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この話は忘れていいで章 箱が壊れた

申し訳ありません、詳しくはあとがきのほうをご覧ください。

 

 この話は忘れていいで章 箱が壊れた



 剣と魔法の力渦巻く世界、ガイアス



「壊れた……私の卓上型情報端末(PC)が壊れたあぁぁぁぁ!」


  ガイアスの遥か上空、生物が生きられる環境には無いその場所に漂う巨大な建造物の中で、ある男の怒りと悲しみの絶叫が響き渡った。その男の絶叫は凄まじく、いや五月蠅く建造物全体に響き渡ったが、彼の叫びを咎める者は誰一人としていない。その巨大な建造物には彼一人しか存在しないからだ。

 本来、伝説武具ジョブシリーズと呼ばれる存在がよく使用している円卓の間。その円卓の間になぜか男の姿はあった。

 漆黒の闇を映し出す一面ガラス張りのその部屋から青々とした球体、惑星ガイアスを見下ろす男の顔色はガイアス以上に青く染まっていた。

 ガイアスを見下ろしていた男の視線は、自分の横に置かれた箱に向けられる。その箱は現在のガイアスには存在しないもの、明らかに謎の時代に造られただろう古代道具ロストアイテムであった。


「くそ……あれが無ければ色々と不便だ……くそ、今日はまだエッチな、ゴホンゴホン……」


 何かを言いかけて突然咽る男。


「……買に行くしかないのか……」


 どうやら男は新たな古代道具ロストアイテムを買うかどうかで悩んでいるようであった。失われた道具を買いに行くという行動にはかなり疑問が残るが、兎に角男はその古代道具ロストアイテムを入手することが可能であるようであった。

 しかし問題があった。


「さ、財布の中身が……」


 古代道具ロストアイテムを買うだけの余裕が男には無かったのだ。


「このままでは、物語を語ることが出来ないぞ」


 男には男にしか出来ない役目があった。それは物語を語ること。男の役目とはガイアスの物語を語る語り部という役目であった。その男が語る物語を記憶するのが、男の前でうんともすんとも言わなくなった古代道具ロストアイテムなのである。

 ガイアスの物語を語る男の存在は、ガイアスにとって神とも呼べる存在であり男が想像し語られた物語はガイアスという世界に影響を及ぼしていく。スプリングやアキ、ブリザラやソフィアの運命を握るのもこの男なのである。

 到底神とは思えない男の状況はガイアスにとって世界消滅を意味する程に緊急事態だったのだ。

 うんともすんとも言わない古代道具ロストアイテムの横で男は賢くも無いその表情で悩む。


「しかたない……奥の手を使う……」


 そう言うと男は古代道具アイテムの横に置かれた板切れに手を伸ばす。男が手に持った板切れは、うんともすんとも言わなくなった古代道具アイテムと殆ど同じ物で、例えるなら兄弟や親せきのようなものであった。

 板切れの古代道具ロストアイテムを睨みつけるように何やら指をスンスンと動かし始める男。しかし今まで使っていた古代道具ロストアイテムとは勝手が違うのかすぐに男の表情は疲弊したようにゲッソリとする。


「……ダメだ……全く進まない」


 板切れ状の古代道具ロストアイテムを静かにうんともすんとも言わなくなった古代道具ロストアイテムの横に置く男。


「……ヤマーダに買いに行こう……」


 人の名なのかそれとも店の名なのかは分からないが男はそう呟くと、素早く身支度をすませ、円卓の間を後にするのであった。


 あい、すいません・・・・・・PCが壊れました。


現在タブレットからの更新なのですが・・・・・・色々と難しいです。


できないひともないのでがんばります。


ただしばらくの間は物語がすごく短いものになるとおもいます、ご了承ください。


六月十三日 土曜日


ちなみに今回の話の冒頭は忘れてください・・・・・・こんな神ガイアスには存在しません(泣)


どうも初めまして、お久しぶりです山田です。


という訳で、これが2015年6月13日の出来事のようです。


この後に続く『この話は忘れていいで章2』のほうで無事新たなPCを手に入れたというメタ物語が書かれているので時がきたらそこの話も少しだけ詳しく書きます……誰特だ……書く必要あるのか?(汗


さてそんな訳で修正編集版、伝説の武器が装備できませんの一区切りです。

 今までは冒険要素が薄かったのでそこを補強出来ればという考えから少し新たな展開を挟んでいく予定です。

 お暇であればどうぞお付き合いのほどよろしくお願いします。


ああ、それと『この話は忘れていいで章』は全く物語に関わりの無い話なので本来の話以上に生暖かい目で読んでいただけるとありがたいです(汗


2018年 12月24日 イブなんてクソくらえと思いながら……

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