か
金髪男は、こういった。
「お前の力はよくわかった。今から、お前に(力)をやろう。その力を使うときが来ないことを俺は、願っておこう。」
そう言って、金髪男は、俺に手を差し伸べた。
その時、俺は金縛りにあったように、動けなかった。
しばらくして、金髪男が、手を、下ろすと、俺の金縛りは解けた。
俺が、攻撃しようとした瞬間、金髪男は丸い何かを地面に、投げ付けた。
丸い何かからは、煙が上がり俺の、視界を画した。
何分経っただろう、俺は、煙の中で、もがき続けている。
煙が晴れ、俺が、目を開けた時には金髪男はもういなかった。
この場に残されたのは、4つの死体と、俺だけだった。
勝った。
勝ったんだ。
ベルセルクの部隊を倒したんだ!!
だが、一人は、逃げてしまった。
次はいつ出会うかわからない
その時のために、俺はもっと強くならないと。
そして、史上最強の軍団を作って見せる!!
俺は、その場に倒れこんだ。
痛みが出てきた。
金髪男と戦っている際、急に、出てきた力がどうやら無くなったようだ。
俺は、そのままぐったりと眠った。
痛み、疲労、喜び、夢、この何分かに、幾度と繰り返された俺自身が、走馬灯のようによみがえる。
最初は、冷静に戦いを進めることが、できたが、結局は、自分が自分で無くなってしまった。
俺は、死人にでもなったかのように、目を閉じた。