましてすみません。

昨日、あんなことがあってもアカデミーはある。

「やっぱり少ないですわね」

「そうだね……」

クラス内の人数は3分の1にまでに減ってしまった。とはいえ生存者の中には負傷したものがいて、その人達は教室には来ていない。


「私たち三人だけね……」


海志(かいし)さん……」


教室のドアが開き先生が入ってくる。

「昨日は大変だったな」


その言葉に海志(かいし)さんは、先生の胸ぐら掴んで

「なんですか?その言い方……助けを寄越さない上に私達を監視していたんですよね!!!」

声が教室中に響く。


海志(かいし)さん、先生に言ったってなにも解決致しませんよ」


「分かってる…けど!」


海志(かいし)、お前の気持ちは痛いほど分かる。けど先生はな、歯向かえなかった」

先生は泣きながら話してくれた。その時にあったこと、心情を。


「本当にすまなかった」


「私こそすみませんでした」


海志(かいし)さんは自分の席に戻った。


先生は話し始めた。

「こんな時で申し訳ないが部隊適正テストの結果を言わせてもらう。華山(はなやま)、お前は03部隊に入隊してもらう。」


「ハッ!」


「次に海志(かいし)、お前は02部隊に指名されているが、どうする?」


「はい。入隊を希望します」


「分かった。追って連絡が来る。それまでまて」


「ハッ!」


「最後に桜木(さくらぎ)、お前は05部隊に入隊してもらう。いいな」


「ハッ!」


「以上、お互い自室に戻り荷物の整理をしてくれ」


「ありがとうございました!」




「その……凛さん、残念でしたわね」

「05部隊でも頑張れば01部隊に行けるって」



「励ましてくれてありがとう。でも今は、一人にしてくれないかな」


「うん、わかった」


部屋から出る海志(かいし)さんと華山(はなやま)さん。




あれ以来話さなくなったな




「本日付けより討滅課、05部隊に配属される事になりました。桜木凛(さくらぎりん)と申します。よろしくお願いします」


「という訳だ。なかなか可愛い子だろ〜!」


隊長は、私の体を触っている。

腕からお腹、そして胸にまで手が伸びて……


「あ…あの、隊長……」


「ああ、ごめんごめん。でもこれはDかな〜いやEはあるか!」

まだその手は胸を揉んでいる……

モミモミ。モミモミ……


隊員達が隊長を引き離してくれた。

「隊長。その辺にしないとまた逃げられますよ」


「んー、もうちょっと揉みたかった」


「ごめんね。ウチの隊長は、女の子好きなんだ」


「そうなんですね…」


「でも、今時珍しい。凛ちゃんって、ナチュラルなんだ」


「やっぱり珍しいですよね」


「でも、こんな可愛い子なら全然構わないけどね!」

隊長のエロい手つきなっている。


「隊長!そろそろいい加減にしてください!」


「わかったよ」

渋々、奥にある椅子に座る隊長。


「自己紹介がまだだったよね。私は坂本一葉(さかもといちは)。この隊で副隊長をやってるんだ。で、さっきの隊長が大戸秋(おおとあき)。この通り可愛い女の子には目がないんだ。」


「えっと、私は長谷川詩織(はせがわしおり)と言います」

「で、私は詩織の姉の長谷川蘭(はせがわらん)。よろしく」


(らん)って凄いんだよ。昔01部隊に所属してたんだ」

自慢げに話す坂本(さかもと)副隊長


「そうなんですか!」


「でも詩織(しおり)ちゃんが05部隊に所属が決まった瞬間、妹と一緒の部隊になりたいので05部隊に入隊してもよろしいでしょうか!て、上の人に言ったの」


「その話はもういいじゃないですか」

照れつつ話をやめさせようとする(らん)

次回の投稿予定は1ヶ月以上先の8月27日です。

お楽しみに!

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