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国家崩壊  作者: 柴犬
序章 崩壊の足音
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序章 内閣 総理レク

寒いですね。

コロナに負けるな!

20XX年6月1日首相官邸4階大会議室


「本題に入る前に、皆さんにお配りした資料に記載されている情報は、陸自中央情報隊や内閣情報調査局、公安などの諜報員から集めた情報をまとめた情報になります。それでは説明を始めます」

陸自中央情報本部から派遣された隊員が資料を見ながら説明を始めた。

大会議室に集められたのは首相をはじめとする4大臣会合のメンバーの官房長官、外相、防衛相や統合幕僚長や内閣情報調査局局長、国家公安委員長。さらにこれらを補佐する職員や国立感染症研究所職員、厚労省職員が集められた。


隊員「5月中旬から中国四川省で発生している小中規模の暴動は、中国当局に対する暴動ではないことが判明しました。諜報員が取得した情報を整理し、結論付けた結果によりますと、中国国内で何かしらのパンデミックが発生し、感染者が何かしらの原因で狂暴化し健常者を襲撃している模様です。中国当局は武装警察や西部戦区と南部線区の人民解放軍などを出動させ事態の鎮静化にあたっていますが相当の被害が出ています。現在確認が取れている情報では四川省を含む重慶、雲南省、青海省の4つの省に被害が急速に拡大しています。また中印両軍が国境付近に大規模な兵力増強の動きが確認されています。ミャンマーやラオスも同じく国境付近に軍の移動を確認しています。現在分かっている情報は以上です。それでは質問のある方は質問をお願いします。」



総理「そもそもこのパンデミックが4省に拡大しているのならなぜ情報がインターネット上に一切出回らないんだ?いくら当局の検閲画が厳しくても少しはでるだろうに。」


陸自隊員「今回の騒動に対し中国当局はAIを活用し少しでもこのパンデミックに関係のある投稿を全て削除しています。しかしながら日本やアメリカをはじめとする東南アジアやEU諸国などはすでに事態を察知し、中国にいる自国民に対し安全の確保や中国からの出国を要請しています」


外相「感染力はどのくらいか、また発症するまでの時間はどのくらい判明しているのか教えてもらいたい」


国立感染症研究所職員「現在の時点では全て不明です。また感染経路も判明していません。しかしながら僅か数週間で4省まで拡大しているのを鑑みて感染力は強く、潜伏期間は極めて短いと思われます。もしこのウイルスを中国が封じ込めに失敗した場合恐らく1、2か月で全世界に拡大すると思われます」


官房長官「そんなに感染力が強いのか⁈ワクチンの開発をすぐにでもする必要があるな。どれくらいで作れる?」


厚労省職員「ワクチン開発は莫大な費用と時間労力がかかります。またワクチン株等が日本に存在しない為、入手にも時間がかかりますので…数年はかかると思われます。」


官房長官「………」


総理「在中邦人や観光客の避難はどのくらい進んでいる?」


外務省職員「パンデッミック発生源の四川省に滞在している邦人全員はすでに日本に退避完了しました。残りの4省にいる邦人も出国準備が整い次第、出国します。しかし、被害が出ていない省にいる邦人は仕事などの関係上、出国を拒否しています。この対応は総理、どうしましょうか?


総理「なんで俺に聞くんだ!強制的に帰国させる法的根拠もないし、そもそもその仕事は外務省!お前らの仕事だろ。何とか対処しろ。」


外相「わかりました。」


防衛相「総理、防衛省から1つ進言があります。万が一、このウイルスが日本国内に入ってきた場合、速やかに治安維持出動を出していただきたい。武装警察や人民解放軍でさえ拡大を抑え込めていないので現在の警察力では抑え込むのは非常に困難と思われます。ですので…


総理「自衛隊を出せるわけないだろう!何を言っているんだ!自衛隊を出してもし国民に被害が出たら政権が吹っ飛ぶぞ。もし国内に入ってきても警察で対応してもらう、、いや対応しろ。」


外務省職員「では、せめて中国からの入国規制強化をお願いします。」


総理「次の会議で協議する。いいか。各省庁で連携しこの事態を乗り切り、少しでも長く政権を維持しよう。以上。」









投稿頻度は遅めですが頑張ります。

罵詈雑言でもいいのでコメントお待ちしております

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