霊感少女(ヲタク)と、その守護霊。
自己満物語でよければ、読んでくだしあ。
面白い人には、面白い・・・はず。ゥン。
「もううんざりだぁぁぁ!!」
空に向かって、吠え散らしていたのは私、柚崎 茉莉沙。
セミロングの髪は艶めく漆黒、瞳は金色と明るい茶色のコントラスト、偽物かと問われるほどに長く、曲線を描き、煌めき大きな眼を縁取る睫毛・・・・・・今日も私は美しい。
えぇ、ナルシストですが何か?
そもそも、全くナルシストで無い人間など、この世に存在しない・・・これが私の持論なくらいですもん♪
まぁ脳内の誰かさんへの説明、語りかけはこの位にして・・・。
「ここんとこ、ほんっと付いてなぁぁぁぁいぃぃぃ。
マジJK。俺JC。
あああもうアニメ見過ごしまくり、PC禁、金欠により、メ●トのくじも、某執事漫画の最新刊逃してるしぃ(特典付いてる内に買わないとっ!!)、コペックもインク切れで買いたい色溜まってるし、早く寝たにも関わらず遅刻したし、ぬかるみで転んでしまったせいでジャージなうだし、親は『親に頼ることなかれ。』とかほざきやがって!!SHIT!!」
機関銃のように喋る私をみて、見下した表情で頭をなでてくるコヤツは、同じクラスの村井 ユイ。
真っ黒の髪の毛、真っ黒な瞳、私より高い背、白い肌。運動は苦手で勉強が得意。
そして、ヲタク。
まぁ、最後の方の台詞で分かるように、かくいう私もヲ・タ・ク♪なんだけれどもww
「アハハッ☆苦労してまちゅねぇww」
「うん^^明らか見下してるだろ、おまえwww」
少しくらい背が高いからって、調子こくなや?ww
「どうでしょ~wwっつか、なんでわざわざ帰りみちでいうんだYO!」
「嗚呼・・・それはのぉ、妾の一族集いし回廊に、狂うた魔獣が屯していてな・・・」
「厨二www」
「うっせwww」
まぁ、ぶっちゃけ教室ではキョドりまくってこのテンションで話せる機会がないっつ~ことなんだおなぁ。
私のクラスは、一番後ろのクラスで、ヲタ同盟(通称ファミリー)の仲間は、私を含めて三人だけ。
一番最初のクラスに主要者が集まってしまっている。テラ孔明ww
おかげさまでリア充共に怯えまくっている私は、容姿が秀でて(おいっ!)いても、なかなか喋れず廊下や帰り道ぐらいしか喋らない。
え?モテるかって?んな訳あるかい!!ヲタってだけで、敬遠されておりますが??ww
いわずもがなだお。
「考え込んでますねぇ・・・んじゃこの辺で。」
ユイの声に、はっと我に返り別れを告げた。
図書室で借りた、ラノベをポケットから出して読み始める。
歩きながら本を読める・・・これも私の特技だZE。
「・・・・・・・・・。」
何とか空間で、好きなキャラが神なんとかと戦うシーンだったからか、
アニメ版のCVが某執事と同じで、声が脳内再生されて微笑んで(ニヤついて)いたからだろうか。
いつもなら、強気に対応すればこない奴が
憑いてきた。
厨二病設定でもなければ、妄想でもなく、私には視えてしまうのだ、俗に言う幽霊という奴が。
視える人間は大抵怯えて、自身の意識力(気?のようなもの)が弱まり、乗っ取られてしまう。
私は、小学校の時にそれで虐められたからか、逆に普通のひとに怯え、霊には怒り?で対抗していた。
今は、友人が出来、喜びと幸せと妄想etcで対応(対抗)している。
知識のある人曰く、「気」のようなののみで対抗するのはムツカシイらしいが私にはそれができている。
不思議なこと・・・らしい。
だが、ここのところストレスや、睡眠不足が重なってその「気」とでも呼ぶべきであろうか・・・が
急減していた。
意識が本に集中し、肉体から若干離れていたその時だ。
「くそっ!!」
女子らしくない言葉を発しつつも、
ふわふわと隙を見つけ、あわよくば・・・と取り憑こうとする浮遊霊等ではなく、
目的を持った、執拗な奴だった。
「悪霊・・・か!?」
本当にタイミングが悪い・・・。
静かなる意識戦が始まった。
さぁ、崇めよ、奉れ、☆は五つに、感動の感想を存分に(ry
嘘です。
ごめんなさい。
しゃしゃりました。(土下座
読んでくださり誠にありがとうございます。
宜しければ、感想、評価を頂きたく存じます。