表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

エピローグ 雨あがり

「欠けた前歯、治さないといけませんね。

 住人さんは貧乏人ですし、家賃が滞ってますから、今月は家計が苦しいですが」


「しばらく、このままでいいわ。この顔でニパッて笑うとウケるのよ」

 ほら! とおどけてみせる、その笑顔がすごくきれいで私は赤面する。



「雨があがったね!」


 お姉ちゃんが窓を開ける。

 窓枠に手を突いて外へ身をのり出した。



 庭木の緑がこのところの暑さから回復し生き生きしている。

 懸かっている蜘蛛の巣が虹の珠を宿してきらめいていた。







<a fref="http://ncode.syosetu.com/n9157dl/">夢見る昼子のディー・ドリーム</a>

楽屋


「ふうぃー、気持ちいい」

 夜。縁側から庭がみえる。


「お姉ちゃん、はしたないですよ」


「だって、パンツまで、ぐっちょりなんだもん」

 裾めくって扇風機の風をあてる。


「ふう、生きかえった」


「あぐらはやめてください」

 妹がたしなめる。


「あ、夕ちゃん、蛍がいっぱい」

 伸び上がって指さす。



※この物語の前ふりになる話を投稿しました。


<a fref="http://ncode.syosetu.com/n9157dl/">夢見る昼子のディー・ドリーム</a>



  


 “人魚は眠り、人形は歌う”シリーズからもいけるようにします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