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最弱部隊の戦い方  作者: 黒い狼
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始まる前

新連載しました〜!

今回は近未来の世界で「桜木凛」という女主人公の記録を描かせていただきました。



 〜プロローグ〜


 人類は核を使用し多くの生命が消滅した。

 が、それでも自国に勝利をもたらそうとする人間の欲望が機械兵器を生み出した。



 それを行ったことで人類を含めた5割以上の生命が消えた。


 無論、知らなかったわけではない人類は改めて己の非道さを思い知ることになった。

 この数年後、生き残った国々で協議が行われほぼ全部の国が武力を持たなくなった。



 ただ、それは一旦であり同時に表面な事でしかなかった。



 〜本編〜




「なにこれ…?」


 驚きと共に目の前に広がっていたのは荒れ果てた街。

 一瞬で街が消え去ってしまい混乱し私は棒立ちになっていた。


「あぶない!」


 誰かが大声で叫びながら同時になにかがわたしを守った。

 薄らと目を開けるとそこには機械の人がいた。

 金属の擦れた音を出しながら守ってくれた機械の人はその場に倒れてしまった。



 その後ろには狂った何かが多数群れを成していた。


 私の方に何か近づいてくる音がしてその場を振り向くと左側にも何かがいた。



 ほんの数秒、静かになったと思ったらまた大きな声で「にげろ!」と、その言葉で両方ともに動き始めた。


 目の前で起きている事に疑問しか考えられなかった。


 だって今、目の前で殺し合いが始まっているのだから。


 銃の発砲音が鳴り、何か分からなない銀色の液体が飛び出ていた。


 刃物を振り回す狂った人間がこちらに気付き襲いかかって来たが、別の者に撃たれ地面をのたうちまわってから動かなくなった。



 私を守りながらマシンガンで応戦する人がいたが長く尖ったもので胴体を貫通させられ投げ飛ばされていった。

 恐怖のあまり動けなかった自分の体だったが少しずつ動けるようになり、その場からゆっくりと逃げるにした。

 私が動き出すと同時に守ってくれていた人達も私を守りつつ撤退をし始めた。


 私は走って逃げた。何度か転んだり、つまずいたりしたが一生懸命走った。

 その後背後で叫び声や銃声がないことに気付き後ろを振り返るとさっきまで来ていた狂った人間達がいないことに緊張が一気に解け、その場に倒れ込んでしまった。





 気がつくと私はベットの上に仰向けになっていた。おでこには冷たいタオルが置かれていた。辺りを見回しても見た事がない場所。



扉が開くとそこには折敷(おしき)という男性と共にティナという機械人形が部屋に入ってきた。


折敷さんに、あれがなんだったのかここがどこなのかを知る。


「今回の事であなたの両親が亡くなったしまった事とても残念に思う」

俯いている私を他所にさらに話を続けている。


「復讐したいとは思わないか?」


復讐という言葉になぜかは分からないが反応してしまった私。


「でも、私には力が無い」


弱々しい返答に折敷はさらに大きな声で「力を得れる場所を私は知っているが、どうする?行くか?」


言葉を出さず小さな頷いたのだった。


 それから数年後。私は、討滅士アカデミーセクター2で討滅士になる為勉強をしている。



そして今、教員が前に立ち黒板に書いて説明をしている。

「マガイモノとはAからDまでのクラスがあり危険度レベルが高いAIによってマガイモノの位階が決まる」


 ここは討滅士アカデミーセクター2

 私が討滅士になる為に通っている学校で、この学校に通えば必ず討滅士になれると噂で、つまりエスカレート式の学校である。



「ここまでは初歩中の初歩だが、たとえ弱くても侮らない事だ。相手はハッカーだと思え。我々は生存の為機械を取り入れたからこそ今がある。だが、マガイモノは我々をクラッキングし、討滅士同士で争わせる、そのため任務中ではクラッキングの対装備があるが単に時間稼ぎに過ぎないそこだけを忘れるな。…何か質問あるか?」




「先生。一つ思ったんですけど?」

生徒の一人が手を上げ質問する。



「ナチュラルである桜木さんなら大丈夫なんじゃないのですか?」

この発言に周りの生徒達も頷くものもいたし、先生ですらすこし納得した表情だ。


「ああ、その通りだ。だがナチュラルの討滅士は現場向きではないのだよ」


「それはなぜですか?」


「確かにクラッキングはされない。だが、マガイモノはそれを分かった上で別の攻撃をしてくる。ガスや炎、刃物もそうだ。そして殆どのマガイモノは、まず逃げないように足と手を狙ってくる。そしてD級マガイモノにその者を持ち帰らせ駒となるように改造する」



「そんな酷い事をするんですね。マガイモノは」

「だからナチュラルの討滅士はサポートとして活躍している人がいるんだ。



「先生それでも私は、現場に出たいです」


「私の同期にもそんなことを言ってた奴がいたよ。現場に何度も出ていい成績で有望視されていた。だが、マガイモノに捕まり駒となったアイツは涙を流しながらも私に攻撃をしてたよ。

 この事を聞いてもやりたいと言うなら私は、止めない」

 けれど私の意思はもう決まっていた。立ち上がって大声で言った。

「やります。私現場でマガイモノを討滅します」


 静かになったが一人拍手をすると次々と拍手する人が増えていった。


 一方その頃、、、


 準備をしている05隊員達。

「今日の目標は?」

「今回はA級の周りに群がるD級の討滅だってさ」

「そんな事だろうと思った」

「いつもだろ。」

「緊急招集されてちょっとは期待したんだけど」

「こっちも!ようやく予約ができた料亭までキャンセルして来たのに」

「それはまた、災難だったね」

 隊員達が喋っていると遠くの方から隊長が近づいてきた。

「何喋ってるの?」

「今回緊急招集されて目標がA級じゃないかと期待して」

「私が料亭をキャンセルしてまで来たって話していたんですよ」

「へー、それじゃあさ、ちゃっちゃと終わらせて飲みに行く?私の奢りで!」

「おーいいすね、それ!」

「本当にいいんですか!」

「私も行きたい!」

「それじゃ。話もまとまった所で、そろそろ行きますか!」

「了解!」

 扉が開き、05部隊は現場に向かうのだった。



 が、

「今日も装備がボロボロだよ」

「こっちも」

「意外と手強かったですよね」

「けど、応援が来てくれなかったら死んでたわ。」

「それな!」



 05部隊達が喋りながら歩いていると、前から総隊長が来て「大戸隊長、すこしいいかな」そう呼ばれ総隊長と大戸隊長が行ってしまう。

「隊長行っちゃいましたね。」

「今日も覚悟したほうがいいかもしれないな」

「なんでですか?」

「いっつも、総隊長に怒られてるって愚痴ばっか」

「で、最後には酔い潰れるまで飲むんだから」

「そうなんですね」

 隊員達は少し諦めた面持ちで飲みに行ったのである。


「ごめん、遅くなったね」

 来たーと思っている隊員達

 愚痴が始まると思ったら矢先。

「話があるって言われた時はまた怒られると思ってたけど新人が入るかもしれないって言われて飛び上がったよ。でもやっぱり少し怒られたけどね」

「本当ですか!」

「遂に我々にも後輩が」

「まあでも、入るかもだからね」

「でもこの部隊に入るかもしれないですよね!」

 

 新人隊員が05部隊に入隊するかもしれない話で大盛り上がりして朝まで飲み明かしたのでした。


いかがでしたでしょうか?

まだまだ経験の浅い私ですが

これからも作品制作に精進していきます。

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