真面目に合同で章 9 (ブリザラ&アキ編) 力の乗らない拳
ガイアスの世界
ブリザラのお付になったピーラン
ガリデウスの手配によって新たな人生を歩むことになったピーラン。その新たな人生とうのがブリザラのお付である。
朝から晩まで、ブリザラの全ての行動について行き、身の周りのお世話をするのがピーランのお付としての役目である。だがそれを表の役目で、もう一つ裏の役目がある。
それはブリザラの行動を監視、制御するという役目だ。思ったままに行動することが多いブリザラを抑えるストッパー的な役割を担っている。これはピーランをお付に任命したガリデウスの願いが強くピーランの役割としてはこちらの部分が強い。
だがガリデウスがピーランをお付にしたのには、まだ理由がある。それは単純にピーランの戦闘能力、忍者としての能力を買ってのものであった。人目に隠れて行動することが多い忍者という戦闘職であるピーランがお付という立場で常にブリザラの側にいれば、例えブリザラが襲撃されたとしてもすぐに迎撃できると考えてのことであった。
しかしサイデリーでは盾以外の武器は原則的に禁止である。従い、サイデリーでのピーランの行動にはかなりの制限がある。
真面目に合同で章 9 (ブリザラ&アキ編)
剣と魔法の力渦巻く世界、ガイアス
色々と問題もあったが、最初の予定通り春を祝うサイデリーの祭り、春の式典が始まった。国中総出で祝う祭りである春の式典は、数年ぶりということもあり町の人々の気合も凄く、今までの春の式典以上に派手な装いになっていた。サイデリーにやってきた春を祝う為に絶えず行き来が激しい商業区では、商人達の声が響き渡り、物が飛ぶように売れていく。だがそれは商業区だけの話では無ない。普段、観光客や戦闘職達にとっては殆ど用が無いはずの住民区にも商人達の屋台や出店が出現したことによって観光客や戦闘職達、地元の人々が集まり、まるでサイデリー全体が商業区になったように活気に包まれていた。
そんな国全体がお祭り状態のサイデリーの中で、氷の宮殿から商業区を繋ぐ大きな道には一際は大きい人だかりが出来ていた。
大きいはずのその道を埋め尽くす程の人だかりの中心にいたのは、普段着ている機能重視の服よりも気品のある服を着たブリザラであった。
氷の宮殿テラスで行われた春の式典開催宣言の後、王としての正装ドレスよりは動きやすく、だが王であるという事を証明する気品ある服に袖を通したブリザラは、祭りで賑わう人々との触れ合いと称したパレードの為に、その場に姿を現したのであった。
行動しやすくもキッチリとした装飾が施された衣装に身を纏ったブリザラは、凛とした雰囲気を持ちつつも親しみやすい笑顔を自分の為に集まってくれた町の人々に振りまいていた。
しかしそんなブリザラの姿に他大陸や他国からやってきた旅行者や戦闘職の者達は驚きの表情を浮かべていた。旅行者や戦闘職達が驚く理由、それは町を歩くブリザラの状況にあった。
一国の王が何かしらの理由で町を歩くことになった時、普通ならば王の身を守る為の護衛が周囲を固めているのが常識である。しかしサイデリーの王ブリザラの周囲には護衛の姿は一人としていない。唯一いるとすればブリザラの後を歩くお付だけであった。
王が襲われてもおかしくない状況であるというのにサイデリーという国は一人も護衛を付けていないのである。それが他大陸や他国の人間からすれば異常な状況であった。
しかしサイデリーの王に一人も護衛を付けないで町を歩かせるというこの状況には理由があった。それは王が一人で出歩いても襲って来る者がいない程サイデリーは平和であるという事を他大陸や他国の人間に知らしめる一種のパフォーマンスであるからだ。
