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ことしろ  作者: 無色瞳明
第一章
58/166

全力

 そういえばこの娘と二人っきりも初めてだな。


 神出鬼没でいつも何考えてるかわからん娘だけど、この年で魔法も使えるなんてスゴイことなんだろうな。


 「…背中。」


 「ん?」


 「傷。」


 「ああ、この前の?もう大丈夫。後にもなってないし。」


 「そ。」


 『フンフンフ-ン ンン-♪』


 鼻歌?よくわからない娘だけど、ごきげんらしい。


 「お酒。」


 「…。」


 いや、君とお酒のコンビはいい思い出がない。


 「大丈夫。普段。酔わない。」


 「…まぁ、一杯くらいで暴れるとは思わないけどね。」


 ご所望の焼酎と干物を一匹焼いてあげる。


 なんか中年サラリーマンの一杯飲み屋みたいなメニューだな。


 ティファと干物をつつきながら、無言で芋焼酎を飲む。


 なんだろうこれ。ん?


 ティファが立ち上がりどこかへ…ああトイレか。


 しばらくして、ティファが目を輝かせて帰ってきた。


 「こ…今度は何?」


 「フロ。」


 「風呂?」


 「リオ言ってた。フロサイコー。」


 成程、あの人もハマったのか。


 この目を見るに、入りたいんだろうな…。


 あまり女の子が他人の家でお風呂を入るとか薦められないけど。


 「入りたい?」


 「いれられる!」


 興味があること、好きなことには全速前進な娘なんだな。


 よし、と俺は立ち上がりお風呂のお湯を用意することにした。



体調不良でお昼にUPが出来ませんでした。

みなさんもお体にはお気をつけて。


次は0~1時頃になるかと思います。

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