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『鋼鉄のレイン』~星のチカラを継し者~   作者: アメノマコト
衛星機甲 クレイジー・ムーンの章
15/37

黒の扉 クリア特典


転生の間へと戻って来た鋼鉄とレイン。

ウィディア神からの特別なプレゼントとは?!


  ひとまず転生の間に帰って来た鋼鉄とレイン……とウィディア神だった。帰ってくるなり自分の椅子にふんぞり返ってドカリと座ると、自身の扇で偉そうに仰ぎ始めた。



「ま~ずは黒の扉クリア、おめでとうじゃな! 鋼鉄とレインよ!!」



「……きびしい闘いでした。制限下であそこまで戦えたので、少し自信がつきました」



「そうじゃな! 自分の頭で考え勝利をもぎ取る! よくやったのう!」



「かっこよかったです。マスター」



「ふむふむ、その制限じゃが、少し緩和してやろうではないか! ヴェロニカの強さは少々逸脱しておったからのう」



「よしっ。助かります。この先どんな強敵が待ち構えているかも知れないですから」



「ブーストの制限を70%から85%に緩和、リフュージョンソードの使用許可、幻のトリプルブーストの使用許可! どうじゃ? 大盤振る舞いじゃろう!」



「ふむ、ありがたい。というかやはりブーストも制限がかかっていたのか」



「さらにじゃっ! 今回は特別なプレゼントがあるぞい!」



「? 特別なプレゼント?」




「じゃじゃ~ん!! その名も『攻勢の紋珠』じゃっ!」

 自慢げにビー玉より少し大きな玉を天高く掲げるウィディア。


「これはの、装備するだけで効果を発揮するものなんじゃ。装備しておくだけで攻撃力が少し上昇するぞい!」


「大事な紋珠を譲り受けてよろしいのですか?」


「よいのじゃ! ワシは攻撃魔法はあまり使わないから無用の長物になっとったのでな!」


「ありがとうございます。大事に使います」

 鋼鉄は『攻勢の紋珠』を手に入れた!!



「ディフュージョンスーツの腰の横に紋珠スロットルがあるじゃろう? そこにはめるのじゃ」



「よいか? 紋珠は3つまでしか装備できん! たくさん手に入れてもよく考えて装備するのじゃぞ」



「はい。了解しました」

 腰のスロットルにカシュッと紋珠をはめこむ鋼鉄。攻撃力が少し上がったような気がした。



「ワシからは以上じゃっ! さて~はりきって次の扉に~と行きたいところじゃが! 今日はもう遅い、明日また呼びに行くからの!」



「かしこまりました。ではマスター、スーツのメンテナンスをしませんか?」



「うむ、そうだな。研究所に一度戻るか」



                    ◆



 ~地球 鋼鉄のロボット研究所~



「元気にしていたか? プロティン」



「おかえりなさいご主人サマ! 今日もイグニスの整備、終わってるプロよ!」



「ああ、ありがとう。今日はスーツのメンテに来たんだ」



「は~い! メンテナンス室に二名様ご案内プロよ~!」



 鋼鉄とレインの二人でメンテナンス室に入る。室内には調整用の器材が所せましと並んでいる。



「マスター、左腕もメンテナンスしましょうか?」



「ああ。頼む。レイン」

 鋼鉄がそう言うとカチャリと左腕を外し、レインがメンテナンスし始める。



「マスター。今のうちにスーツのメンテナンスをお願いいたします」



「了解した。ディフュージョンスーツ、メンテナンスオートモードで実行してくれ」

 ベッドに横になり目を閉じる。首に鎮静剤が投与される。徐々に意識が薄れていく。



「メンテナンス、オートモードで実行。確認。しばしの間、おやすみなさいませ。マスター」



                    ◆



 ~翌朝、転生の間~



「うしっ! 次の扉を選ぶのじゃ!」



「では……白の扉で」



「白か! 白はこやつじゃ!」

 扉の上部にすぅっと名前が浮かんでくる。



『眠りの拳士 リー・メイリャン』



「む……拳士!」



 ヴェロニカよりもハイクラスの闘いになりそうな予感にさらされつつも、次の扉へと入って行く鋼鉄たちなのであった。 




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活動報告に全体のストーリーラインを上げてますので、良ければ見ていってね~!
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