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『鋼鉄のレイン』~星のチカラを継し者~   作者: アメノマコト
衛星機甲 クレイジー・ムーンの章
26/37

幼き勇者 トロン編1 小さな勇者


龍の扉から戻ってきた鋼鉄たちは、新たな依頼を受ける。

なんとその依頼は、想像を絶するものだった!!


「どうじゃ? レティアは元気じゃったか?」



「ええ。おいしそうに牛丼を頬張ってましたよ」



「お~そうかそうか! 頑張って『ねっとちゅうもん』しか甲斐があったというものよ!」



「して、鋼鉄とレインよ。早速じゃが、おぬしらに新たな任務を頼みたいのじゃ」



「今回は、扉の世界ではないんじゃ。ワシが転生させた者を鍛えて欲しいのじゃ」



「鍛えるとは、具体的にはどれくらいまでです?」



「なーに! さくっと魔王を倒せるレベルまでじゃっ!」



「ま、魔王ですか?! また大きくでましたね……できないことはないでしょうが、まずは装備の確認、パーティーの有無、これくらいは把握しておきたい」



「パーティーはおらん! たぶんソロじゃっ! 装備は転生時に渡した聖剣が一本だけじゃの」



「聖剣! ウィディア神……その子はもしや!!」



「そうじゃっ!! 勇者じゃ!」



「やはりか……」

 右手で顔を押さえやれやれと言った様子の鋼鉄。またどうしようもない依頼を舞い込んで来たようだ。



「その子の容姿を確認できますか? ウィディア神」



「ちょっと待っておれ! むむむむ! ほいっとな!」

 両手をぐぐぐと握り込み胸の前に出す。次元が歪みその子の映像が出てくる。



「この子じゃよ。名前はトロン。まだ10才じゃ」



「わ、若すぎる! この年で一人で魔王退治など無茶すぎる!!」



「そうじゃ? だからおぬしを呼んだのじゃ。鋼鉄よ」



「むう……わかりました。ですが一つ条件があります」



「なんじゃ?」



「スキルと装備制限を全て解除していただきたい」



「ダメじゃ!」

 珍しく語気を強めるウィディア神。何か理由があるようだ。



「ワタシもウィディア神に賛成です。マスター」



「しかし……! 今のままでは!」



「全て解除すればおぬしはすぐにオーバードライブを使うじゃろう? あれは寿命を縮める。だから全てはダメじゃ」



「…………」

 鋼鉄、無言の抵抗であった。



「ええい! わかった! でも全部はダメじゃ! オーバードライブ以外一時的に解除する! これが約束じゃ!」



「ウィディア神……!!」



「ふ、ふんっ! 特別じゃぞ! は、早くその世界に向かうのじゃ! そこの冒険者ギルドに次元を繋げてあるからのう!」


 珍しく照れているウィディアだった。鋼鉄たちは早々と次元の歪みに向かう。



「恩に着ます! ウィディア神! さあ行くぞ! レイン!!」



「お待ちください、マスター」


 次元の歪みが二人を飲み込み転送される。これから二人はどうなっていくのだろうか?!





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活動報告に全体のストーリーラインを上げてますので、良ければ見ていってね~!
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