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人物紹介 (其之一)

【リゼル騎士国】


斑目(まだらめ) 蔵人(くろうど) (乗騎:ベルフェゴール)


 現代社会にいて無用な剣術を祖父より叩き込まれた青年、大学卒業後はごく普通のサラリーマンとして勤務していたものの、首都高を大型バイクで飛ばしていたら光る風に包まれてしまう。わりと生真面目で堅い性格をしているが、こうと決めたら迷わない性格でもあり、皆からは発音しやすいのか “クロード” と呼ばれている。


 初期の騎体きたいはディノ・セルヴァスとの決闘で勝ち取ったクラウソラス四番騎だが、なかば流されるような形で王となってすぐ、隣国の女狐殿から譲り受けた第二世代の巨大騎士ナイトウィザードベルフェゴールに乗り換えた。



★ レヴィア・ルミアス (乗騎:ベルフェゴール)


 リゼル騎士国の魔術における名門ルミアス家の御令嬢、父親は王家に仕える宰相兼任の魔術師長ブレイズである。快活な赤毛の少女であり、思ったことは包み隠さず口に出してしまう性格を持つ。クラウソラス四番騎の魔導士を務めている最中さなか騎体きたいの操縦者が代わるという出来事があった。


 職務の性質上、クロードと長い時間を過ごしており、戦場では互いに命を預け合う関係から、幼馴染のイザナには申し訳ないと思いつつも密かな好意を寄せている。



伊耶那(イザナ)・ヴァイスベル


 リゼル騎士国の先王が残した一人娘で、クロードと婚姻を結んだ高貴な黒髪少女。産後の病で母親を亡くした経緯けいいもあって、姉代わりの侍女サリエル・アンデに育てられたが、父王の愛人と知ってからは距離を置いていた。


 その父王が王都を護るために戦い、身罷みまかったことにより、覚悟を決めて騎士団長のゼノスに新王となる結婚相手を選定させた。以後の彼女は政略的な婚姻関係にとどまらず、日々の暮らしが幸せなものとなるようにつとめている。



★ ロイド・ルナヴァディス (乗騎:ベガルタ)


 柳生新陰流の血筋につらなり、リゼル騎士国の剣術指南役を度々《たびたび》輩出する月ヶルナヴァディス家の跡取り息子。柔らかい物腰をした銀髪碧眼(へきがん)の優男なため、若いメイド達や市井しせいの娘達からの人気は高い。ただし、重度のシスコンなのが玉にきず


 祖先を辿たどれば同郷のクロードとは早い段階で打ち解け、相手が騎士王になってからも公式の場でなければフランクな言葉(づか)いで接している。なお、新王の技量や資質を認めていることもあり、妹魔導士を側室にあてがう考えは未だ捨てていない。



★ エレイア・ルナヴァディス (乗騎:ベガルタ)


 敬愛する兄と一緒に第二世代の巨大騎士ナイトウィザードベガルタを駆る銀髪碧眼(へきがん)の魔導士。ただし、重度のブラコンなのが玉にきず。レヴィアやフィーネ、イザナの三人娘よりも少しだけ年下なので、彼女達のことを “お姉様方” と称していたりする。


 わりと知識欲が強いため、大好きな兄にまとわりついてない時は書斎にこもっているなど、インドア派の側面を持つ。なお、兄がクロードを認めているので、半自動的に彼女も一目を置いている。



★ ディノ・セルヴァス (乗騎:クラウソラスL型改 ガーディア)


 第三代騎士王と共に戦場を駆け抜けた蒼の聖騎士の子孫であり、騎士の名門セルヴァス家の嫡男だが、周囲からの期待や家柄の名声が重荷となっている。当初は幼馴染のレヴィアと一緒にクラウソラス四番騎に搭乗していたものの、忽然こつぜんあらわれた稀人まれびとのクロードに立場を奪われてしまう。


 その経緯けいいから再戦と勝利を誓うも、相手が騎士王となったことで微妙な関係にある。ただ、“個人的に好かない相手であろうと、忠義は尽くすべし” と考えていたりもする生真面目な青年。



