始まっちゃった
俺は全く意味がわからなかった。
「取り残された・・・?って、え?!」
俺は走って自分の家に向かった。
家にも誰もいなかった。
「母さん?!ミルク?!」
ミルクというのは家にいる猫の名前。
いや、そんなことはどうでもいいんだけど。
「どうする?!」
とにかく食料確保。
あ、俺って意外と冷静?
そうでもない。冷蔵庫にかけた手が震えている。
冷蔵庫にはそれなりに食料が入っている。
まあ、もしなくなったら人いないしコンビニとかから頂戴するしか・・・
って、そんなに長く一人なのか?!
いや、いつまでかわかんないよな。いきなりだったし。
てか、なんで人がいないんだよ。
あれか?目の前が揺らいだ時に俺ワープゾーンにでもいた?
ああ、こんな時までゲームの影響。
こればかりは、この俺の天才的な頭脳を持ってしても・・・・
すいません。
馬鹿な俺には分かんないだろう。
とにかく、生命安全第一!
水出るかな・・・?
はい出たー。
何で出るんだろ。
まあいいや。
ガス。
はいおっけー
これくらいあれば何とか生きられるか?
あとは、寂しくて死なないようにしないと。
今は4時46分
まだ夜まで時間あるな。
寝るのは家で寝よう。鍵も持ち歩いとくか。
いや。人はいないけどさ、もしいて俺と同じ状況で俺より先にこんなことになってたらなんか、怖いし。
戸締りおっけ。
さてさて、どこへ向かいましょうか。
とにかく人を探してみましょう。
勉強の息抜きで外に出たのになんか大変なことになったな。
あー、ほんと理解不能。
今日は、だれとも会わなかったな。
7時05分
どうしよ。
テレビは砂嵐。
電波はとどいてんのか?
あーとにかく、勉強とかそれどころじゃなくね?
とにかく、元の世界・・・・元の世界
ってことは、ここは別の“世界”になるわけ?
あーなにこの展開。
夢じゃないよな?
あ!もしかして勉強している間に寝ちゃったとか?!
すぐに頬をつねる。
「痛いじゃん。」
あー、これ現実確定じゃね?
こんなに夢で考えるとかできなくね?
夢だったら長すぎね?
とにかく、今日は飯食ったし寝るか。
寝て起きたら元通りの世界になってますように。