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第3円 チート性能

移動販売車の説明となります。

(よし。とにかく移動販売車の性能を見ないとな……)


ハルトは車の周りを一周しながら確認した。


移動販売車は地球で運転していたものとは違い2両式になっている。


座席は前に2人、後ろに2人乗れるようになっていて、少し詰めれば6人ほど乗れるだろう。


座席のある部分から後ろに牽引する形で品物を並べる車両があり、商品はないもののかなりの量詰めることがひと目でわかる。


冷蔵棚も内蔵しているためチルド商品も詰める。


2車両目の一番後ろを開けるとそこは空間の揺らぎがあった。


後からわかったことだが、在庫などをしまっておける収納スペースらしい(5㎥)。


ハルトはひと通り外側を見ると座席車両である運転席に乗り込んだ。


普通ならナビを設置してある場所をを見るとタブレットが設置してある。


取り外し可能で充電部位に固定されている感じだ。


徐にタブレットを手に取ると画面をタッチした。


『ピコン。起動しました』


「うお!喋った!」


『私はこの移動販売車のAIです。何なりとお聞きください』


(焦ったぁ……確かに今のタブレットには〇ーグル先生だったり、〇リとかあるもんな……)


「分かった。名前を教えてもらえるか?」


『私に名前はありません。良ければご主人様つけてくれませんか?』


(名前かぁ……エーアイ……アイ……逆さまにしてイアがいいかな)


「よしんじゃ君の名前はイアだ。どうだい?」


『…………インストール中…………かしこまりました。素敵名前をありがとうございます。私の名前はイアです』


「よし!じゃあイア!タブレットの使い方について教えて貰っていいかな?」


『かしこまりました。ご主人様』


イアは返事をするとタブレットの説明を始めた。


1 発注


商品を発注することが出来る。


某コンビニチェーン店に並んでいるものを発注できる。(カートン買いしなくてはいけないものもある)


しかし装備が揃っていない物は発注できない。

また卸値が存在し、その額が足りなくても発注できない。


商品は自動的に陳列されるが陳列容量が少ないと自動販売車に付いている収納5㎥に収納される。

販売金額は日本と同じである。


2 お取り寄せ


某コンビニチェーン店のネットショッピングに並んでいる商品を取り寄せることが出来る。


こちらは販売金額での購入になる。


到着時間は商品によって変わる。


包装された状態で自動販売車に付いている収納5㎥に収納される。


3 改良部品取り寄せ


改良に必要な部品を取り寄せることが出来る。


冷凍庫や車両の購入からトイレや水道などの日常生活に必要な改良もできる。


設置は自分で。


4 改造部品取り寄せ


武装や機動力向上のための部品を取り寄せられる。


値段が凄まじくかかる。


設置は自分で。


5 データ管理

購入者のデータなどが保存でき、思念バンクを記録し、自動的に購入したものの引き落としをすることも出来るようになる。


『こちらで説明は以上になります。どうぞこれからよろしくお願いします』


「なるほど……ちょっと外出てもいいか?」


『はい』


ハルトは車から降りると数歩歩いた。


「チートすぎんだろーーーーがーーーー!!!」


今心で思っていた言葉を誰もいない路地で叫んだのであった。

送りたいシリーズをどうぞ宜しくお願いします。

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