表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぶっちゃけ大化の改新って何?ってレベルの俺が、当時のドロドロ権力抗争を最前線で見守ることになったんだが。  作者: 五稜 司


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/45

第8話:さよなら入鹿。~飛鳥の独裁者、ついにサービス終了(強制退場)のお知らせ~

「……ちょ、子麻呂こまろさん! フリーズしてる場合じゃないって!」

作戦開始の合図が出たのに、緊張しすぎた子麻呂が動けない。

読み上げる石川麻呂いしかわまろの声は震えすぎて、もはや何を言ってるか分からない。


「おい、石川麻呂。なぜ震える……。まさか、何か隠して――」

入鹿いるかが不審そうに身を乗り出したその瞬間!

「うおらぁぁぁ! 運営(朝廷)のジャッジをくらえ!」


しびれを切らした中大兄なかのおおえのプリンスが自ら飛び出した。

手にした槍が入鹿の肩を貫く!

「……なっ、な、中大兄! 何を……!?」

「入鹿! お前がわがまま(専横)しすぎて、日本がバグ(腐敗)だらけなんだよ!」


ようやく再起動リカバリーした子麻呂も飛び出し、入鹿の足を斬りつける。

飛鳥の絶対君主と呼ばれた入鹿が、血を流して床に崩れ落ちた。現代風に言えば、「最強のラスボスが、まさかの不意打ちで瞬殺ワンパン」された感じだ。


入鹿は必死に這いずり、玉座に座る皇極こうぎょく天皇にすがった。

「私が何をしたというのです……。お助けを……!」

天皇が「一体何事か」と問いかけると、プリンスはキッパリと言い放った。


「入鹿は皇族を滅ぼし、国を乗っ取ろうとした大罪人チーターです。今、ここでBAN(処罰)しなければ未来はありません!」

その言葉が決め手になった。

「……やりなさい」

天皇が背を向けた瞬間、子麻呂たちの刃が入鹿を飲み込んだ。


「……あーあ、マジでサービス終了(退場)しちゃったよ」

返り血を浴びたプリンスと鎌足かまたりの顔は、達成感というよりは、これから始まる巨大プロジェクトへの覚悟に満ちていた。


俺の足はガクガクだ。

「ま、なんとかなる……わけないだろ、これ!」

宮殿の外では、入鹿の死を知った蘇我氏の軍勢が武器を持って集まり始めている。

歴史の「大化の改新プロジェクト」は、ここからが本当の正念場(本番)だった。


【今回の学習ポイント:乙巳の変のクライマックス】


中大兄皇子の直接攻撃: 実は実行犯がビビって動けなかったので、しびれを切らしたプリンス自らが最初に斬りかかったと言われている。行動派すぎるだろ。


皇極天皇の決断: 暗殺の現場は、なんと中大兄皇子のお母さんである天皇の目の前。お母さんの許可(?)を得て、入鹿を処刑したという形をとったんだ。


暗殺後の処理: 入鹿の遺体は、雨が降る中、ムシロを被せられて庭に放り出されたという。絶対王者の最期としては、あまりにも寂しいものだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