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俺と殺し屋と依頼人  作者: JUNTA
5/7

金髪男は、ゆっくりと、近づいてくる。

俺は、探知タイプとともに倒れている、フード男を見た。

フード男も探知タイプと同様に倒れている。

あの、ここにいる全員はみな、この男に殺されたのだろうか。

俺は、拳銃に手を差し伸べる。

金髪男が気づく様子はない。

俺は一気に拳銃をつかみ、金髪男に向かって発砲した。

パンと乾いた音は。金髪男をかすっただけだった。

俺はそのまま、2発目を撃とうとする。

金髪男は、まだ、ゆっくりとこちらに向かってくる。

俺は、引き金を引いた。

そして、今度は外さないように、拳銃を両手で持ち、狙いを定めた。

そのまま、俺は、躊躇なく撃った。

しかし、弾は発射しなかった。

どうやら、拳銃に残っていた、弾は、残り一発だったようだ。金髪男も、いつの間にか、目の前に来ていた。

金髪男男は、拳銃を、蹴り飛ばすと、こう言った。

「なかなかおもしろかったぞ。だが、残念だったな。お前はここで死ぬ。そして、お前は、俺のものとなる。」

そういうと、俺の顔面を蹴った。

そのまま、足を俺の頭に押し付けると、今度は俺の、のど元を蹴った。

俺は、吐血する。

「ガハッ!」

しかし、なぜだか、痛みが無い。

ただ、蹴られている感覚がするだけで、不思議と痛みはない。

痛覚が、やられてしまったのだろうか。いや、違う。今なら、こいつに勝てる。

俺は、立ち上がった。

「いまさらあがいても無駄だ!」

金髪男は叫んだ。

そして、俺の腹を殴ってきた。

だが、俺は、金髪男のその右手をつかみ、ひねる。

ギギギと、骨がきしむ音がする。

とうとう、ゴキッという音がした。どうやら、右手首を折ったようだ。

「ぐああああ!!!!」

金髪男は叫んだ。

俺の意識は、ほとんどなかった。

だが、自分の奥底に眠る、何かが、活発に動き回っていた。

そのまま、俺は、金髪男を蹴り飛ばす。

金髪男は、飛んでいく。

そして、反対側の壁にぶつかると、崩れ落ちた。

俺は、近寄っていきこう言った。

「形勢逆転だな。」

正確には、俺が言ったのではなく、俺の奥底に眠る何かが言ったのである。

金髪男は、うなだれている。

俺に眠る何かは、追い打ちをかけるように言った。

「この俺が、貴様を地獄に葬ってやるよ。」

なんとも、厨二臭い言葉だ。

聞いてて笑いが出てくる。

すると、金髪男は、フッ。っと笑い俺を見た。


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