これは歴代のサイデリー王全てが通る道であり春の式典開催では通例となっているもので、今までこのパレードで襲撃にあったサイデリーの王は誰一人としていない。それこそがサイデリーが平和であると同時に、他大陸の国々に信頼されている証拠でもあった。
しかし当然、護衛がついていない訳では無い。町の人々に紛れ盾を隠し持った盾士達が数百人態勢で目を光らせている。他大陸や他国からやってきた観光客や戦闘職達にばれることが無いよう細心の注意を払ってはいるが、自国の人々にはやはりばれているようでたまに子供に声をかけられ焦る盾士の姿がチラホラいたりする。しかし殆どの国の人々は盾士達の極秘任務をしっかりと理解している為、任務中の極秘任務中の盾士に声をかけることはしないようだ。
「……目にした今でも信じられないが、本当に王と町の者の距離が近いな……」
表面上全くの無防備であるブリザラの周囲に集まる人々を目にしたアキは、半ば呆れたような表情でその光景を見つめる。
「もぐもぐ……ここまで民衆に好かれる王は、私の記憶の中にもそうはいないな……もぐもぐ」
漆黒の全身防具を身に纏ったアキの横に立つ少女の姿をした上位精霊ウルディネは、喋ることよりも食べることに必至なのか串焼きを凄い勢いで頬張りながら人々に笑顔で手を振るブリザラを見てそんな事を口にした。
「……お前、それで何本目だ?」
手に持った串焼きをおいしそうに頬張るウルディネの姿に、先程とは違う飽きれた表情を浮かべるアキ。
「肉の串焼きだ! うまいぞ!」
両手に持っていた串焼きの一つをアキに向けるウルディネ。
「俺は食わなくても平気な体になったからいらねぇよ……それより精霊って物を喰うんだな」
ムウラガで一度死んだアキは、自我を持つ伝説の防具クイーンの能力によってその命をこの世界に留めている。しかしクイーンの能力は完全では無く、現在アキは半分死んだ状態にある。その為アキの体にはクイーンから常時生きる為に必要な栄養などが供給されている為、食事をとる必要が無い。そんなアキは目の前にいる少女の姿をした精霊、正しくは上位精霊であるウルディネが、串焼きを食べる姿に疑問を持った。
「いや、本来精霊は大気の自然のエネルギーを吸収するだけで固形物を口に入れることは無い、だが今の私は人の体、テイチの体に憑依している状態だ、勿論人のように口から物を摂取しなければテイチの体は飢えて死んでしまう」
人の体、テイチという少女の体に憑依している現在のウルディネは、自身は物を口に入れて栄養を摂取する必要はないが、宿主であるテイチの体が食べ物を欲しているのだとアキに説明する。
「もぐもぐ……しかし口から物を摂取する行動、面倒だと思っていたが実際にやってみると、これで中々、楽しいし幸福感がある……良いものだな食事とは、もぐもぐ」
「ああ……そうだな……」
今まで食事をする必要が無かった者と、食事をする必要が無くなった者、互いに食事の重要性や楽しみを理解するアキとウルディネ。
「やっぱり俺にも一本くれよ」
あまりに串焼きをもおいしそうに食べるウルディネを見て、久々に食事をしてみたくなったアキは、ウルディネが手に持つ串焼きを一本くれと頼んだ。
「もぐもぐ……あー悪いな、どうやらテイチの体は成長期に入ったようで、食べても食べても腹が減る……なのでもう無い」
そう言いながら最後の一本の串焼きを豪快に頬張るウルディネ。
「あっそう……てかその串焼きの代金、俺の金だぞ!」
最後の一本の串焼きを目の前で食べられたアキは、ウルディネにその串焼きは俺の金で買ったものだぞと強く主張する。しかしアキの主張に耳を傾けていないウルディネは口にまだ串焼きが残っているというのに次の食べ物を求め視線を出店の方に向けていた。
「お前、何を見てる」
