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2話目
突然扉を開いた者は続けてこう言い放った。
「じゃあぼくが行く。」
その言葉を聞いた瞬間議会内は騒然としたが、そんな空気をまるで感じないかのように次の言葉を放った。
「ぼくが皆を助けるよ!!」
唖然とした空気の中、口を開いたのは扉を開け放った者の父であり。
何を隠そうこの国の王であるにゃるろだった。
「にゃ、にゃめろー……」不安そうに息子に話しかけるにゃるろ。
「いいよね。」有無を言わさぬような強い目で父に語りかけるにゃめろー。
その二人を見ていた議会内の者たちはにゃめろーに賛成の意を示した。
「王よ。誰かが行かねばならないのです。行くのが王の息子であるにゃめろー様なら、民たちに国の権威を示すことにつながるでしょう。」
「そうです!」
臣下の言うことがもっともであるということを理解し口ごもるにゃるろ。そこで王室専属魔道士がある提案をした。




