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ノアの旅人 ‐超・高難易度ダンジョン攻略専門の底辺クラン、最強キャラバンで死にゲー系迷宮を攻略する譚等 - / 第6巻~新章開始   作者: 西井シノ@『電子競技部の奮闘歴(459p)』書籍化。9/24
◇◇◇第三巻◇◇◇12譚~17譚

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80/307

 設定資料:古びた大冊子


―――――



挿絵(By みてみん)



(ここは掃除の行き届いていない図書室だ。所々で埃が積もり、蜘蛛たちは我が物顔で居を構え、列を成して歩いている。しかし、彼らと安易に目を合わせたりしてはいけない。何故なら彼らですら、ここの蔵書と同じように、この学院の所有物でしか無いのだから。

 貴方は埃塗れの本棚から、とある古びた冊子を発見した。冊子の中には、誰かの走り書きも記されていた。)




『――――


 【ウェスティリア魔術学院について】


 ようこそウェスティリア魔術学院へ


 カナビ狂王の一党独裁時代、旧ウェスティリア城であるこの地は革命軍により平和の元に帰り、市民らの集会所や王政を監視する団結地として機能した後、才能溢れる魔術学徒らの根城となりました。


 旧王城という歴史的建造物であるため、大地下や壁裏の禁止域等、いまだ未解明である所も多く有るこの学院は、時に不躾な者には牙を向くかも知れません。くれぐれもお気をつけて。


 さて、初等科より一部寮生、中等科より全寮制となるこの学び舎には伝統と専門性のある五つの寮が存在します。これより紹介するのは各寮の由来やその特色。




[・魔術学院、五大寮]

『フリューゲル』ディアマンデ

 絶対都市アイギスを永年守護する竜騎士族ドラグナーらの末裔、革命軍代表{アルス・フリューゲル}より取られた魔導騎士の養成を目的とする寮。

〔通称〕騎士寮

〔在籍〕1学年 高導士、中導士共に 約30名

〔所在地〕学院の北塔が高等魔導士寮、副北塔が中等魔導士寮となる。

  ――メモ 貴族が多い。エリート意識というかプライドが高い。しかし実力派。

 

『フェアリア』イオライテ

 後述する『シルフィード』らより名を取られたとされている冒険士の養成を目的としたクラン。シンボル的な英雄はおらず、学徒の進路も多岐にわたる。開拓士、調律士、探索士等、冒険士に要される総合力を養成する。

〔通称〕冒険士寮

〔在籍〕1学年 高導士、約30名 中導士 約30名

〔所在地〕学院の北中央塔が高等魔導士寮、南中央塔が中等魔導士寮となる。 

  ――メモ ちゃらんぽらん多し。仲が良い。騒がしい。


『クロノス』ジェイド

 もっとも古き寮。魔術学院の前身となった{クロノス魔法教会}より名を取った魔導士の養成を目的とする伝統ある寮。革命戦争では多大な火力として教団を率いた。現在は宗教的な教えを交えない。在籍する学徒には騎士になる者もいれば研究者になる者もいる。

〔通称〕魔導士寮

〔在籍〕1学年 高導士、約30名 中導士 約30名

〔所在地〕学院の北中央塔が高等魔導士寮、南中央塔が中等魔導士寮となる。

  ――メモ 優秀。


『シルフィード』アズライト

 革命軍に助力し、市民らを纏め上げた伝説の交易士{シルフィード}より名を取った交易士の養成を目的とする寮。シルフィードは冒険者クラン{シルフィード・テンペスト}の代表とされているが、本人はシルフ族ではなかったとの学説もある。

〔通称〕交易士寮

〔在籍〕1学年 高導士、約30名 中導士 約30名

〔所在地〕学院の東塔が高等魔導士寮、副東塔が中等魔導士寮となる。


――頭が良い。


『グノーム』オブシディア

 革命軍に助力し、旧ウェスティリア城の防備強化や魔術学院の創建に携わった精霊族の技術士{ケセラ・グノーム}より名を取ったクラン。彼は{グラン・グノーム}と呼ばれる冒険者クランの代表でもある。技術士や解明士、調理士、魔法薬調合士、歴史家、軍師など、非戦闘向けの教えが多岐にわたり存在。

〔通称〕技巧士寮

〔在籍〕1学年 高導士、約30名 中導士 約30名

〔所在地〕学院の南塔が高等魔導士寮、副南塔が中等魔導士寮となる。地下に何かある。


――変人が多い。




[・魔術学院、特別寮]


『ドライアド』ジェイド

 フェアリアの真の由来とされている精霊{ドライアド}から名を取った特殊危険地帯《シーラ》の専門家を養成する特別冒険士寮。数年に一度は死者が出る為、寮としての存在感は薄くフェアリアと同等とされている。認知するものすら少ない。寮監督はフェアリアと兼任である。

〔通称〕探索士寮

〔在籍〕1学年 高導士 約5~30名 

〔所在地〕学院の副館東塔が寮となるが、フェアリアを利用するものが多い。



 教員含め、総計約1900名以上。

 城下を含む学院全体の纏わりは既に、街規模だと言えるだろう。


―――――――――』










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