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俺と殺し屋と依頼人  作者: JUNTA
2/7

俺の家は、HPHによって破壊された。

いつからか、自宅が破壊されたとき、もし、生きていることができたなら日本連合部隊に入隊することが日常となっていた。

俺も当然のように、日本連合部隊に入隊することになるのだろう。

日本連合部隊とは、内閣総理大臣が設立した組織であり、HPHと戦う部隊のことである。

じゃあ、総理大臣に従いたくないけど、HPHに従うのもいや!!という人間は、どうするのか?

噂では、個人で、設立している組織もいくつか、存在するらしい。

俺は、はっきり今の総理大臣に従う気などさらさらない。かといって、HPHの元へ下るのもいやだ。

個人で、設立している、組織に入ろうとしても、それは、あくまで噂であり、本当かどうかわからないし、もし、本当だったとしてもどこに、そんな組織があるかもわからない。

現在、貯金は約300000000円。

実は俺、HPHが来るまでは、俳優という職についていた。しかもある程度、人気があり、CMにもひっぱりだこだった。

そんなこともあって、熱案した結果。個人の組織を設立することにした。

そして、日本連合部隊よりも先に、HPHをこの国から、排除する。

そうすれば、俺の株は上がり、日本の英雄として、いつまでもこの国に俺の名が刻まれるだろうw

俺は、その日、戦車と、マシンガン、その他もろもろの武器を買った。







HPHは、いくつもの部隊で作成されており、ひとつの部隊に、5人~6人いると言われている。

さらに、部隊には、一つ一つ、部隊名とランクがつけられており、ランクが、高いほど、強い部隊であることが分かる。

俺は、とりあえずランク1~2の部隊を倒しまくった。

ランクが、1~2の部隊は、強くはない。むしろ弱い。

HPHは、力を、もっているだけで、生命力は普通の、人間と同じようだ。

まあ、例外もいるらしいが、まだ、そんな時期じゃない。

俺と一緒に戦ってくれる人間を捜して、十分な、力を得てからだ。

そして、俺は今、路地裏のゴミ箱の後ろに隠れている。

ある情報屋から、毎晩HPHがここを通ると聞いたからだ。

その情報屋曰く、人数は、5人、ランクは2程度らしい。

毎晩酒を飲み、酔っているところをその情報屋は目撃しているらしい。

おそらく、今日も酒を飲んでいるだろうという情報屋の情報。

さらに、情報屋は言った。「奴ら5人組を倒すことが、できればわしはお前について行ってやろう。

奴らがいると、わしはあの場所で酒が飲めねー。」

そんなこんなで、もう10分以上待っているが、いまだ現れない。

俺が、時計を確認した時、時計のガラス越しに人影が見えた。その瞬間、何かで、切りつけてきた。

もろに、直撃したが、俺は、防弾チョッキと、楔帷子を着ているため、そこまで、害はなかった。

俺は、向き直った。

見えるのは、4人の人間。

一人が口にした。

「だろ。今日は、いつもと違うやつがいるって言ったろ。まったく、そんなに俺の力を見くびらないでくれよ。」

その、部隊のリーダーらしきものが言った「そうだな。悪かった。だが、あいつ、私の攻撃は、あまり聞いていない様だぞ。」

また、一人目が言った「どうせ、力をセーブしたんだろ?あんたの爪が聞かないわけがない。」

どうやら、俺を攻撃した奴は、この部隊のリーダーで、こいつの力は、爪を自在に変化させて、攻撃する…。

そして、もう一人の、一番最初にしゃべった奴は、偵察能力がある、後は謎か。

すると、また一人が、口を開いた。今度は、最初にしゃべった奴でも、リーダーでもないようだ。

「俺たちは、ベルセルク!!ランク4をやらせてもらってます。あんた、俺たちと戦う気なんすか??やめといたほうがいいっすよ。」

なに!!?ランク4だと!?今の、俺がこんな奴らに勝てるのか??まあ、どちらにせよ戦わなければいけない。ここは、勝つことだけを考えよう。

「なぜ、やめといたほうがいい?」

俺は言った。

「なぜって、そりゃそうでしょ、だって、あんたさっきから、油断しすぎっすもん。」

「は?」

「ほら、後ろ後ろ。」

俺は、後ろを振り返る。その瞬間、腹部に、こぶしが入る。

「うぐっ!」

俺は、飛ばされ、壁にぶつかった。

だが、確かに俺は、確認した。俺を殴ったのは、HPHではない。

あいつは、HPHに改造された、改造人間だ!

日本連合部隊に入らずに、HPHに下った人間は改造人間にされてしまい、HPHの犬として使われるらしい。

これで、持っている能力がわからない、奴が2人。

とりあえず、リーダーを片付ける!

































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