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時を遡るで章(スプリング編)21 諸悪の巨人

 ガイアスの世界


 スプリングが手に入れた新たな長剣ロングソード


ガイルズとの戦いによって、インセントから譲り受けた長剣ロングソードを折られたスプリング。その後、ガイルズと共に『剣聖』が持つに相応しい剣を探す旅に出ることになったスプリング。(ガイルズの想い付きでありスプリングはノリ気では無い)

 『剣聖』が持つに相応しい剣を手に入れるまでの間の武器として旅の道中で手に入れたのが長剣ロングソードである。

 インセントとの物とはデザインが異なるが、同じ長剣ロングソードである。当然、何処にでもあるただの長剣ロングソードであり、秘めた力も無ければ手入れをする必要もある代物である。




 時を遡るで章(スプリング編)21 諸悪の巨人




 青年が自我を持つ伝説の武器と出会う少し前……




 「罪人、ゴッゾ=バルミリオンを、ログ国反逆の罪で死刑とする!」


 ムハード大陸の末端、南東に位置する国、ログ。その国の象徴である城、ベルゼドル城の中庭にある死刑場の中央に設置された壇上で黒いマントを纏ったログ国専属処刑人、マイザー=デンゼルはその場に集まった人々に向け声高らかにゴッゾ=バルミリオンの死刑を告げた。その表情は人一人の生き死を宣言しているというのに、卑猥で見ている者の神経を逆撫でるような笑みを浮かべていた。


「罪人の罪状は……」


 死刑宣告を告げた後、マイザーは喜々とした表情で人々に対しゴッゾが犯した罪状を読み上げていく。ゴッゾが犯したとされる罪は多く、二分以上かけてマイザーは罪状を読み上げた。その時のマイザーは喜々としており楽しんでいるようにも見える。しかしマイザーとは逆にその場に集まった人々の表情は絶望したように沈んでいた。

 スプリングがゴッゾと接触したあの日、マイザー達によって連行されたゴッゾは、その日の内に死刑が決定。今日この処刑場に現れるまでの間、幾つもの意味の無い拷問を受け、その姿は痛々しい姿になっていた。


「ふぁぁぁぁ……」


ゴッゾの痛々しい姿を見続けるログ国の人々に混じり、頭二つ分程飛び出たフードを被った大男は、マイザーの罪状内容の読み上げを退屈そうに聞いていた。


「なぁ、こんだけ罪を犯した大悪党が捕まったっていうのに、何でこいつらはこんなに空気が重いんだ?」


 十を超える罪状を言い渡され死刑宣告を受ければ普通、その場に集まった人々から歓喜の声や罵詈雑言の一つも飛び出しそうなものだが、誰一人として声を上げず静かに黙りこんでいるその様子にフード付のマントを纏った大男は首を傾げながらその事を隣の男に尋ねた。


「……それはこれが見せしめだからだ」


大男の隣に立ち問に答えた男はスプリングだった。


「見せしめ? ……何のだ?」


ログ国の情勢について詳しく知らない大男は、ゴッゾが何の為に見せしめにされているのか分からず、スプリングに尋ねた。


「……この国にとっては犯罪者だとしても、この国に住む人々にとって彼は英雄なんだよ」


そう言うとスプリングは強く拳を握りしめた。


 現在のログ国は、王ニダルマスによる独裁によって成り立っている。成り立っているとは名ばかりでその実、国としての機能は殆ど果たしていない。ニダルマスが力で支配する無法地帯と言ったほうが正しく、現状は、王の言葉が全てであり、この土地にある物は人の命であっても王の物、ログ国に住む人々は生かさず殺さずと言ったギリギリの所で搾取され続けているというのが実態である。

 だがそんな非道な国ならばすぐにでも人々はログ国から逃げ出すのではないかと思うが、ログ国の人々にはそれが出来ない理由があった。

 最も大きな理由としてはログ国が天然の城壁に守られているからであった。ログ国周辺には高低差の激しい砂丘が存在している。高低差が激しい為に砂丘を越えることは難しくそのお蔭で他国からの侵略を阻んできた。しかしそれと同時に天然であるが故に抜け道は無く出ることも難しい砂丘はログ国の人々を逃さない監獄の役目も果たしていたのだ。従い、砂丘を越える為の力を持たないログ国の人々が国から脱出することはほぼ不可能なのである。

 そして、人々がログ国から出られない理由がもう一つ。それは人々が力を持つ事をニダルマス王が禁止した事にあった。

 人々に様々な力や可能性をもたらす戦闘職。ニダルマスは人々をログ国に留める為に戦闘職を廃止した。戦闘職を廃止したことによって人々は力と可能性を奪われ、先に述べた天然の城壁、高低差のある砂丘を越えるだけの力や体力を得られなくなってしまったのだ。だがそれは副産物的な理由と言っていい。本当の理由は王である自分に対して反乱を起こそうとする者たちの芽を摘み取るというのが狙いだった。

