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68 四天王激闘編8 四天王の意地


 バーラオスのマシンガンのような連続砲撃が、ガイアをさらに遠くへと引き離していく。スーアはバク転を繰り返しながら距離を取る。


「ジーザス! このままでは決着がつかないようだ。どうやら、僕の最高の技でぶつかりに行くしかないんじゃな~い?!」


 少し腰を落とし二挺の銃を体の前に構える。チャージの音が少しずつ大きくなっていき、そこから出る振動が周りを大きく揺らしていく!!



「ピピピピ! 目標、魔力急上昇感知! 推定…………極大スキル!!」



「なんだとっ?!!」



「プロティン! タイフーンイレイザーリミット解除要請!! こちらもすぐにフルチャージだ!!」


 危険を感じとった鋼鉄は、すぐさまプロティンに適切な武装を伝えていく。だが、プロティンから帰って来た答えは自身の想像を超えていた。


「ご主人サマ! リミッター解除はドライブだけじゃなくリアクターの出力も使うプロ! 使ったらスターはしばらく動けないプロよ!」



「むぅ?! ……かまわん! 条件はあちらも同じはずだ!! ここで私が止めなければ周りに被害が出るかもしれん!」


 数秒考えて決断した鋼鉄。そしてレインが機体情報を読み上げていく。



「タイフーンイレイザーリミット解除。フルチャージ。現在120%までチャージ完了デス。レッグアンカー固定。照準ロック完了。いつでもいけます、マスター」


 イグニッション・スターの機体足面からパイルのようなものが地面に打ち込まれ、体が固定されていく。タイフーン・イレイザーの側面のパネルにはデンジャーの文字が英語で赤く浮かんでいる!



「チャージ率限界突破150%……撃てます」



「よし! タイフーンイレイザー、発射!!」


 

「避ける考えをしなかったのはたいした騎士道精神だ……だけど! 後悔することになるんじゃないか~?!」



 両者の放たれた極大質量のビームが激突しあう!数秒間の後、ビームが徐々に横にずれて外れていくと、お互いの機体に掠るようにして当たってしまった!!


「くっ……! リアクティブアーマーがなければやられていた……!!」


 反応装甲を以てしても、完全にはビームを防げなかったスターは、一時的に機能停止の状態になっていた。




※リアクティブアーマー

 装甲面に衝撃時に爆発する機構を仕込むことによって、ダメージを極力減らす(相殺する)装甲。この世界のリアクティブアーマーはビームにも反応する。




「ぼくにだって四天王の意地があるんだけどな~~……これはナンセンスだぜ!!」


 スーアがコックピットの操縦席にガン!と大きく当たり散らす。こちらも機体に大きくダメージが入り、操縦不能状態だ。そして、少し離れたところでメタリックシルバーの機体からシステム音が辺りに響く。



「クレイジームーン再起動完了……コアドライブ始動開始。ライトネスリアクター待機中……」


 キュイィと全体から稼働音が鳴り響き、眼に光りが入る。



「やたよ鋼鉄! わたしのムーンがまた動いたアル! これで決着ネ!」


 ムーンが再起動し嬉しそうにしているメイリャンをよそに、ドーウィン駆るソードダンス・ウィンダムが呆然と前方に立ち尽くしていた……


「?! な、なんで立っているアルか?! 駆動部がやられて動けなくなっていたはずヨ!」


「ふふ~ん! うちの風魔法をなめてもらっちゃ困るねぇ! 駆動部くらい風の魔力で支えればちょちょいのちょいだよ!?」


 そういう話をしながら、二人は戦いの体勢に入っていく。両者深く腰を落とし、メイリャンは両拳を握り爆睡拳の構えを取る、ドーウィンは多腕の剣を前に出し両手を斜めに構えた。



「ソードダンス・ウィンダム、四天王風のドーウィン! 今! この戦いに全てをかけることを!! 魔王様に誓う!!!」



「クレイジー・ムーン! リー・メイリャン! わたしの爆睡拳が世界最強ってことを……ここで証明するアル!」



 クレイジー・ムーンとソードダンス・ウィンダム、最後の戦いが今!始まろうとしていた!!




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活動報告に全体のストーリーラインを上げてますので、良ければ見ていってね~! 小説家になろう 勝手にランキング
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