★ リーゼ・フェルト (乗騎:クラウソラスL型改 ガーディア)


 金髪緋眼と豊満な身体を持つ元準魔導士、面倒見の良い性格なので周囲からの信頼も厚い。大森林の戦いにてクラウソラス五番騎が大破し、操縦者達が戦死したことにより、応急処置をほどこした同騎体の正規魔導士に抜擢ばってきされる。その際に少し年下の騎士、ディノ・セルヴァスと出会う。


 手のかる弟のような存在で、心根は悪くないディノのことを気に入っており、巨大甲虫ギガビートルの討伐後には夕食とお泊りの誘いも受けていた。



★ ゼノス・ダンベルク (乗騎:クラウソラスL型 一番騎)


 筋骨隆々なリゼルの騎士団長であり、副団長や魔術師長、先王と同世代の親友でもある “おっさん三銃士” のひとり。若い頃は先王の護衛騎士を務めていたが、こっそりと城を抜け出していた先王を止めず、一緒になって自由を満喫していた。


 現在は騎士達の育成に務めており、不肖の弟子であるディノには期待している。なお、初対面の相手は取り敢えず “筋肉の量” で判断する悪癖あくへきの持ち主。



★ フィーネ・ダンベルク (乗騎:クラウソラスL型 一番騎)


 孤児だったところを魔術師長のブレイズに見いだされ、愛する妻を失って失意の中にいた騎士団長ゼノスと引き合わされた。最初はぎこちなかった義理の親子だが、数年をけて相互に理解し合い、歯にきぬ着せぬ物言いができる仲となった。というか、もはやファザコンである。


 ちなみに父親同士の繋がりもあって、イザナやレヴィアとは幼い頃からの親友で、二人からクロードのことに関して相談を受けたりしている。戦場では義父と共にクラウソラスL型に搭乗して、得意の土魔法で皆を支援する。



★ ブレイズ・ルミアス


 リゼル騎士国の魔術師長であり、魔術の名門ルミアス家の現当主。先王に仕えて内政を取り仕切っていた兼任の宰相でもある。それは新たな騎士王の下でも変わらず、不本意ながら国産騎スヴェルの生みの親といつわり、富国強兵計画を推進している。“おっさん三銃士” の中では一番の良識派 。


 最近は一人娘のレヴィアが騎士王と良い感じなので、側近として近くで仲良さげな様子を見せつけられるため、やきもきしているとか……



★ ライゼス・エッケハルト


 リゼル騎士国の副騎士団長で壮年の武人、卓越した槍術の使い手で彼に勝てる者は国内に少ない。親しい者達からすれば彼の “石橋を叩き壊して渡らない” ような慎重さや、文官をしのぐような見識を評価しているが、本人は巨大騎士ナイトウィザードの適性がないことを気にけている。


 先王や騎士団長とは若い頃からの友で “おっさん三銃士” のひとり、当時は暴走しがちな二人の手綱たずなを魔術師長に丸投げしていたものの、新たな騎士王に関しては御目付け役を買って出た。



石堂(いしどう) 琴乃(ことの) (乗騎:スヴェルS型 一番騎)


 部活帰りに並行世界の地球へ迷い込み、サバイバル生活をいられていたポニテの少女。ざっくばらんに見えてリアリストな性格をしており、本当の意味で信頼を寄せているのは同郷の蔵人くろうどや宗一郎だけだ。


 それ以外だと、自身を拾ってくれたディノやリーゼ、相棒の魔導士イリアなら信じてもかまわないかと思い始めている。乗騎は新たに製造された国産機スヴェルS型で、合わせて開発された騎体きたい兵装の弓矢を扱う。

『続きが気になる』『応援してもいいよ』


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― 新着の感想 ―
[良い点] こういうページを読んでいると色んなシーンが思い出されて楽しいです!
[一言] 更新お疲れさまです 次は骸骨さんとゆかいな仲間たちの番ですね まあ、骸骨さんは今のところラスボスみたいな感じなので敵軍の方で彼が大失態をやらかせば更迭されて落武者生活になれば…… なりふ…
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