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みいちゃんが教えてくれた…  作者: めぐみ千尋
5章 一緒に泣いた夜

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みいちゃんはそばにいる…

寝返りを打った美紀は広くないベッドで、手がみいちゃんに当たって目が覚めた。


みいちゃんの向こう側に渉は…いない。


あんなにまで好きだったのにあっさりと捨てられた格好になってしまった。


どこが悪かったんだろう?最後に別れに反対する渉にすがりついて別れを選ばなければ、今でも横にいたのだろうか…?


今でも夜中に目が覚めるとそんな事を思う。


2度も裏切られてしまった。


それでも嫌いになれなかった。


でも、もう一度裏切られたら?それでも許すかもしれない。


でも、そんなことを繰り返していたら、いつか大嫌いになる日がする。


嫌いになるだろうし、そうなった自分を想像できてしまった。


そんなことを夜中に考えていると、みいちゃんが手に頭を乗せてきた。まるでいつもタイミングをみているようだ。



まだ未練を残しての別れは本当に辛かった。


渉と過ごしたいろいろな場面を思い出しては、涙が止まらなくなり、泣いてばかりいたら、目の下がヒリヒリするばかりではなく、ある日、目覚めたら、世界が逆さまに見えた。


錯覚だと思って目を閉じてまた開けたが、世界は逆さまのままだった。


息をするのも苦しいし、本当に地獄だ。


(もし夏海がいなかったら…)


と夏海を見て、「海好きの二人の間に夏に生まれた子供だから海と夏のつく名前にしよう」と渉と言ったことを思い出して、さらに悲しくなり、夏海の名前を字を夏実に変えた。


こちらがどんなに辛くても生後数ヶ月の赤ちゃんは泣くので、美紀も時々一緒に泣きながら一生懸命子育てをした。


2ヶ月たっても傷は全く癒えなく、時々涙が止まらなくなって泣いていたが、大きな声で泣く夏実の声にハッと現実に気づかされることも多かった。


そんな時も、みいちゃんは夏実と美紀の側にいつもいてくれる。

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