下着
200pt有り難うございます。
「あ~お姉ちゃん、あれが足りないよ。」
「え?家になかった?」
「うん。…じゃ私ひとっ走りいってくるね。」
「コトもいくか??」
「ン~~。コトちゃんはお姉ちゃんとお父さんとお留守番してて。閉店間際だし走っいってくるから。」
「わかった!きをつけろよ。」
アヤセが買い物に向かい、狂狐が匂いに惹かれたのか森から帰ってきた。
コトと狂狐とぷちx2が居間で大暴れし始めると、必然的に俺の居場所は二階かキッチンになるわけだが。
お客さんを放置して二階も失礼だろうなと、俺はキッチン覗きこむ。
「どんな感じです?」
「そんな心配しなくてもちゃんと食べれるもん出すわよ?」
男子厨房に入らず。
こういうことか。
なにか違う意味で取られたようだ。
「ああ、そうじゃなくてですね…。」
なんていばいいのかわからんな。
そういえばあれがあったな、アヤセもいないし今見せとくか。
「あの…下着の件なんですけど。」
『ズザッサッー』
いや…なにも滑り込んでくる必要は…。
まるで盗塁を決めた野球選手かのように足元に滑りこんできたサラサさんは、やはり下着には過剰な期待をかけているようだ。
自分足元をパンパンと払いながら
「下着がどうしたの?」
「…ええ、一応デザインを書いてみたんですが…。」
「見る!!」
グワッっと嬉々とした表情のサラサさんの顔が俺の顔に迫ってきた。
「ちっ近いですって!サラサさん。」
「なによ?これくらいで。」
照れ過ぎなのよとサラサさんは言うが、あの綺麗に整った顔が至近距離に来るとどうしていいかわからないくらい動揺してしてしまう。
別に、恋愛経験がないわけじゃない、それなりに恋愛もしてきた。
元カノには悪いが、それでもこのレベルの美女に寄せられると少し舞い上がってしまう自分がいる。
「それでデザインって?どこ?」
「あ、二階です。今持ってきます。」
「ああいいわ、一緒に二階へ行って話ましょう。もう火は止めたし、ここでやってるとあの娘が帰ってきた時の言い訳が面倒臭いもの。」
それもそうか。と一度コトを見やるが、相変わらずキツネーズと戦闘中だった。
読んで頂いてありがとうございます。
今日はもう一話上げさせて頂き感謝の気持とさせて頂きます。
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