漂う良い匂いに誘われるようにフラフラと歩き出そうとするウルディネの首根っ子を掴むアキ。
「な、なんだ! 腹が減っているのだ、あの香しい匂いを放つ料理を食べに行かせろ!」
ジタバタと暴れ自分の首根っ子を掴むアキから逃げようとするウルディネ。しかしクイーンの能力の影響で、身体能力が人外のものとなっている今のアキから逃れることは叶わずジタバタさせた手足は宙をかくだけであった。
「あのな……俺達は今、ゆっくり食事をしている暇は無いんだよ」
アキとウルディネがこの場にいる理由、それは祭りを楽しむ為でも普段よりも美しいブリザラを見る為でも無い。
「それはお前だけの都合だろ、私は関係ない」
「その俺の金で食べ物喰っているんだろうがお前は!」
そう言いながらアキはウルディネを強引に引きずりながら、ブリザラの所為で人がごったがえす大通りを後にした。
「……?」
「王どうかなさいましたか?」
数千の人だかりの中、ブリザラは何かに気付いたように一点を見つめる。その様子に気付いたブリザラのお付であるピーランは、素早くブリザラに耳打ちする。
「あ、ううん、別に何も……」
ピーランの問に対して首を横に振ったブリザラは、自分に手を振る町の人々に手を振り返しながら笑みを浮かべるのであった。
― サイデリー王国 外 ―
サイデリーを囲う高く強固な壁を抜けたアキとウルディネは一面が銀世界である光景を見つめる。春だと騒ぐサイデリーではあるが、サイデリーの外はまだ冬と言っても過言ではない程に春の気配は微塵も感じられない。
「……確かここら辺に来いって話だったよな……」
アキがサイデリーの外に出た理由、それは数日前、会議室でピーランがブリザラの命を狙った理由を話した後、サイデリー最上級盾士の一人であるランギューニュから春の式典当日にサイデリーの外で話があると言われたからであった。
自分にとって因縁のあるランギューニュのその誘いに乗ったアキは、今こうしてサイデリーの外にいる。
「やぁ、ちゃんと来てくれて嬉しいよ」
サイデリーから少し離れた何も無いその場所にランギューニュは立っていた。
「おいおい、最上級盾士であるあんたが、こんな所でサボっていていいのか?」
嫌味とも挑発ともとれる言葉を第一声に放つアキ。
「ああ、僕の部下達は優秀だからね、僕がいなくても完璧に仕事はこなすさ」
「さてさてどうなるか……」
見つめ合うアキとランギューニュを見ながら雪積もる岩の雪を払いのけ腰掛けるウルディネ。
「ああ、そうか……それで話ってのはなんだ?」
今にも飛びかかりそうな目つきでランギューニュを睨むながらアキは、ここに呼び出した理由を聞いた。
「忠告……しておこうと思ってね」
「忠告? ……何のだ?」
「これから君が向かう場所ムハードについてだよ」
ピーランの話によってムハードという国が、ブリザラの命と自我を持つ伝説の盾キングを狙っていることが判明し、その調査の依頼を受けたアキ。そのアキに対してランギューニュは忠告をしたいと口にする。
「はぁ……ムハードで育った俺に忠告だと? そりゃどうもありがとう、話はそれだけか……国に反旗を翻す者、ペーネロッテ……」
冗談はよしてくれと半笑いを浮かべたアキは、ランギューニュに対してランギューニュとは異なる名を口にした。
「……そうか、やはりあの時の少年はお前だったか……アキ」
しかしランギューニュはアキが口にした名を否定せず昔アキがとあった事があるような口ぶりで懐かしそうに微笑んだ。
「……大きくなったな……あの頃はまだ俺の背の半分ぐらいしか無かったのに……」
そう続けて思い出に浸るランギューニュ。
「あんたの姿は、あの頃から全く変わらないな……」
懐かしむように微笑むランギューニュとは反して、怒りを真っ直ぐに表情に現すアキ。