 逃げん力も歯向かう力も奪われたログ国の人々は生まれた瞬間からその尊厳をニダルマスに奪われ絶望に沈んでいくだけ一生を送ることになるのである。

 しかしそんなログ国の人々にも希望の光があった。それが外からやって来る冒険者や戦闘職だった。外から来た戦闘職や冒険者ならば、この絶望しきった国をどうにかしてくれるのではないか、そう思ったログ国の人々は国の外に英雄の光を見たのだ。それが僅かな可能性だとしても。だが現状その想いは全て打ち砕かれていた。

 今までにログ国の人々の想いに応える正義感溢れる冒険者や戦闘職は当然何人もいた。悪しき独裁者に鉄槌を下す為に幾人もの冒険者や戦闘職がニダルマスやその兵たちに戦いを挑んだ。しかしその結果ある者は返り討ちにあい、またある者は懐柔され人々の敵へと成り下がった。

 幾多の冒険者や戦闘職を返り討ちにしてきたニダルマスは百年という長きに渡る時間、ログ国の王としてその玉座に君臨し続けてきたのである。

 しかし百年以上も続く独裁に人々の心から希望が失われていたある日、突如として再び希望の光がが指した。それがゴッゾである。

 彼は今までの冒険者や戦闘職のやり方とは違い、別の角度からニダルマスへの反乱を考えた。その方法がニダルマスからあらゆる資源、財産を奪うことだった。

 盗賊である彼はその能力を最大限に発揮し、ニダルマスかが居る城から資源や金品などを何度も奪っていった。ログ国の人々の砂丘越えにも協力していたゴッゾは、砂丘越えを果たした者に自分が奪った金品を分け与えていた。彼の存在はたちまちログ国の人々にとって希望の光となった。希望の光となった彼を応援すべく人々も出来る限りの協力は惜しまなかった。

 彼が起こした反乱への歩みは遅く長い時間を必要とするものではあったが、今までのどの冒険者や戦闘職よりも効果を上げていた。しかし順調であった反乱に陰りが見え始める。

 例え彼が高度な技術を持った盗賊であったとしても、人一人が奪える金品には限りがある。そして砂丘越えの協力にしても彼一人の力では限界があった。

 彼が資源や金品を盗み砂丘越えに協力する間に、ニダルマスは様々な対策をとりゴッゾの反乱を阻もうと動き始めたのだ。日々困難になって行く反乱にそれでもゴッゾは立ち向かった。

 だがある日、ニダルマスは決定的な策をゴッゾの前に打ちだした。それは皮肉にも、ログ国の人々が希望を持った方法と同じく、外からやってきた冒険者や戦闘職を使うことだった。そして現れたのがスプリングだった。


 アカリフ大陸での傭兵稼業以降、その消息を絶っていたスプリングは半ば無理矢理ついてくるガイルズと共にムハード大陸にやって来ていた。そんなスプリングたちが辿りついたのがムハード大陸の末端、南東に位置するログ国だった。

 旅の資金が尽きかけていたスプリングたちはその資金を稼ごうとしていた。その時に目についたのが、莫大な懸賞金が駆けられたお尋ね者の張り紙だった。国中に張られた張り紙の殆どは破り捨てられていたが、綺麗に原形をとどめた張り紙を目にしたスプリングは手っ取り早く稼ごうとそのお尋ね者の捕縛に乗り出したのである。


「なーるほど、お前はこの国の英雄であるおっさんを捕まえちまったって訳か……」


スプリングからこの国の状況や今張り付けにされているゴッゾについて軽く説明を受けた大男、ガイルズは、処刑場の中央で張り付けにされたゴッゾを見つめるスプリングに視線を向けながらそう口にする。


「ああ……考えが浅はかだった……」


スプリングは自分の行動が間違いであったと後悔し表情を曇らせながらガイルズの言葉に頷きそう口にした。


「ふーん、なら……助けるかあのおっさん!」


「はぁ? 馬鹿な事言うな、彼を助けることがどうなるか分かっているのか?」


突然飛び出すガイルズの行天発言に慌て口を挟むスプリング。

 ログ国の人々にとっては英雄であっても、国にとっては大罪人、反逆者であるゴッゾを助けるということは、即ち自分たちも反逆者になるということ。ログ国を相手にしなければならなくなるということだった。


