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みいちゃんが教えてくれた…  作者: めぐみ千尋
第4章 老夫婦と猫

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まさかの…

そう思いながら愛子はそのまま家の裏口から家を出た。


「ありがとさんね。ここの柿は甘いからね」


「今年はきっと当たり年」


「みんなそう言っとるね。」


達の足元に何かやってきた。


達が確認するより早く、源蔵じいさんが


「猫か」


達が見ると、猫がつかつか歩いてきて達の前で止まって、ニャーニャー言っている。


「なんだ、猫飼ったか。」


「猫なんて飼っちゃいませんよ。」


「でも、慣れとる猫だ」


猫はじーっと達を見て、何か2.3言言ったが、達が意味がわからないという顔をしていると猫は達に飛びついた。


突然飛びつかれて達はバランスを崩しよろめいた。


達はよろけて驚いた顔をしたが、体勢を立て直すと怒った顔で猫を見た。


猫は、ぴょんぴょんと軽快に逃げる。達は猫を追い立てようとするように逃げた。


猫は、表庭の方へ行きかけたが、達は後を追うのをやめようとした。すると猫は戻ってきて達に飛びかかろうと構える。


達は、ものすごく頭にきた様子で猫の後を追おうとする。


猫は表庭へ逃げる。表庭へきた瞬間達は、庭が燃えているのが目に入った。


「火事だ。」


達を追いかけてきた源蔵も庭が燃えているのを目撃して「あわわあわあ」慌てている。


火は、盆栽の乗っている棚まで迫る勢いだ。


「水」


達は、すぐそばの水道へ行き、繋いであるホースから勢いよく放水しはじめた。

そこに愛子がやってきた。


「火事?」


愛子は火を見てものすごくびっくりして、膝がガクガクした。


何かしなくてはいけないと強く思いつつ、何もできない無力感に襲われたのと、目の前の炎のショックでその場に座り込んでしまった。


地面にペタリとしてしまった愛子に、猫が寄り添った。

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