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ウザ自販機
僕の前に、目がくらむ程明るい、古い自販機がある。少し時間を置くと、商品のラインナップを確認することができた。
夏であれば虫が大量に集まっているが、冬の深夜は僕一人のみ。
それにしてもコイツは控えめに言ってゴミだ。キャッシュレス決済は勿論、新500円硬貨、新千円札も使えない。
そして商品のラインナップも65点。
大学生ならギリギリ、情けで単位を与えるくらいだ。
コイツのために、家の貯金箱から100円玉を取り出し、深夜にジュース、出勤前に缶コーヒーを買うという生活がもう、3年も経過した。
引っ越し準備を終えた僕は、手伝ってくれた仲間への差し入れのために、自販機のホットコーヒーを全て買い尽くす。




