66 四天王激闘編6 タイフーンイレイザー
「くっ! 懐に執拗に入ってくる!! これでは引きはがせない!」
「へへーん! 遠距離戦に持ち込まれたら敵わないのはわかってるもんね~!」
近接戦を執拗にしかけるドーウィンに対し、鋼鉄は各種ブーストを駆使し遠距離戦に持ち込む。
「さすがは風の四天王! 動きが速い!! 風の魔力を機体全体に張り巡らせているのか……こちらはハイブーストを使っているのに速さが互角とは……!!」
「ここで一気に距離を詰めさせてもらうか~らねっ! え~い!! ダブルブースト起動!」
空気の圧が変わる、ウィンダムから発せられたダブルブーストによる二重加速が辺りを覆いつくす。その場から消え去った衝撃さえも無く音だけが遅れて聞こえてきた鋼鉄は一気に距離を詰められる。
「速いっ!! このままではドーウィンの剣戟を全て受けきる事ができない! ぬぅっ!!」
息もつかせぬ怒涛の斬撃がイグニッションスターに降りかかる!相手は多碗なのに対しこちらは一刀のみで、その攻撃を受けきることが徐々にできなくなっていく。そして、とうとうその時が…
ガギィン!!!
「しまった!! 卍政宗がっ!!」
とうとう卍政宗がスターの手から離れる。窮地に立たされた鋼鉄だったが、アレのチャージが完了する。
「ご主人サマ! タイフーンイレイザーのチャージ完了プロよ! いつでも発射オーケープロ!」
「ナイスだプロティン! レイン! 照準をこちらに回してくれ! ブースト管理は任せる!」
「かしこまりました。照準をマスターに」
「バーラオスは冷却中、卍政宗は私の手から離れた……残る勝機はこいつに賭けるしかない!!」
「くそっ……!! 相手が速すぎて照準ロックができない!」
「ダブルブーストの時点で目で追える速さを越えているようです。マスター」
「うちの速さについてこられるやつはいないもんね~! このままやられておしま……いっ?!」
ウィンダムの膝関節からバチバチと火花が散りだす。そのまま片膝を付いてしまう。
「ちぃっ!! こんな時に! ブーストの使い過ぎだって言うの?!」
「相手の動きが止まりました。マスター」
「恐らくブーストの過剰使用によるオーバーヒートだろう。今しかない!」
「照準ロック、固定」
「タイフーンイレイザー、発射!!」
機体全体を覆いつくすほどの大きさのビームがウィンダムに向けて照射される。その時だった。放たれたビームと同質量のビームが、タイフーンイレイザーの威力を殺していく!
「ジーザス!! 助けが必要か~い? 子猫ちゃん♪」
「スーア!! うちを笑いに来たのか?!」
「四天王きってのイケメン!! 地のスーア操るガンワルツ・ガイア、魔王様の命によりここに参上!!」
空から舞い降りて来た謎の機体、かき消されたビーム。未知数の力に驚かされる鋼鉄たち。はたしてこの局面を乗り切ることができるのか!
四天王激闘編7 ガンワルツ・ガイア に続く
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