「おいおい、若手で一番『剣聖』に近いって言われている男が何怖気付いている? 国一つ相手に出来なくて何が『剣聖』だ」


自分の意見に否定的であるスプリングに対して、煽りでもって言葉を返すガイルズ。


「馬鹿かお前……相手は小国と言っても国だぞ……この国の兵力も分からないのにそんな面倒なことができるか」


ガイルズの煽りを冷静に咎めるスプリング。だが咎めたようにも聞こえるスプリングの言葉は、あくまで面倒だと言っているだけで、やれないとは言っていない。国一つを相手取っても勝つことはできるという自信が垣間見えた。 


「所詮あの砂丘に守られた兵力だ、兵の練度はたかが知れている、俺はこの国を相手にするなら千人や二千人が相手でも負ける気はしないぜ」


「ふん、俺だってこの国の兵力だったら三千人相手でも負ける気はない」


明らかなガイルズの煽りに対してその上を行こうとするスプリング。


「よし、なら決まりだな、俺ら二人で反乱してこの国をぶっ潰しちゃおうぜ!」


「お前な……」


まるで近所に出かけるような軽いノリで反乱を企てるガイルズに呆れるスプリング。


「そうとなれば、善は急げ! 一暴れと行くかな!」


そう言いながら砂避けのフード付マントを脱ぎ棄てたガイルズは背中に背負った特大剣、大喰らいを一息で抜くと、死刑場に向かって走り出した。


「おいおい……」


お前の何処に善があるんだと思いながら飛び出していくガイルズに更に呆れるスプリング。しかしその手は腰に差したまだ真新しい長剣ロングソードに添えられていた。


「狙うは一番目立っている奴!」


作戦もへったくれも無く壇上に立つマイザーにそう宣告するガイルズは、騒然とする人々を掻き分けながら突っ走る。


「……ふむ、やはり暴れだしましたか……」


まるで猪のように自分の下へ向かって来るガイルズを壇上の上から見下すマイザー。ガイルズという存在がこの場で暴れ出すことを予期であったような口ぶりのマイザー。


「あの大男の相手はあなた方に任せます」


周囲の黒いマントを身に纏った数人の部下にそう指示を出したマイザーは彼らを盾にするように壇上から下りようとした。


「どぉぉぉぉぉぉぉりゃゃゃゃゃゃゃ!」


「……!ッ」


しかし怒号のようなガイルズの声がその場に響き渡った瞬間、マイザーを守る黒いマントを身に纏ったマイザーの部下たちは宙を舞っていた。それだけでは無い。マイザーが立っていた壇上はまるで爆発したように破片となってマイザーの部下たちと同様に宙を舞っていた。


「なっ!」


爆風にも似た衝撃に目を見開くマイザー。その目に映ったのは一人の男が、一本の特大剣を振り下ろしただけでその周囲にいた者や物を吹き飛ばす光景。たった一撃。ガイルズの振り下ろした特大剣、大喰らいの一撃によって一瞬にして僅か数秒前まで自分がいた場所が地獄へと変わる光景だった。


「逃げるなよ……俺と戦おうぜ」


「ヒィ!」


雨ように降り注ぐ部下や壇上の破片の中、自分とは性質の違う笑みを浮かべるガイルズにマイザーの表情は凍りついた。

 処刑の他、罪人に刑を科すログ国専属処刑人のマイザーは職業柄、様々な情報を耳にする機会が多く諜報活動も兼任している。その為、ログ国に住む者、入国してきた者の情報は全てマイザーの耳に入ってくるようになっている。当然、目の前の男ガイルズの情報も耳に入っていた。


― 一週間前、上位剣士スプリング=イライヤと共にこの国に入国してきた重剣士、ガイルズ=ハイデリッヒ。

 砂丘越えを行うだけの実力在り。現在不審な動きは無いものの、その行動から国に対して不利益を生む可能有り。 ―


これがログ国に入国してからのガイルズの情報であった。

 部下の諜報活動により、現時点で危険は無いものの何かしら問題を起こす可能性があると判断されたガイルズは、マウザーの監視対象になっていた。しかしその監視でもガイルズの本質を見抜けなかった部分があった事にマイザーは気付いた。そうマイザーや部下はガイルズの強さを侮っていたのだ。

 高低差のある砂丘による天然の防壁の影響や、反乱を嫌う王ニダルマスの意向によりログ国の兵力が低いのは確かではあるが、ログ国の絶対的な法の番人であるマイザーたちは秩序を守るためとしてある程度の力が認められている。その実力はログ国の兵たちを優に上回るものであり、実質、彼らがログ国を守っているようなものであった。その奢り、そして外の情報が殆ど入ってこない閉塞的な国の状況がマウザーたちの感覚を鈍らせたのだ。


