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始まり

勉強勉強!!!

あー!俺は勉強しなければいけないのです!

なぜならば、学生だから!!

勉強勉強勉強!!!!

はい。

はぁー

んなこと言っても、やる気出ないか。

やらなきゃないとはわかってんだけどさ、やる気出ないんだよね。

なんでなんだろ。

やー、わかるよ?勉強の大事さっていうか、ね。

でも、どーしてもやる気出ない時ってあるじゃん?

今まさにそれ。

なーんか体だるくて動く気しなくて頭働かなくて。

親に言ってもどうせサボりとか思われるしさ、だからと言って黙ってパソコンだのケータイだのいじってればそれもそれで、なんか言われるし。

あーあーで、今日やらないとなんかすごい悪いことしたような気分になるんだよね。

よくわからない罪悪感。

やっても、どーせ頭にはいんねーし。

んーとにかく、外に散歩でも行ってみますか。

気分変えに。

勝手に外に行く分には親何も言わないし。大丈夫でしょう。


はい。案の定いてらー一言で終わりね。

いってきますよー。

外に出たのはいいけど、どこいこうか。

今は、昼の3時。

おやつの時間ですね。

とにかく散歩しよ。

適当に歩いてれば何かしらリフレッシュできることあんだろ。


俺はそう思い歩きだした。


「うっ」


なんだか、目の前が揺らいだ気がした。


「なに、地震?」


でも、地震という感じじゃなかった。

目の前にあるものが陽炎のように揺れたのだ。

めまいか・・・?

あーあー俺も歳か。

って、まだ16だけどさ。


まあ、そんなくだらないことを考えながら歩いていた。


ふと、何か違和感を感じた。

その違和感の正体はすぐに分かった。



人がいない。



どこを見ても人がいないのだ。

普通ならばちびっこたちが駆け回っている公園にも、騒がしく客寄せしている商店街にも、道のごみを拾っているボランティアも、だれもいない。


「どーなってんだ?」


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