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ノアの旅人 ‐超・高難易度ダンジョン攻略専門の底辺クラン、最強キャラバンで死にゲー系迷宮を攻略する譚等 - / 第6巻~新章開始   作者: 西井シノ@『電子競技部の奮闘歴(459p)』書籍化。9/24
第16譚{魔術学院の離}
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④アポストルシーカーという奴ら。

「{船主:オリバー・ウィリアムズ}

 {隊長:アルプ・ネビュラ}

 {領主:オーガスタス・アルデンハイド}

 {領主:ウィル・ヒュドラ}

 {頭領:ブラン・アレクサンドロス}

 {団長:アーサー・ヴィクトリア}

 {隊長:オルテガ・オースティック}

 計七人が実質的にアポストル位を利用し活動している現役のシーカーです。残りの五人は{五大魔導士}と呼ばれ、間接的にエル=ダンジョンと関わり生還を遂げたオルテシアの五大国家を代表する騎士王たち。残念ながら探索士としては活動されていないそうなので、今日の授業では一旦彼らを置いておきます。」


 書き出された七人の最後に斜線を被せ、オルテガはアポストル六人の名前の下へつらつらと情報を書き出していく。


「まずは、不死鳥のオリバ。彼は長らくフェノン騎士団として暗躍し、幾多の戦争を経験しているとされています。そしてどんな戦場で有ろうとも彼は必ず生還を遂げたことからフェノンズの代名詞である不死鳥の字名を付けられました。そしてその戦場をダンジョンに移した今もなお、その不死身っぷりは健在なのでしょう。」


――『不死鳥=不死身のオリバ』{オリバー・ウィリアムズ}

 クラン:フェノン騎士団シーカー部隊

 特別呼称:船主

 潜具またはアーティファクト:不明

 

「次に、潜王アルプ、あるいは冥王ネビュラ。とある王国の首都直下にある迷宮の支配権を得るために、王を失脚させ国を滅茶苦茶にしたクズ野郎です。探索士として名を馳せていなければ、統治する気も無いのに国を転覆させた革命家テロリストのような人間です。シーカーでなければ今頃牢屋でしょうね。」


――『冥王/潜王=革命のアルプ』{アルプ・ネビュラ}

 クラン:ネビュラ

 特別呼称:博士/ドクター

 潜具(またはアーティファクト:不明


「次は、炎帝オーガスタス。白髪の生えたクズ野郎と覚えて下さい。この人はヨボヨボのお爺ちゃんですが、斜塔ダンジョンと呼ばれる巨大なダンジョン街の経済を牛耳っていて、文字通り皇帝の様に横暴なお方でした。今はどうか分かりませんけどね。孫も生まれたそうですし、隠居して貰いたいですね。」


――『炎帝=軍神のオーガスタス』

 クラン:サラマンダル・アルデンハイド

 特別呼称:領主/ロード

 潜具(またはアーティファクト:不明


「そしてヒュドラ。性格難です。彼はアルデンハイドと双璧を成すカスですね。四大精霊発出のクランはなんでこう狡猾なんでしょうかね。」


――『水帝=全能のヒュドラ』

 クラン:ウィンディーネ・ヒュドラ

 特別呼称:領主/ロード

潜具(またはアーティファクト:不明


「蔑称は、親殺しのブラン。彼は現フェノンズの前身となった組織『カラビナ』に所属していた父親を殺害し、ウェスティリア近衛騎士の名門アレクサンドロス家とそのシーカー部隊を切り離しました。内乱と言えばいいでしょうか。奴のクランに誇り高き騎士道精神はありません。しかし敵対関係となったアレクサンドロス家が、シーカー部隊の手綱を取り戻せていない事実が、彼らの能力の高さを物語っているでしょう。」


――『巌窟王=超常のブラン』

 クラン:アレクサンドロス探潜団

 特別呼称:頭領/ドン

 潜具(またはアーティファクト:不明


――『太陽伯=恵まれしアーサー』

 クラン:

 特別呼称:???

 潜具またはアーティファクト:エクスカリバーと呼ばれし棒切れ



「大体、王だとか帝だとかを冠する探索士はホームを構えて"統治"しています。それもダンジョン街や、ダンジョンの内部であることが多い。彼らにとっては領土や領地、それに伴う他人の決めた規則規範は煩わしいものなのでしょう。これが彼らを反社会的な人間に位置付ける確たる理由です。倫理や法律を守ることは、探索を進めることに比べれば"二の次"なんですね。」










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