挑戦!!異世界グルメ!!
「それでは早速、冒険者登録に行くとするか!」
そう言うと、シャルテは前方にズンズン突き進んでいった。
「やる気満々ねーシャルテは」
「ずっとパーティを組むのが夢みたいでしたから……」
ザッザッ
森を抜けると、遠くに街が見える。
「あそこはリマジハの街。私達3人の生まれ故郷にして、多くの名だたる冒険者達が旅立っていった冒険者ゆかりの地でもある」
「そのまんまなネーミングだな」
「な……何を言うんだ……。とにかくそんな所で生まれ育った私達が冒険者に憧れを持つのは当然。ヤミヒコ、君の存在は渡りに船だったと言う事だ」
「さあ、着いたぞ」
リマジハの街
「ところでヤミヒコさん。お腹は空いていませんか?歓迎の意味も込めてご馳走したいのですが……」
「ペコちゃんだ」
「?……お腹、空いていらっしゃるんですね?じゃああそこの料理屋さんに入りましょう」
「そうだな。まずは腹ごしらえをしてからだ。パーティ登録はそれからでも遅くはあるまい」
ガチャ
料理屋 イシイキング
「ヘイラッシャイ!」
「なんでも好きなものを頼んでくれ。ここを旅立った者も、立ち寄った者も、多くの冒険者がこの料理屋で精をつけていっ
「ガツッッッ!!ガツガツ!!ムシャッ!バリバリボリボリズズーゴクッッッゴクッッップハーッッッバクバクゴクゴクプハーッッッモリモリガツモリガツムシャズズゴクプハーッッッ!!!」
「」
「す、凄まじい食べっぷりですね……」
「ちょっちょっとアンタ!!私達のおごりなんだからもうちょっと遠慮しなさ
「ガツッッッ!!ガツガツ!!ムシャッ!バリバリボリボリズズーゴクッッッゴクッッップハーッッッバクバクゴクゴクプハーッッッモリモリガツモリガツムシャズズゴクプハーッッッ!!!」
「」
「お会計3万9800ゴールドになりマース」
「」
「わ……私達がコツコツ地道に貯めてきたお金が全て…………」
「うむ。素晴らしい。美味であったぞ」
「ふざけんじゃないわよーーーーっっ!!!」
「無一文になっちゃいましたね……」
「またお越しくださいマセー」
早くもパーティに立ち込める暗雲……
一体どうなってしまうのか……!?