「ふーん、たいしたことねぇな、この国の兵隊さんたちは……」


地面に倒れた十人以上のマイザーの部下達を見ながらニヤニヤと笑みを浮かべるガイルズ。


「な、な……」


ガイルズが引き起こした目の前の状況に足が竦み前にも後ろにも動けなくなったマイザー。そんな状況のマイザーにいじめっ子の如き太々しい笑みで近づいていくガイルズ。


「み、みなさん……! は、早くこの無礼な大男を捕らえ……いや、殺しなさい!」


マウザーは声が裏返りながら己の感情に忠実に目の前のガイルズに対して処刑を宣告した。様々な手続きを無視してのログ国専属処刑人の処刑宣告に何処からともなく続々とマイザーの部下たちが集まってくる。


「悪趣味……だなおい」


嫌悪を抱く言葉。しかしその言葉とは裏腹にガイルズは楽しそうに自分を囲むマイザーの部下たちを見渡す。

 マイザーの部下たちが手に持つ物は拷問や処刑に使われる道具。処刑人である彼らはそれを武器としてガイルズに向けていた。


「……大丈夫か」


ガイルズが大立ち回りをしている間に密かに磔にされたゴッゾの下へと現れたスプリングは、周囲を警戒しながらゴッゾの腕や足に巻かれた縄を解いていく。


「ぐぅ……貴殿か……まさか助けられるとは思わなかった」


拷問を受けたのか体中酷い傷を負っているゴッゾは息を絶え絶えにしながらも驚きの表情を助けにきたスプリングに向けた。


「……すまない、盗賊と名乗っていたあんたがまさかこの国に反乱していたとは思ってもいなかった」


事情を知らなかったとはいえ、ゴッゾの反乱を妨害してしまった事に頭を下げ詫びるスプリング。


「いや……どんな理由があろうと私の行いは犯罪だ、貴殿が謝る必要はなない」


どんな大義名分があろうとその行いは罪であるとゴッゾはそう言い切ると傷ついた体で立ち上がった。


「それよりも、あの大男は、貴殿の仲間か?」


マウザーの部下に囲まれたガイルズに視線を向けたゴッゾは、スプリングに尋ねた。


「……仲間……では……ない……」


「歯切れの悪い物言いだな……しかし、不味いぞあの数を相手にしては……」


数十人を超すマイザーの部下に囲まれたガイルズのヲを案じるゴッゾ。しかし次の瞬間、ゴッゾの目には五、六人を纏めて吹き飛ばすガイルズの光景が映った。


「大丈夫だ、あの程度ならあそこの化物に任せておけば問題ない」


ガイルズがその内に本当に化物を飼っていることなど、当然この時のスプリングは知らない。しかしその尋常では無い強さを持つガイルズに何か得体の知れないものを感じとっていたのか感じ取っていたのか、スプリングはガイルズの事を化物と表現した。


「はは、確かにあの動き、あの強さ……化物だな……」


スプリングのその言葉を比喩表現として受け入れたゴッゾは、一人二人と次々に吹き飛ばし地面にめり込ませ、押し潰していくガイルズの姿に乾いた笑いを漏らした。


「さて、あいつが暴れている間に俺達はここから一旦退こう、何処か安全な場所を知っているか?」


ガイルズが囮になっている間にこの場から離れる事を提案したスプリングは安全な場所が無いかゴッゾに尋ねた。


「それなら……ッ!」「ッ!」


心当たりがあるのか、ゴッゾが安全な場所を伝えようとした瞬間、それを遮るような衝撃音と共に地鳴りが処刑場を揺らす。


「チィ……またか……あんたと大事な話をしようとすると邪魔が入るな」


ゴッゾがなぜ盗賊になったのか尋ねた時、マイザーの介入によって理由を聞きそびれたスプリングは、その時と似た状況になった事に僅かに苛立ちを覚えた。

 スプリングとゴッゾの会話を阻んだ正体、それは城の門を突き破り姿を現した、ガイルズよりも遥かに巨大な男だった。


「……よくみろ、あれが、この国の諸悪の根源、ログ国、現王ニダルマスだ」


城から姿を現した巨人のような体躯の男を見つめながら、ゴッゾはその巨人がログ国の王だと告げた。





ガイアスの世界


 マウザー=パルデミック


ログ国の専属処刑人であるマウザーは元冒険者である。出身地は別の大陸でログ国には冒険の途中で流れついた。

 それが洗脳であったのか、それともログ国の王、ニダルマスの思想に心酔したのかは定かではないが、マウザーはログ国で骨を埋めることを突然決意。冒険者仲間の制止を振り切りニダルマスへ謁見する為に城へと消えていった。

 現在ではニダルマスの忠実な僕として、ログ国専属処刑人という肩書きの下、ログ国の秩序の番人として、百人以上の部下と共に、犯罪者や反逆者の処刑や拷問を行っている。

 ニダルマスと直接会うことが許されている数少ない人物でもある。


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