70 四天王激闘編10 銃の真名
ハイブースト対ロウブースト。2機の速さは周りからはとても目で追えないスピードになっていた。はげしくぶつかり合う拳と剣。衝撃で火花が散り閃光が舞う。コックピットでペロペロキャンディを舐める動作が速くなったドーウィンは理解できない状況に思わず焦り言葉が出る。それに反応するメイリャン。
「こいつっ……!! 武器も持たずにウチと張り合うなんてっ! 非常識なやつ!!」
「ヒジョーシキで結構アルよ! わたしは無手の方がずっと強いネ!」
メイリャンは自身の所属している聖八極での修行を思い出しながら、ドーウィンと対峙する。その時の情景が頭の中に浮かんでくる度に、拳に力が入りギリギリと音が聞こえてきて、ムーンの白く輝くオーラが一段と大きくなる!
「対武器の修行なら故郷で飽きるほどやったアル! わたしの功夫をなめてもらっちゃ困るネ!」
「スーア! 再起動までどれくらいかかりそうだ?!」
「ソーリー子猫ちゃん……どうやらコアドライブが故障しちまったらしい。完全に機能停止だ。再起動はできない……」
「勝手に助けに来て勝手に機能停止してりゃ世話ないね! もっと役に立つやつなら……いや、あるじゃないか、いい方法がっ!」
ドーウィンはそう言うとスーアが乗っていたガンワルツ・ガイアから二挺の銃を引きはがす。力なくダランと垂れた両手がガイアの状態を表していた。
「アンタの銃、借りてくよっ!!」
「それは俺の相棒だ……やさしく扱っておくれよ?」
二挺の銃を空いてる腕に装備すると、ドーウィンは何かを詠唱しだした。
「リミッター解除! ハイペリオン・ランゼスタ!!」
チュイーンと音を立てて銃が光り出す。それに反応してスーアが思わず声を出していた。
「おや……何で相棒の名前を知っているんだ~い? 子猫ちゃん♪」
「ウチはこれの前の所有者だ……! 真名くらい知っているさ!」
銃に風の魔力を溜めながら残りの腕でメイリャンに切りかかっていく。メイリャンも対抗して武器を使う事を決め、腰からあるものを取り出す。
「銃を使うとは卑怯アル! なら私もこれを使うネ! 大ツッキー!!」
※大ツッキー メイリャンがレティアから託された電磁薙刀 冥月をモデルに、星機甲用に作った薙刀、大冥月
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