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みいちゃんが教えてくれた…  作者: めぐみ千尋
5章 一緒に泣いた夜

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みいちゃん…

2階に続く鉄の階段を上ると、端の部屋の前に猫が見えた。


「みいちゃん?」


近づこうとすると、空が光り轟音が轟いた。


美紀は思わず怯んだが、みいちゃんはびくともしないようだ。


美紀は、以前暮らしたアパートのドアの前にいるみいちゃんにたどり着くと、みいちゃんは美紀を見上げてニャーと言った。


美紀はみいちゃんを抱き上げた。


「みいちゃん、もうここに帰ってきても渉はいないの。渉はいないの…」


近くに雷が落ちた。


あの日と同じだ。


美紀は、涙が止まらなくなった。


あのひどい雨の日、渉をずっと待っていて、とても怖かった。


帰ってきた渉はぎゅっと抱きしめてくれた。あの時の体温を思い出すようだ。


でも、あの日はもう還らない。


「みいちゃん、渉はもういないの。渉はもういない。」


涙で濡れた美紀の顔をみいちゃんは不思議そうに見る。


いなくなってから心配で、ずっと探していたみいちゃんの顔を見たら、さらに泣けてきた。


「みいちゃんまでいなくならないで」


みいちゃんは、不思議そうな顔をして

「ニャー」と美紀の顔を見た。


あまりにも美紀が遅いからか、千佳さんがやってきた。


「みいちゃん、いたね」


千佳さんは喜んで美紀に抱きついてきた。


「ありがとう…」


千佳さんありがとう…。みいちゃんもみつかったし…もう大丈夫…。

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