ダンジョンを攻略しよう
ダンジョンの下層に来てから7日目…
「ベル、そろそろここから出ようと思う…」
7日間この近くを探してみたが、やはりなにもなかった
俺は家族との約束を果たすために、帰らなければいけない
きっとベルは反対するに決まっている…
ベルが反対したとしても1人で行くつもりだ…
しかし、ベルから返ってきた答えは…
「うん、いいよ」
「そうだよな…反対す…え?今なんて?」
「別にいいわよ」
「ホントか?反対されるかと…」
「いや、どうせいつかここから出なきゃいけないし、それにそろそろいい感じになってきたからね」
「どういうことだ?」
いい感じとは何がだ?
「あーえっとね、世界樹の果実を毎日食べてたでしょ?」
「ああ…腹を満たせるだけじゃなくて、水分補給までできるからな…」
「それよ」
「え?」
「世界樹の果実のおかげでステータスが馬鹿みたいに上がってるのよ…魔力量だけで言うなら上級神より多いかもね…」
上級神?神にも階級があるのか?
「ああ、下級神って言うのはね神様の中でも下の方で…と言ってもAランク上位の冒険者ぐらいね…まあ戦闘に向いてない神もいるけどね」
ベルいわく神には 神様見習い→天使→下位神→上位神→最上位神→創造神
という位があるらしい。神様もいろいろ大変なんだな…
「そうなのか?」
「そう…伝説の勇者で上級神並くらいかしら…?」
「ええ…化け物じゃん」
「まあ、大丈夫よ、あなたは誰よりも強くなれる素質があるから」
「ちなみにベルは?」
「私は最上位の神よ!わかりやすく言うと下級神10000人分かしら?」
ん?下級神の1万人分?え、化け物じゃん…
「すごいね…」
「ふふん!もっと褒めてもいいわよ!」
ちなみに世界樹の果実は下級神でもほとんど食べれないらしい…そんな物いっぱい食べてたのか…
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「それより、ダンジョンを攻略するにはアレンのスキルを知らないとね…」
「時間操作ってどういうことができるんだ?」
「時間を操作できるとかしか…」
「いやそれはわかってるんだけど…」
うーん…まあ誰にでもわからないことはあるしなぁ…
「ま、まあ今の魔力量でスキルを使えるかどうかが問題になるわね…」
まあ、そうだよな…どんなに強いスキルを持っていてもそれを発動するための魔力がなかったら意味ないもんな…
「じゃあ、アレンのスキルが使えるようになってからこのダンジョンを攻略しましょう」
「ああ、そうだな」
拝啓、お母さん、ミラ、あと父さん
まだまだ帰るには時間がかかるようです
絶対生きて帰るので待っていてください。
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