表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マジ異世界転生  作者: 田中ジロウ
第一章 マジの始まり
5/55

はじめてのたたかい


リマジハの街 ギルド内



「まずはスライム退治でもしてもらおうかい」


「マジか」


「ああ。冒険者は皆スライムを倒して大きくなっていくもんさ」


「マジで」


「スライムは最弱のモンスターだけど、油断は禁物だよ。恐ろしい魔物である事には変わらないからね」


「よし。あんた達四人にはスライムを10匹倒してきてもらおうか。報酬は500ゴールド」


「ショボっ」


「うるさいね。スライム10匹程度これでも高いぐらいだよ。パーティを組んで初めての依頼だから報酬も高めに出すが本当ならこの十分の一だからね。分かったらさっさと行っといで」


「スライムか。まあ小さな依頼からコツコツこなしていかないとな。それじゃギル婆、行ってくる」


「シャルテ達は慣れとるかもしれんがヤミヒコは初めてだからな。よく戦い方を教えてやりな」


「はい。それでは」



俺達はギルドを出た



「スライムなら街を出たらそこら中にいるからな。10匹ぐらいすぐに倒せるだろう」


「しかし500ゴールドじゃ今日の宿代で精一杯ね……しばらく貧乏暮しだわ……全く誰のせいで」


「ウヒヒ」


「なに笑ってんのよコラーー!!!」


「リッカさん落ち着いて! ……それにしてもヤミヒコさん、凄かったですね。クラス適性のこと」


「ああ。私も耳を疑ったな……素晴らしい才能の持ち主だ」


「照れる」


「こんなんがねぇ……」



ハパラ平原



ガサガサっ


「「キシャアアア!!!」」


スライムが2ひき あらわれた!


「む!早速スライム出現か!ヤミヒコ、まずは私が戦闘のテクニックを見せるから下がっていてくれ!」


シャルテが前進し、剣を構える。


「まずは相手との距離を保ち、出方を伺うんだ。スライムは単純だから人間を見るとすぐに体当たりを仕掛けてくる」


スライムの1匹がシャルテに向かって突撃してきた。


「グガアアアアアッ」


ピョイーン


「そこをこうだ!!」


ザンッ……


「グガハッ……!」


スライムはシャルテの剣により両断された。短く呻くと、その体が光に包まれ、なにか石の形に変化し地面に落ちる。


「魔物とは魔王が物質に邪悪な魔力を与え生物に変化させたもの。十分なダメージを与えるとこうして元の形に戻るんだ」


ジャリ……


シャルテはスラ石を手に入れた!


「スライムを十匹倒せと言うことは、このスラ石を十個集めてギルドに持っていけ、と言うことさ」


「マジか」


「ああ。というわけでヤミヒコ、残りのスライム……倒してみるか?パンチでもキックでも一発入れられれば倒せると思うが」


「押忍」


俺は仲間を倒され怯えきったスライムを見下し、構えをとる。


ザッ


「かかって来い……雑魚が…………ッッッ」


「ギッ!?キ……キキ……キシャアアアアアアアアアアアアアアッッッッツ!!!!!」



次回、窮鼠猫を噛む……!?

危うしヤミヒコ……!!








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