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陰口に陽の光を当てるということ。

作者: 神無桂花

 陰口と言うものがある。いじめの初期段階でよく挙げられるものだ。そうでなくても、日常生活の中で、ふとした話題として、例えば上司の、例えば新人の、悪口、批判は今日もどこかで起きている。

 陰口というものは基本的に好まれない。聞いてても感想に困るし、悪口に同意を求められても反応に困る。陰口は悪かと言われたらまぁ、悪だろう。人の悪口なんて言うもんじゃない。そこはまず抑えておきたい。ここで僕が論じたいのは真に陰口を悪たらしめている存在についてだ。真に平和を乱している存在についてだ。

 

 知らなければ平和、というのは良い言葉である。都合の悪い事実なんて、知らないうちは無いのと同じなのだ。お互いの間に共通認識の都合の悪い事実が無ければ、その関係の平和は保たれる。まぁ、なんだ。ここまで書けば大方の人は察するだろう。結論は陰口を陰口では無い者にする存在であると。


 先にも言った通り、悪口なんて言うもんじゃないし、広められて困る発言なんてしない方が賢い。曲解して失言として広めるような奴らがいるのは結構厄介だが。余談だが某都知事が重要な発言に英語を多用するのは、曲解対策なんだろうなと思っている。

 本題に戻る。

 平和を乱しているのは陰口に陽の光を当てて陰口じゃなくしている人である。教室の隅の落書きを黒板に転載する奴。職場のデスクのメモ書きを、勝手に連絡ボードに貼り直す奴。

 落書きを落書きのままに、メモ書きをメモ書きのままにしておけば。平和は保たれていた。誰も酷く嫌な思いをしなくて済んだのだ。そのつもりでやったというのなら、その行動にも納得がいく。理解もできる。そういう策略だって。だが、それを善意のつもりでやったというのなら。

 

 しつこいようだが、人の悪口なんて言うもんじゃない。広められて困る発言なんてするべきではない。

「〇〇さん。■■さんが〇〇さんのこと、××って言ってたよ」

 これさ、■■さんの名前を借りて、○○さんに悪口、直接言っているようなものだよねって。

 悪口言うついでに自分ではない二人の関係に不和をもたらすって。なかなかヤバいことやってるよねって。


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