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精霊通信録  作者: 襾犲 邑
外伝
106/108

外伝~トラップダンジョン製作協議会

よくあるネタをやりたくなったので書いてますが、だいじょうぶです。健全です。

もともとのレーティング(15)を入れてるのは精霊王の外見のためです。


ドゥエス、エリー(仮)、レニアの三人旅中の一コマです



レニアが同行することになった俺とドゥエスは、カーヤの呼び出しにアシャト村へ向かう道すがら、傭兵ギルドの依頼を引き受けて、あるダンジョンに足を踏み入れた。


「あらこれ扉のわりにかわいい置物ですね」

「あ、その右の置物は触っちゃダメッ!!」


ゴゴゴゴゴゴ……


「うわっとと」


レニアはドゥエスの制止も聞かず、うっかり罠を発動させ、気付かないうちに足元に展開されていた魔法陣により、3人とも別の空間へ移転させられてしまった。







「どこだここ?」



四方が白い壁に囲まれたその部屋には、何も無いところだ。

さすがに宝箱もガーディアンの類いもいないとか、不親切極まりない。


ドゥエスはさすがに焦ったのか、レニアに突っかかっている。

「おいおいおい、何でもかんでも引っかかって解除しちゃダメだって!この解除オタク!」


怒鳴られてさすがのレニアもしおらしくなるのかと思いきや、

「な、なななんですって?!私が悪いんじゃありませんわ!ここに設置してある罠が悪いんです!」


逆効果だったようだ。

なんかめっちゃ怒ってる。

……止めたらいいのか?


「罠に良いもわるいもあるか!そーゆーのはな、そもそも触りやすいところになきゃ罠になんねーだろーが!」


あくまで二人とも口喧嘩で済んでいるようなので、これは止めなくても問題なさそうだ。


「………なぁ…」


「そもそも解除オタクではありませんわ!困ってる人を助けるのがわたくしのポリシーですもの!それをどこかの野蛮人にとやかく言われる筋合いなんてありませんわ!」



「――っはん!そんなの所詮、見栄で凝り固まったポリシーじゃねぇか!そんなモン何の役にも立たねぇっての!!」



少しずつ、二人の声が、大きくなっていく。

珍しく余裕なく怒鳴り合っている二人を聞き流しながら、部屋の四隅を探索していく。


――と、これは……?


何も無い部屋の壁、意外と低い位置に小さく書かれた案内文を見つけた。

碑板?にはささやかな大きさで以下の文が書いてあった。



『〇しなければ〇られない部屋』

〈トラップダンジョン製作協議会〉


ほほう。

この部屋から脱出するための、謎解きを教えてくれる親切設計のギミックがあるんだな。

肝心なところの碑版は剥がれ落ちているため、読み解くことが出来ない。




………………きっとこれはアレだな。

殺し合いして最後の生き残りになれば、部屋の外に出られるってよくあるやつかな?

そこそこの広さあるし……。



俺は二人のもとに近づいた。


「ヒートアップしてるところ悪いんだが……ドゥエス、レニア、これを見てどう思う?」


「今立て込んでるんだ!あとにしてくれ!」


「そうですよ!この方を牢にぶち込むまでは邪魔しないでください!!」



「………………」



ふたりに怒られてしまった。

どうやら、ふたりともそれどころじゃなさそうだ。



どうすっかなぁ……?







…………………



………とりあえず喧嘩に余念のないふたりを置いて、俺はひとり、外に出る方法を考えるか。


「そもそもアンタが来なけりゃこんな目に合わずに済んだんだ!」


……コツンコツン


壁の向こう側に空洞……は、無さそうだな。


「なんですって!そりゃ、少しはっちゃけた所はあったかも知れませんけど、ドゥエスさんに言われる筋合いはありませんわ!!」


人工的な錬成物なら、基礎部分か核部分に魔力痕があったり、表面に加工の跡が見られるもんだろうが、一見した限りでは見当たらないな。



「そもそも、なんでオレが好きでもない女と自分の作ったトラップに引っかかんなきゃなんねーんだよ!」



……



「ドゥエス?それはほんとうか?」


「え、今なんて言いました?」


途端レニアと俺のトーンが下がった。


「――ぁ……ヤベ」


コイツが元凶か。


「ならこの場所の脱出方法くらい知ってるんだろう?壁に書いてある正規ルート以外で簡単に出られるのならば教えて貰おうか」


きっとショートカットコースぐらいあるのだろう。


「ーっ!しゃーねぇな!扉の開け方教えてやるよ!」



壁の一部へと近づくと、拳を振り上げ、そのままパンチを食らわせた。


ゴガァ!ガラガラガラ……


「ほら、コレで外に出れるぜ。」


こいつの拳はハンマーかボーリングか?

崩れる壁を越えて外に出た。


その間も、なにやらブツブツ不満を呟いていたドゥエスだった。


「何でせっかく作ったダンジョンを自分で壊さにゃなんねーんだよ。いや、実際に作ったのはメンバーの奴らだけど、それでも経費と男のロマンと希望が詰め込んであったってゆーのに……」



「あ、そういえば、さっきの碑文に番号らしきものが書いてあったんだが、もしかして他にもこの手のトラップ仕掛けた場所があるのか?」


「あっ!いや………………まぁ……若気の至りってやつ、ね」

否定はしないのな。


「近くにあるのなら、ついでにほかのも破壊しに行こうか」


コイツなら壊せそうだしな。

色々と情操教育によろしくなさそうだし


「やめてくださいそれだけはおねがいしますなんでもしますからどうかそれだけはやめてください」


ドゥエスがいきなり、下手に出てきた。


「腰にしがみつくなって」





カーヤのもとに向かう途中にあったかもしれないお話でした。

閲覧ありがとうございます。

次の投稿は未定です

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