「なぜ! なぜあんたは俺達を、仲間を見捨てた!」
氷の宮殿地下にある収容所で自分が何者であるか、そして自分の過去がどんなものであったかをブリザラの前で語ったランギューニュ。ブリザラと共にその場にいたアキは、自分語りをするランギューニュの言葉によって今まで堅く封印されていたかのように埋もれていた記憶を思い出した。ランギューニュという人物がアキにとって救いの使者であり絶望に叩き落とした裏切り者であるということを。
「……ムハードの圧力に耐えきれず仲間を見捨て逃げた僕を恨むのは当然だな……」
自分を睨みつけるアキにそう言葉を零したランギューニュは、銀盾を構える。
「そりゃどういうことだ?」
突然戦闘態勢に入ったランギューニュに顔を引きつらせ更に怒りが込み上げるアキ。
「お前は僕を殺したい程に憎んでいるのだろう? だからその願いを叶えさせてやる、それと同時にお前に忠告したい僕の願いも叶う……僕を倒せなきゃあの頃より更に強大になっているだろうムハードの闇には立ち向かえないからな」
「上等だ! いくぞこの裏切り者がぁあああああ!」
その場に衝撃波を残したまま盾を構えたランギューニュに飛び込んでいくアキ。その手には手甲を変化させ作り出された剣が握られている。
「へーあの頃とは見違えた動きだな……それに剣か、お前は弓が得意だったんじゃないのか?」
戦いの幕開けとは思えない柔らかな表情で寸分違わぬ精度と速度で首を狙ってきたアキの一撃を構えていた盾で防ぐランギューニュは、アキが放った一撃が弓では無い事に少し驚いた表情を見せた。
「なら使ってやるよ!」
そう言うとアキは剣の形をしていた手甲を瞬時に弓へと変化させると素早く弦を振り絞る動作に入ると形を現した黒い気配を纏った矢を至近距離からランギューニュに放つ。
一瞬にして周囲の雪が蒸発のする程の熱を帯びた爆発がアキとランギューニュを巻き込んでいく。爆炎と吹き飛ぶ雪が周囲に飛び散る中、激しく互いの得物を打ち合う二人。
「なるほど、伝説の武具、恐ろしい程に強力だ」
剣から弓、弓から剣へと距離によって最も適した得物で攻撃を放つアキに対してそうそう呟くランギューニュ。
「だが、それはお前の力じゃない……借り物だ!」
全く隙を与えないアキの連撃、しかし隙の無いはずの連撃をすり抜けるようにしてランギューニュはアキに近づくと手に持つ銀盾をアキの腹部に打ち込む。
「ゴフゥ!」
クイーンを見に纏うようになってから久しく感じていなかった痛みを腹部に感じるアキ。
「このぉおおおおおお!」
しかし体を駆け巡る痛覚はクイーンを纏うアキにとってそれほど障害にはならない。腹部に重い一撃を喰ったとしてもすでに今のアキの体は常人のものでは無い。例え腹部に打撃を喰い呼吸が出来ずとも、痛みが駆け巡ろうともクイーンの能力を受けている今のアキの体は止まること無く動き続けられるからだ。
腹部に入ったランギューニュの盾を片手でしっかり掴んだアキは、その盾の外から刃をランギューニュの首元へ振り下ろす。
「なっ!」
鉄と鉄が衝突した時のような鈍い音が周囲に響く。
「忘れたかアキ……得物は一つじゃない」
ランギューニュの首元に降り下ろされたアキの剣は、突然姿を現したランギューニュの第二の盾によって阻まれていた。
「はっ!」
アキが何かに気付いた瞬間、まるで大きな物が横から姿を現しアキの体にぶつかる。
「がぁぁ!」
短く声を上げたアキはそのまま吹き飛び積もる雪の中へと突っ込んでいった。
「どうした、僕を殺すんだろう?」
雪に突っ込んだアキにそう叫ぶランギューニュの周囲にフワフワと浮かぶ大小大きさの違う盾が二つ。一つはアキの攻撃を防いだ小さな盾。もう一つはアキの体を吹き飛ばした大きな盾。手に持つ盾を合わせてランギューニュは三つの盾を自在に操っている。その姿はまるで剣を極めし者だけがたどりつけると言われている剣聖を彷彿とさせる。
