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みいちゃんが教えてくれた…  作者: めぐみ千尋
5章 一緒に泣いた夜

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私も頑張る…

妻は看病の甲斐なく亡くなってしまったが、悲しむ間もなく、2人の幼い子供を育てなくてはならなかったそうだ。


「全く泣いてる暇なんかなかったね」


(社長は私なんかよりかなり悲しかったはず。私は渡との別れを自分で選んだけど、社長は違う。それに私は…)


「子供がいて大変だったけど、子供がいなかったら壊れてしまってやっていけなかったかもしれないな。子供に救われたと思うよ。でも、いくら頑張っても2人の幼児を抱えて出来立ての会社を軌道に乗せるのは並大抵のことではなかったよ。」


社長が奮闘している姿が目に浮かぶようだ。


一人でもてんてこまいだもんね・・・。


「それでも亡くなった妻の両親や自分の親、それに周りの人が助けてくれて、どうにかちゃんと子供が育ち、会社も軌道に乗ったんだ。だから、1人親で大変な思いをしてる人を見ると、少しでも力になりたいと思うんだ。」


社長の話を聞いて、自分で選んだ別れでくよくよしていてはいけない、ここから元気に進もうと思った。


美紀は、情けない自分に別れを告げようと思った。


休みの日に美紀が夏実を抱いて家の外へ出ると、みいちゃんが白い猫と日向に寝そべっていた。


みいちゃんもここでの生活に慣れつつあるんだと嬉しくなった。


夏実が1歳になり、誕生日を祝った。


夏実の生まれた時に喜んだ渉の顔が浮かんで少し切ない気持ちになった。


最近ではあまり思い出さないようにして封印している思い出を、何かの記念日になるとつい思い出してしまう。


夏実はよく笑い、一人でもよく話すようになった。


にこっとしたときの顔が怖いくらい渉に似ている。

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