73 四天王激闘編13 水のククア現る! 卑劣な手を回避せよ!
西の大陸へ渡った鋼鉄たち。四天王が持つ鍵を求めて旅を続ける一行に、水のククアの影が忍び寄る。寝込みを襲われ、窮地に陥る。睡眠魔法をかけられ、さらに深く眠りにつくが、逆にメイリャンの爆睡拳の力を高めてしまう。一瞬、完全覚醒したメイリャンの力は、四天王を一撃で屠るほどだった。ククアがいた場所には水のカギが落ちていて~
「睡眠魔法(上位)くく……」
深く、深く眠りにつく。全員がすうすうと寝息を立てながら寝ているのに対して、一人だけ動く影があった。
「zzz……チンジャオロース……」
ゆらり……と動き、すっ……と構えの態勢を取るメイリャン。背中から少し虹色のオーラが垣間見える。
「な、なんだこいつ?! 寝ているのに動いてっ……!!」
「zzz…( ˘ω˘ )古王! 爆心拳 (け~ん)!!」
「ええ~?! あたしの出番これだけぇ~?!!」
右ポン拳がククアの腹にクリーンヒット!空間が少し歪むほどの威力は、ククアを一瞬で部屋の外へと消え去った。
瞬間的に完全覚醒したメイリャンの力は、四天王を一撃で屠るほどだ。
「どうした?! 今の音は!!」
バタン!とドアを開けて入ってくる鋼鉄。ククアがいた床には何かキラリと光る物が落ちている。
「む! これは……(効果音)チャリン…」
鋼鉄は鍵を拾い上げた。
「( ゜д゜)ハッ!! あ、青いヨ! きっと水のカギアル!」
鋼鉄たちは水のカギを手に入れた!
「も~うるさいよおまえら……寝かせてくれ…」
眠い目をこすりながらドーウィンが起きて来た。
「あん? おまえの持ってるそれは……まさか!」
「そうだ。水のカギだ」
「く、ククアを倒したのか?!」
「実力は確かにうちより下だが、やつは搦め手でやらしい手を使う……よく倒せたな」
「しかし、一体どうやって倒したんだ? あれでも四天王だぞ」
「わからん。私が部屋に来た時にはこのカギが落ちていた」
「なにぃ?」
「知っているか? メイリャン」
「ん~よくわからないネ。ただ右腕がすごい痛いアル」
「ふむ……何にせよ、カギが手に入ってよかったな」
「となると……あとはディーランか……」
「あいつはスカしたヤローだが、四天王で一番腕が立つ」
「一度ヤリあった事があるが、何か隠してやがった……」
「一筋縄ではいかぬ……か」
「弱点とか聞かないのか? 今のうちだぞ」
「おそらく、雷使いならば弱点らしい弱点はないだろう。効いても炎くらいか……うちのパーティに炎使いはいない……」
「そうか……おい、ディーランが出てきたらうちにまずやらせろ」
「そうはいきません!」
部屋にミリィが駆け込む。
「?! ミリィ?!」
「あいつは……ディーランには因縁があるんです!」
「ならとどめはおまえが刺せばいい」
「それは……」
両手をぐっと握りしめ、気持ちを押さえつけるミリィ
「ん? おまえ、魔法使いか?」
「そうです……けど……」
「いいぜ。おまえは素質がありそうだ。止めとは言わず途中で譲ってやる」
「??!」
「ただし、うちの特訓に耐えれたら……な」
「でも、あたしは……今は魔法は……」
「なんだ? 練孔張られてるのか、取ってやるよ」
「よっ……と。あれ? 取れない……」
「うちより上位の魔法使いは魔王様かディーランくらいのはず……」
「……まあいいや。じゃあ少ない魔力量で撃つようにするんだな」
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