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69 四天王激闘編9 月のチカラ 風のチカラ ブースト対決!


 構えをとってからいったいどれだけの時間が流れただろう。二人とも動かずに硬直している。否!()()()()()()()のだ!ウィンダムからは風の魔力が機体全体からシュウシュウと流れており、ムーンの周りからは闘気がまるでオーラのように噴き出している!!コックピットのメイリャンから大粒の汗が頬を伝う。それがポタリ……と床に落ちると、戦闘開始の合図に聞こえたのか、両者とも同時に動き出す!!


 ウィンダムの風の二刀がムーンに向けて振り下ろされる!!それを拳で弾くようにして下から上に突き上げた!その衝撃でウィンダムのコックピット内は激しく揺れ、ドーウィンは大きく体勢を崩す!爆睡拳の素の威力の高さに驚いていると、すぐさまメイリャンは反撃をしかける!水のごとく流れるような型の後、とてつもない威力の直拳がウィンダムを襲う!バビュン!と音が聞こえるほどだ。その拳は剣の合間を縫い、顔面へとヒットする!バゴン!!


「ばかなっ?!! 拳が伸びて来ただとっ……!! ぐはっ……!!!」


「どーヨ! これがわたしが起きている時の、『金色形意拳』アルヨ!」


 ドーウィンは風の四天王。スピードには相当自信がある。それを簡単にくずされた事にとにかく腹を立てていた。プライドが高い彼女はハイブーストのスイッチを押すことをためらっていたが、それを使って勝てるなら……と唇を噛み締めながら心を決めてそのスイッチを押すー!


 ※時空間制御 ハイブースト

 機体内部に内蔵されているシステムであり、他にも複数種類がある。この『ハイブースト』は機体の時間を速めて加速し、高速移動する。長時間使用はできない。


「ハイブースト、起動」


 システム音が聞こえて来た。ドーウィンの機体、ソードダンス・ウィンダムの体が赤く光り、動く度に残像が浮き出し、とてつもないスピードでメイリャンに近づいていく!その瞬間、メイリャンの機体、クレイジー・ムーンは青く輝き出し、自身の周りの時間が遅くなる!ドーウィンがハイブーストを起動した直後に、クレイジー・ムーンに搭載されている戦闘補助AI、チャオマオ(超猫)がロウブーストを起動させていた。


「ハイにはロウで対抗アルヨ! ありがとネ! チャオマオ!」


 ※時空間制御 ロウブースト

 ハイとは違い、機体周りの時間を遅くする空間鈍化のシステム。ハイと同じく長時間使用はできない。




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活動報告に全体のストーリーラインを上げてますので、良ければ見ていってね~! 小説家になろう 勝手にランキング
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