(な、なんだ……いつものように力が出ない……)
ランギューニュのその姿には目もくれず自分の体に現れる違和感に動揺するアキ。
「ふむ、ここにきて集中力を欠くか……ならば」
今まで盾士として防御に回っていたランギューニュが前に出る。アキの移動速度に劣らず早い速度で隙を見せるアキに距離を詰めたランギューニュは手に持つ盾で再びアキの腹部を狙う。
「くう!」
周囲の風を切り裂くように放たれるランギューニュの盾。しかしアキは間一髪の所で後方に飛びランギューニュの攻撃を避ける。
「甘い!」
盾を押し出すことを攻撃の流れにしている盾士に対して後方に飛ぶことによって攻撃を回避するのは、有効な手の一つだ。だがそれはあくまで普通の盾士ならの話だ。だが最上級盾士は違う。いや、この状況からすればランギュー二ュだからこそ違うと言えばいいのか。ランギューニュには普通の盾士が持たない第二、第三の盾がある。
ランギュー二ュの攻撃を後方に飛ぶことによって避けたアキであったが、そこに待ち受けていたのはブリザラが持つキングと同じ程の巨大な盾であった。
「ガハッ!」
押し潰されるように巨大な盾によって地面に叩きつけられるアキ。
「……お前、伝説の防具の力に頼りすぎているな……」
「なっにぃいいいいい!」
雪を通りこし地面に埋まるアキは背中から凄い圧で潰しにかかっていた巨大な盾を押し返すと自分の前に立つランギューニュを睨みつける。
「想像以上に強固な防御力、人としての身体能力を遥かに超えた動き……一撃が全て必殺の威力を持つ火力……そこまで揃っていて僕に一撃も与えられない……そうなれば問題はお前にあるだろう……お前は自分が身に纏う伝説の防具に頼りすぎているんだよ」
「何だとぁあああ!」
怒りに身を任せる感覚。それはクイーンと自分の内に秘めた黒い力を誘いだす引き金。アキは自分の中に潜むその力を引き出そうと己の心を闘争と怒りで染める。
その闘争と怒りを込めた拳をランギューニュに向けて放つアキ。
「なっ……」
だが闘争と怒りを込めたはずの拳は、ただの拳としてランギュー二ュの盾に吸い込まれ弾かれる。
(どうして……)
放った拳から感じられない奴の気配。そうアキの放ったこと拳には黒竜の力が一ミリとして感じられなかったのだ。
「……このままでは、お前は間違いなくムハードで死ぬ」
再びアキの体に叩きつけられるランギュー二ュの巨大な盾。それは先程よりも重い衝撃だった。しかしアキは自分の体に受けるその重い衝撃よりもランギュー二ュに突きつけられた言葉に重い衝撃を受ける。
「……俺が……死ぬ?」
クイーンを身に纏い死ぬという概念から切り離されたといってもいい状態にあったアキは自分が天狗になっていた事をこの時自覚した。クイーンがいれば、黒竜の力があれば、自分は強者でいられる。だがそんな伸びきった鼻を軽くへし折るランギュー二ュの言葉と行動にアキの心をはっきりと抉られる。
例え強力な能力があろうとも、例え強力な力があろうとも扱う者が無能であればその能力も力も意味をなさいのだ。
「力に溺れ、死ぬかアキ?」
そう問いかけるランギュー二ュの顔は、あの日絶望に堕ちたアキを救い上げたものと寸分違わぬものであった。
ガイアスの世界
ランギュー二ュの盾
まるで剣聖のようというように、手に持たずに自在に盾を操る事ができるランギューニュ。これは最上級盾士になればできるという物では無く、ランギュー二ュの純粋な能力によるものである。
盾士になる前のランギュー二ュの戦闘職が何であったかという所にも秘密が隠されているようだ。




