表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぶっちゃけ大化の改新って何?ってレベルの俺が、当時のドロドロ権力抗争を最前線で見守ることになったんだが。  作者: 五稜 司


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/36

第7話:運命のデッドライン。~三韓の儀式(ライブ)中に暗殺とかマジ?~

「……いや、警備ガード緩すぎじゃね? 逆にフラグを疑うレベルなんだけど」


西暦645年6月12日。

場所は飛鳥板蓋宮あすかいたぶきのみや

今日は、朝鮮半島の三つの国から貢ぎ物が届く「三韓のさんかんのぎ」っていう超重要な国家行事イベントの日だ。


中大兄なかのおおえのプリンスは、なぜかスピアを手に持って物陰に隠れている。

鎌足かまたりは、さっきから時計(日時計)をチラチラ見て、カウントダウンを始めた。


「いいか海斗。入鹿いるかが会場に入り、石川麻呂いしかわまろ上表文カンペを読み始めた時が、作戦開始キックオフだ」

「……あの、子麻呂こまろさんの様子が変なんですけど」


横を見ると、最強アタッカーのはずの佐伯子麻呂が、顔面蒼白でガクガク震えている。現代で言えば、「プレゼン直前に緊張しすぎてトイレにこもる新人」みたいな状態だ。


「……う、うぷっ。緊張で……吐きそう……」

「えぇ!? ここでリバース(嘔吐)は勘弁してくださいよ! 物理担当(前衛)でしょ!」

その時、会場がザワついた。


飛鳥のチート独裁者、蘇我入鹿そがのいるかが、剣を帯びたまま悠然と現れたんだ。

相変わらずの威圧感。周囲の空気が一瞬で凍り付く。


「……おい、石川麻呂。早く読み始めろ。俺の時間は高い(タイム・イズ・マネー)んだぞ」

入鹿に急かされ、震える手で巻物を広げる石川麻呂。

さあ、歴史の教科書が太字で書く、あの瞬間がやってくる。


俺はもらった組紐をギュッと握りしめた。

「ま、なんとかなる……いや、これ絶対なんとかならなきゃダメなやつだ!」

「……やるぞ、子麻呂! 突撃エンゲージだ!」


中大兄皇子の合図とともに、平和だった飛鳥の宮殿が、一瞬で修羅場バトルフィールドへと変貌した。


【今回の学習ポイント:乙巳いっしへん(当日)】


飛鳥板蓋宮あすかいたぶきのみや: 皇極天皇の皇居。現在の奈良県明日香村にある。


三韓さんかん: 高句麗・百済・新羅からの貢ぎ物を届ける儀式。この厳かな儀式の最中、誰もが油断している瞬間を狙った。


倉山田石川麻呂の震え: 上表文を読み上げる石川麻呂も、実はあまりの恐怖に全身が震え、声が裏返っていた。それを見た入鹿が「おい、なんでそんなに震えてる?」と怪しんだ絶体絶命の瞬間があった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