おかしなはじめまして
にばんめ
……ふわふぁっとした?
何かが私の顔に乗っかっている。くすぐったさに負けて目を覚ました。うん、覚ましたハズ。
「ココハドコ?ですか?」
目の前には、大きなおうちがありました。うん、おうち。でもね、大きなおうちっていってもね、
「こんな大きなおうちがフツーありますかね?」
何かちいちゃいころにアルギィリに聞いたよーな?アノお話、に出てくる…えっと……?あ!巨人さんか!そんな感じの大きなおうち。うん、あとね、
「それでそこにいるふわふぁって?」
丸いふわふぁがぴょんぴょんしてる。何か可愛いねー。
「何か癒される。」
ちょっとだけもふもふ。
『ニキュー。』
「え?!」
お、お顔があった!可愛い。なんだろなんか、´ω` こんな感じのお顔がもふもふしてたら出てきた、そして、鳴いた!?
『ニキュー!ニキュ、ニキュー?』
何か持ってる。
「お手紙?」
『ニキュキュ!』
「読んで欲しいんですか?」
『ニッキュ!』
「わかりました。えーっと、」
<チビちゃんへ>
このお手紙を読んで貰っているのなら、遂に新しい契約を結んだのね。私よりも良いお名前と属性をきめて貰ってね♪そして、リィリさんへ、うちのチビちゃんと仲良くしてね?その子があなたのパートナーになるわ。念のため、チビちゃんの事を書いておきましょう。
"第一、チビちゃんはご飯を貰う。食べるのではなくて貰うの。あなたの力を勝手に貰っちゃうから、しっかり躾してね?第二、チビちゃんの基礎能力、テレポート、導きの力、そして、ガード。それぞれの能力は、他の力じゃ、曲げられないの。消すこともできない、活用出来るから、頑張って♪後はね属性をきめて貰うとその属性に特化するわ。3つまできめられるわよ。"
そんなところかしら。あとは、リィリさんの冒険に自分で付いてくるので、信頼感を育ててね♪あとは、ヨロシクね☆
<チビちゃんの育て親、ナナァより、>
……?契約?してないよ?そして、何で私の名前が乗っているの?
『……あの、説明、しますか?』
「うぇぁっ!?え?誰ですか?」
声の主は、私よりも小さい女の子で、綺麗な声をしている。寝てても心地良い声だ。そして額に♪Юみたいな文字が……というか、めっっちゃ可愛い!なにこの子。
『私ですか?私はリィリさまと契約した……?あの、お名前下さい』
「契約した覚え、無いですよ?」
『しましたよ。私の身体に文字書いたじゃないですか。』
「え?」
そういえばもふもふがいない、なー。
『だからー。私の身体のお顔に当たる文字書いたじゃあ、ないですか!酷いのです!忘れたのですか!?』
泣き出してしまった。と同時にぐらぐら地面が!
「え、ちょっと、な、泣かないで!お願いだから、なかないでぇー!えっと、そうだ!契約!した!したから!認める!だから、おねがいいぃ!」
ピタッととまった地面と泣き声
『ほんとーですか?良いんですね!』
「うん、いいよ、わかったよ。」
『やったぁ!』
パァァって笑顔になった女の子は更に可愛い。うちのキィンよりも。可愛いの一言に限る
『それじぁ、お名前と属性をくださいッ!』
「そうだったね。それじゃぁ、名前は、私のリィリからイをとって、イスイでどうかな?」
『っはい!このイスイ、リィリさまにしっかりと付いていきます!』
「ふふ、よろしくお願いします、イスイ。」
『はい!』
そんなこんなでおかしなことになりました。
アスキィリとキィンはどこへいったのでしょう?
これ、次がけっこう長くなるかも?しれないです。
後々、リィリとアスキィリとキィンとイスイの年齢などを書いときましょう(自分のために。)